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地域の競技力向上へ 春日サッカーコミュニティと上越高 相互協力のため提携結ぶ

20171107上越高校.jpg写真=提携を結んだ上越高校と春日サッカーコミュニティ。左から若山校長、藤川監督、米田代表、春日の大野実智男副理事長

上越市春日山地区で小中学生のサッカークラブを運営するNPO法人春日サッカーコミュニティ(米田知弘代表)と、サッカー部の強化を進める私立上越高校(若山宏校長)は6日、上越地域での競技力向上などを目的に、相互協力の協定を結んだ。今後は人材を派遣し合ったり、練習場所を提供するなどして、小学生から高校生までの選手の連携強化を図る。

上越地域のサッカーを取り巻く現状は、地元で育った優秀な選手が中学卒業後に下越などの強豪校に進学することで人材が流出しているほか、芝生の練習場が少ない、指導者が不足しているなどの課題があり、同法人は以前から解決策を模索していた。

一方で、上越高校は2年前に人工芝のグラウンドと屋内練習場を整備。サッカー部の監督には元Jリーガーの藤川祐司さん(30)を招き、、チーム強化に努めている。今秋の全国高校選手権県大会では強豪校から勝利を挙げ、ベスト32に進出した。

同NPOは「上越高校は熱心にサッカーに取り組んでいる」として、今春から相互協力のための提携を打診。同校の練習場を共有したり、中学生が高校の練習に参加できるようにすることなどを申し入れ、快諾された。上越高校としては、優秀な選手を発掘し、同校への進学という選択肢を早めに提示することで、人材の流出を抑えてチーム強化につなげることができる。練習試合などの際には、互いの選手をスタッフとして派遣し合うことも提携の内容に盛り込まれている。

この日は米田代表と若山校長が同校で協定書を交わした。

米田代表は「下の世代から高校までの一体感が生まれるはず。地域のスポーツ振興を担いたい」。藤川監督は「指導方法やチームビルディングを共有し、同じ方向性で行けば大きなことができるはず。県内サッカーの中心は新潟市にあるが、上越に引っ張ってきたい」と話していた。