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2017年10月アーカイブ

郷土愛の熱い思い伝える 付属中3年の大野尚子さん 英語弁論で全国大会へ

20171028大野さん英語弁論大会で優秀賞.jpg写真=優秀賞を受賞し、全国大会に出場する大野さん

上越市本町4のステップワールド英語スクール春陽館高田教室(熊田僚己代表)に通う、上越教育大学付属中3年の大野尚子さん(15)が、11月22~24日に東京都で開かれる「高円宮杯全日本中学生英語弁論大会」に県代表として出場する。

新潟市で9月29日に開かれた新潟地区予選には県内の38人が出場。全国大会に出場できるのは上位3人で、大野さんは惜しくも最優秀賞には届かなかったが、優秀賞の一人に選ばれた。

大会は、5分の制限時間内に自由なテーマで英語のスピーチを行うもの。大野さんは「雁木がつくる繋がり」をテーマに、幼い頃に体験した雪を通しての人との繋がり、町家や雁木の歴史と伝統を守りたいという思いを、ジェスチャーや豊かな表情でスピーチした。

小学2年から同教室に通っている大野さん。中学1年の春休みには、アメリカのラスベガスで1週間ほどのホームステイを経験した。現地では教科書には載っていない話し方などを学び、より興味が深まった。

練習は今年の7月から取り組んできた。同教室の講師を務める柴山由貴子さんと共に、発音やジェスチャーなどの表現に注意し、スピーチの技術を高めてきた。自宅でも鏡の前での発声や、動画撮影などで表情を確認するなど、毎日30分以上の練習で大会に備えたという。

大野さんは「ファイナリストを目標に、雁木を残してほしいという思いが伝わるようにスピーチしたい」と意気込んでいる。練習を見守ってきた柴山さんは「郷土愛の熱い思いを楽しんでスピーチしてほしい」と話していた。

落慶法要で完成を祝う 三和区の延寿寺 全焼の本堂を再建

落慶法要.JPG写真=完成した本堂で行われた落慶法要

3年前の火災で全焼した上越市三和区島倉の真宗大谷派、延寿寺(鷲嶺紀文住職)の本堂が再建され29日、落慶法要と記念式典が執り行われた。関係者130人が参列した。

完成した本堂は渡り廊下を含め、約188平方㍍。伝統工法による純和風木造建築で、地元の杉材をふんだんに使っている。総工費は仏具などを含め、約1億4000万円。本尊も焼失したため、廃寺となった同市浦川原区の寺の本尊を譲り受けた。

2015年3月に本堂再建委員会を設置し、倉石辰一委員長を中心に、基本計画の策定や業者の選定を進めた。本契約の後、同年8月に起工式を行い、16年6月に上棟式、同12月までに建築工事を完了した。

落慶法要を前に本堂内で稚児行列が行われ、きらびやかな衣装をまとった稚児21人がねり歩き、本尊に小さな手を合わせた。厳かな落慶法要に続き、高岡教区大福寺の太田浩史住職が記念法話をした。

鷲嶺住職(77)は「再建できるか思案したことがあったが、門徒や地域の方の後押しでここまできた。ただ、感謝しかない」と話していた。

折り紙20万枚のモザイク画 上越市立城北中 ビッグアートで合唱祭盛り上げ

20171028ビッグアート.jpg写真=全校生徒が協力して、1.5㌢四方の折り紙20万枚を貼り付けて制作した、縦5㍍、横8㍍のビッグアート

上越市立城北中学校(小林晃彦校長・433人)で28日、合唱祭に合わせて制作したビッグアートがお披露目された。全校生徒や制作に協力した保護者らの前に、小さく切った折り紙約20万枚を使った縦5㍍、横8㍍の作品が姿を現すと、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

ビッグアート制作は、全校生徒が心を一つに協力し、最高の合唱にしようと5年前から行っている。今年は白井由美子教諭が原画を担当し、校内のイベントや活躍した部活動などを描いた。

