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大町5に懐かしい情景 雁木下で大根干し

大根干し1.jpg写真=雁木の軒先に大根をつるす高野理事長(左)ら

町家の景観保全などに取り組むNPO法人「街なみFOCUS(フォーカス)」(高野恒男理事長)は3日、上越市大町5の旭会館で切り干し大根作りを行い、雁木の下につり下げた。雁木に木格子、石畳という高田を代表する情景に真っ白な大根が映え、通りかかる人の目を引いていた。

雁木下での大根干しは昭和50年代まで良く見られた光景。家庭で越冬用たくあんを漬けなくなったことなどから、同法人は食文化の継承と景観保全のため、2012年から大根干しに取り組んでいる。丸大根ではなく、切り干し大根にしているのは、料理の幅が広がるためだという。

この日は市民など10人が参加。桑取産の大根50本を太さ1㌢角、長さ15㌢ほどに切り、細縄で数本ずつしばる作業を行った。長さ50㌢ほどに組み上がった大根は、さっそく雁木の軒先につるされた。

作業に参加した同市下門前の平岡雅世さん(43)は「大根がみずみずしく、このまま食べてもおいしそう。このサイズの大きな切り干し大根は初めて。ハリハリ漬けを作ってみたい」と話す。

高野理事長は「県外からも多くの写真家が訪れる。写真展にも出品されており、高田の雁木の町並みをピーアールしていただければと思う。西日が当たって格子に影ができる午後3時頃の撮影がお薦め」と話していた。

大根は約1か月干した後、参加者や近隣住民に配るという。