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日本酒で新潟をPR JR東日本新潟支社など 君の井酒造で仕込みに挑戦

20171101新潟しゅぽっぽ.jpg写真=材料をかき混ぜる「かい入れ」に挑戦した

JR東日本新潟支社などは、地元の市民団体や酒販店などと協力してオリジナルの日本酒を製造し、新潟の魅力を発信する事業に取り組んでいる。1日には、妙高市下町の君の井酒造で酒の仕込み作業を実施。プロジェクトのメンバー13人が参加し、酒米を蒸したり、材料をかき混ぜる作業に挑戦した。

新潟市は2014年、「大規模農業の改革拠点」として、農業の規制緩和の対象となる「国家戦略特区」に指定された。これを受けJR東日本は昨年、地元の農家と共に特別農業法人「JR新潟ファーム」(片野秀雄社長)を設立。オリジナルの純米吟醸酒「新潟しゅぽっぽ」を製造して新潟をピーアールしようと、日本酒の愛好団体や酒販店などと「地域連携プロジェクト」を立ち上げた。昨年は新潟市の2つの酒蔵から協力を得て日本酒を完成させた。

今年は、上越から下越までの4つの酒蔵で日本酒を製造することになった。上越地区では、創業175年の君の井酒造が選ばれた。

この日の作業には、プロジェクトのメンバー13人が参加。同ファームが5月から育ててきた酒米「五百万石」を機械で蒸し、こうじや酒母などと共に発酵用のタンクに入れて、棒を使ってかき混ぜる「かい入れ」を行った。メンバーらは「重くてかき混ぜづらい」などと話しながら、1人ずつ交代で作業に挑戦していた。

今後は11月下旬まで発酵させ、12月16日に今年の純米吟醸酒「新潟しゅぽっぽ」として発売する予定。県内4つの酒蔵で同じ酒米を使用しているが、君の井酒造は「妙高山の雪解け水などを含んだ井戸水を使用しているので、(君の井酒造で作ったものは)甘みが出るはず。それぞれの酒蔵の特徴が出るのではないか」と話す。アルコール度数は15・5〜16・5%を予定している。上越地区では、高田駅や上越妙高駅の「ニューデイズ」で販売される予定。価格は未定。

JR東日本新潟支社の中野博事業部長は「日本酒を作る工程の奥深さを感じることができた。(日本酒を通じて)首都圏で新潟の魅力を発信していきたい」と話していた。