作品は約1か月前から26人のビッグアート実行委員が中心となり準備を進め、保護者や卒業生、地域住民らも協力した。一人1枚ずつ配られたB4サイズの紙に、1・5㌢四方の折り紙を原画を参考にしながら貼り付けていった。その後全ての紙をつなぎ合わせて作品を完成させた。

この日の合唱祭には保護者や地域住民らを含めて約200人が訪れた。開会式でビッグアートがお披露目されると、驚きの声とともに大きな拍手が沸き起こった。生徒は思いの詰まった作品を背に奇麗な歌声を披露した。

ビッグアート実行委員の末武涼香さん(3年)は「折り紙を約20万枚切り出す作業が一番大変だった。生徒全員ですてきな作品ができて良かったし、皆さんから拍手をもらえて嬉しかった」と話していた。

元気いっぱいに成長して 国際ソロプチミスト上越 ネパールの学校に教育用品贈る

20171026ソロプチミスト奉仕活動.jpg写真=勝島さんと羽尾さんが現金10万円を藤野さんに手渡した

女性と女児の生活向上を目指して奉仕活動を行っている国際ソロプチミスト上越(勝島朝子会長)は、ネパールの小学校に教育用品1年分、子供たちに手編みのマフラー110本を寄贈する。ネパール山岳地域での学校建設などに長年取り組んでいる上越市南本町2の写真家、藤野正二(78)さんが11月に現地に出向き、子供たちにマフラーなどを手渡す。

国際ソロプチミスト上越はこれまでもネパールの子供たちに物資などを送る活動を続けており、この活動には藤野さんが深く関わってきた。

藤野さんはヒマラヤ撮影をきっかけにネパールを訪問。40年以上に渡り、私財を投じての学校建設、若年結婚による母子の高い死亡率を減らすための教育にも力を入れてきた。以前は、藤野さんの活動が社会貢献で顕著な功績のあった人に贈られるソロプチミスト日本財団の賞を受賞。ソロプチミスト上越の会員たちは藤野さんとの交流を続け、毎回藤野さんを通してネパールの子供たちに物資などを送ってきた。

今回の寄贈は「ソロプチミスト上越認証20周年事業」の一環。勝島会長と同事業実行委員長の羽尾賀津子さんがこのほど藤野さん宅を訪れ、教育用品に充ててほしいと現金10万円、会員手編みのマフラーを藤野さんに託した。

勝島さんは「子供たちには元気いっぱい成長してほしい。ネパールへの支援活動は継続していきます」と話した。

障害者とアートでコラボ 高田文化協会「ぬくもり展」 思いに応えた134作品並ぶ

ぬくもり展.jpg写真=個性的なコラボ作品を鑑賞する来場者

障害のある人が描いた作品に地元の文化人や市民が絵やメッセージを添えて展示する「手と手あわせて ぬくもり展」(高田文化協会主催)が26日、上越市本町3の旧第四銀行高田支店で始まった。30日まで。

障害者が色紙に色鉛筆やクレヨン、水彩画、貼り絵などで自由に表現した作品に、同協会の会員や市民が水彩画やイラスト、水墨画、詩、文、版画、曲、写真などで呼応し、一つのコラボ作品に仕上げている。同協会が共感と感動を分かちあえる機会をつくり障害者への理解を深めてもらおうと開いており、今回で7回目となる。

社会福祉法人上越福祉会が運営するかなやの里療護園、ほほえみ、更生園、にしき園など10施設が協力。入所者や利用者などの作品134点が会場に設置された展示ボードの上段に飾られ、下段には会員らの色紙が展示されている。絵の他にも、陶芸や造形作品もある。

会場に近い本町3の和雑貨おおすぎやの店主、宮越紀袮子さんは今年初めて作品を出品。プロ野球チームのロゴが入ったカラフルなTシャツや四角形が描かれた2作品に対し、古布や端切れを似た形に切り色紙に貼り付けた。宮越さんは「作者が男性なのであまりかわいい感じになってはいけないなど、いろいろなことを考えたり、想像したりしながら作りました。とても楽しかった」と話していた。

