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居心地良い心象世界 小日向さんと井上さん 今日から大島画廊で2人展

二人展.JPG写真=共同作品を前に、井上さん(左)と小日向さん

心象風景を作品で表現している上越市西城町2の造形作家小日向洋子さんと、同市本町2の現代美術家井上智子さんの2人展が、今日6日から同市本町3の大島画廊で始まる。表現方法は陶芸と現代絵画で異なるが、波長が合う居心地の良い空間が広がっている。会期は9日まで。時間は午前10時~午後6時(最終日は午後4時)。

小日向さんは、1988年に開窯した陶房「萌」で、抽象的な造形作品を制作。曲線を生かしたシンプルな作品、約60点を出品している。風などをテーマに「心の中のものを土を手段にして表現している」と話す。

長野県小諸市生まれの井上さんは、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」に感化され、子供の頃の心象をテーマに、約30点を制作した。土蔵の隙間から漏れる光、屋根に上がって見た星の記憶などを、アクリル絵の具や、柿渋を使って表現した。

2人は10年前に知り合い、作品表現に波長が合ったことから、「我慢ができなくなって、一緒にやることにした」(小日向さん)と話す。「作品が反発し合わないし、一緒にやって楽しい」(井上さん)と言う。

会場に入ってすぐ右にある「裏と表の協奏曲」は、2人の共同作品。井上さんが土で作った作品を、小日向さんが陶房で焼いた。リング状の作品が100個ほど壁に取り付けられ、来場者の想像力を刺激している。