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国際理解教育プレゼンで最高賞 上越高校1年生4人とジョナサン君 留学生とのコミュニケーション術を披露

20171219上越高校最優秀賞.jpg写真=最優秀賞を受賞したメンバーたち(左から小山君、ジョナサン君、宮澤君、樋口君、滝坂君)

上越市寺町3の上越高校グローバル特進コースに通う1年生4人と、カナダ出身の留学生の計5人が16日に新潟市で行われた本年度の「国際理解教育プレゼンテーションコンテスト」(県国際交流協会など主催)で最高賞となる最優秀賞を受賞した。「Welcomes」のチーム名で出場し、留学生、ジョナサン・ミュラー君(16)が早くクラスになじめるように実践してきたコミュニケーション術をプロジェクターで紹介したほか、寸劇を交えプレゼンした。

同コンテストはグローバルな人材育成、国際意識やコミュニケーション能力を身に付ける若者の育成などを目的に、県内の中高生を対象に実施している。高校生部門には同チームを含め、県内の高校から15チームがエントリーした。

同校は国際理解教育の推進に取り組んでおり、コミュニケーションを重視した英語授業、留学生と交流授業などのほか、「国際理解の日」を設定し、調査したことを全校に発表する機会を設けるなど、学校を挙げて多岐にわたった活動に取り組む。コンテストへの応募はそれらの一環。

最優秀賞を受賞したのは小山和輝君(16)、樋口雄河君(15)、宮澤崇紘君(16)、滝坂キース君(16)と留学生のジョナサン君の5人。コンテスト出場は担任の馬場朱里教諭が提案。生徒たちはジョナサン君と実践したコミュニケーションについて、多くの人たちに知ってもらおうとコンテスト出場を決めたという。

ジョナサン君は今年8月、同校に留学生として入学。日本語が全く話せず、英語の話せない同校生徒たちとのコミュニケーションに相当苦労したという。ただ、メンバーの一人は唯一英語が堪能なため、ジョナサン君と生徒たちの通訳を担当した。クラスになじめるよう、料理をしてジョナサン君が好きなメニュー作りに挑戦したほか、カードゲームなどを通して交流を深めてきた。生徒たちの取り組みで、ジョナサン君は日に日に笑顔が増していった。

コンテストでのプレゼンは8分間以内。本番に向けて何度も全員で集まり、事前練習を積んできた。発表では、コミュニケーションを深めるために実践した取り組み、試行錯誤した部分などをプロジェクターや寸劇で紹介。本番では会場からは笑いも起き、反応も上々だったという。

最優秀賞受賞を聞き、メンバーの一人は「他のチーム(のプレゼン)よりも会場が盛り上がった。自信はあった」と笑顔。ほか、「素直にうれしい」「留学生との関わり方をうまく伝えることができた」「今後、外国人との関わりで実践したことを発揮したい」などと喜びを語った一方、「英語理解のための知識をもっと身につけるべき」と厳しく自己分析するメンバーもいた。ジョナサン君は「プレゼンはいい結果に終わって良かった。(取り組みが)とても楽しかった」と振り返った。

馬場教諭は「友達の多い小山君、何でも真面目に一生懸命取り組む樋口君、プレゼン能力に長けている宮澤くん、英語が堪能な滝坂君とみんな個性豊かで、楽しみながら取り組んできた。何度も練習を重ねてきたが、本番が一番上出来だった」と生徒たちを労った。

なお、最優秀賞の副賞として海外スタディツアーが贈られ、生徒たちは来春、4泊5日で台湾へ派遣されることになっている。