高田文化協会の河村一美副会長は「今年はカラフルな作品が多い。障害者の方は作品の発表の場が少ないので、ぜひ多くの人に見に来てほしい」と話していた。

初日のオープニングには、作品を出品したかなやの里ほほえみやにしき園などの利用者12人が訪れ、テープカットを順番に体験したり、作品を鑑賞したりしていた。

開催時間は午前10時から午後5時(最終日は午後3時まで)。入場無料。

開催時間は午前10時から午後5時(最終日は午後3時まで)。入場無料。

懐かしく優しい味に舌鼓 特養ホーム三和愛宕の園 吉野家が高齢者向け牛丼提供

20171025三和愛宕の園吉野家コラボ.jpg写真=利用者らは吉野家カラーに染まった会場で牛丼を味わった

 上越市三和区井ノ口の特別養護老人ホーム三和愛宕の園(丸山裕考施設長)で25日、全国に店舗を展開する吉野家とコラボレーションした「牛丼の日イベント」が開かれた。利用者らは久しぶりに食べる懐かしい味に舌鼓を打った。

 同園では、利用者に今までと同じような暮らしを楽しんでもらおうと、施設内で喫茶店や居酒屋、そば打ち体験などのイベントを行っている。今回は、介護施設などで高齢者向けの牛丼を提供している吉野家とのコラボ企画で、長く煮込んで牛肉を柔らかくした「やわらかタイプ」と、具材を細かくカットしてとろみを付けた「きざみタイプ」の2種類を用意した。

 この日は、吉野家のポップや旗で装飾された施設内に吉野家の簡易ブースが設置され、吉野家新業態営業本部ケア事業の音喜多弘樹営業課長らが、利用者やスタッフなど合わせて約170人に牛丼を振る舞った。会場からは「優しい味でおいしい」「昔は毎日のように食べてたが、久しぶり食べた」などの声が上がり、会話に花が咲いていた。

 丸山施設長は「利用者の思いに寄り添い楽しめるイベントを行っている。喜ぶ顔が見れて良かった」と話していた。

吉野家の牛丼を初めて食べたという渡辺タケ子さん(86)は「柔らかくておいしかった。気分転換にもなるし、感謝感激です」と喜んでいた。

本当は謙信びいき 本郷和人教授が講演 謙信の「義」を解説

本郷和人.JPG写真=謙信の「義」について話す本郷教授

最新の歴史学の研究成果に基づき、これまでの定説を覆す解釈や解説が人気を呼んでいる東京大史料編纂所の本郷和人教授を招いた講演会がこのほど、上越市本城町の高田公園オーレンプラザで開かれた。同施設の開館記念事業の一環。約460人の市民らが「上杉謙信公の義とはなにか」と題した講演に聞き入った。

話題となった近著「真説 戦国武将の素顔」(宝島社新書)では、織田信長、武田信玄、伊達政宗などの実像に鋭く迫り、上杉謙信については、後継者を決めずに死去したため景勝と景虎との間で後継者争い(御館の乱)が起きたことから「無責任というか、ただの愚か者」「戦略が下手」などと切り捨てている。

本郷教授は、「あれは(出版社に)"悪く書け"と言われた。信長も信玄も悪く書いた。みんな悪い所に光を当てた」と述べ、笑いを誘った。

その上で、石坂浩二が謙信役を務めたNHK大河ドラマ「天と地と」を見てファンになり、「子供の頃から上杉謙信びいきだった」と"悪意"を否定した。謙信公については、史料などを科学的に分析すると「基本的に優秀な戦国大名だった」と実力を認め、その行動原理である「義」について後半へつないだ。

古文書を解説しながら、「"力の強いやつが勝つ"という下克上の時代、謙信は秩序を守ろうとした」と分析し、「謙信は自分の利益を考えるのではなく、京都を治める将軍と、鎌倉を治める鎌倉公方が手を携えて日本の平和を守る形を選んだ」と述べた。

最後に会場からの質問に関連し、「上司にするなら謙信。信長は絶対いや」と述べ、会場を笑いで包んだ。

市民との対話を強化 3選の村山市長 選管から当選証書

村山2.jpg写真=当選から一夜開け災害対応の合間に報道陣の取材に応じた村山市長

22日に投開票された任期満了に伴う上越市長選で元市議の中川幹太氏(42)を破り3選を果たした村山秀幸市長(69)に同市選挙管理委員会の渡邉隆雄委員長が23日、当選証書を付与した。

村山市長は、当選の余韻が冷めないまま早朝から台風による災害対応に追われ、当選証書は選対幹部が代理で受け取った。

同日午後、報道陣の取材に応じた村山市長は、僅差での当選について「8年間やってきた行財政改革は、市民に直接かかわるというより行政内部のことでよく見えず、また説明もしてこなかった。説明責任と情報をきちんと提供していきたい」と述べ、3期目には市長が市民と直接対話する機会を増やす考えを示した。

また「市民が相手候補に求めたものが何なのか考え、地域を回って直接話を聞きながら自分自身の政策とすりあわせて行けば、市民への行政サービスの質は上がる」と話した。

村山市長の3期目の任期は11月9日から2021年11月8日までの4年間。

8年ぶりの市長選は、村山氏の5万2609票に対し、中川氏が5万1147票と迫り、その差1462票と僅差だった。

降雪に備えて冬囲い 上越市の高田公園 約1か月半の作業開始

20171020冬囲い.jpg写真=初日は忠霊塔広場付近で作業を実施

本格的な降雪期を前に、上越市の高田公園で20日、樹木の冬囲い作業が始まった。市職員らは12月上旬までに、サツキやツツジなどの低木5000本と、サクラやツバキなどの中木約600本の冬囲いを行う予定。初日となったこの日は高田公園の忠霊塔広場付近で作業に当たった。

公園内の樹木の枝などが雪の重みで折れないよう、毎年この時期から開始する恒例の作業。

この日は、市職員と市シルバー人材センターの計9人が、忠霊塔広場付近のサツキの木から冬囲いを開始した。職員らは樹木の回りに3本前後の竹を差し込み、慣れた手付きで次々と縄を巻いていった。

高田公園管理事務所の石田三郎さん(64)は「ここ数日の間に一気に冷え込むようになって、冬が近付いていると感じる。降雪量は毎年予測がつかないので、大雪が降っても木々の枝が折れないよう、しっかりと冬囲いを行っていく」と話していた。

11月10日からは、公園内のブロンズ像の冬囲いも開始する予定。

美しさや味わいを感じて 「芳墨会」作品展 ミュゼ雪小町で22日まで

【今日くみ】20171019芳墨会作品展.jpg写真=バラエティーに富んだ74点が並ぶ作品展

上越市寺町2の水墨画家、笹川春艸さんが主宰する「芳墨会」の「第22回芳墨会墨画作品展」が同市本町5のあすとぴあ高田5階「ミュゼ雪小町」で開かれている。22日まで。

笹川さんが主宰する5教室の合同展で、日頃の練習の成果を互いに披露し、多くの人に見てもらうことで次の作品の糧とすることを目的に毎年開いている。

今回は、笹川さんを含めた28人による額装や軸装の作品74点が展示されている。作品に規定はなくモチーフも自由で、ツバキやショウブ、ヒマワリといった植物や、屋久島、萬代橋、妙高山などの風景のほかに、タケノコやススキと月見を描いた季節を感じる作品などが並ぶ。

笹川さんによると、上越市は湿度が高く、四季がはっきりしている土地で、水墨画を描くには適しているという。「墨の持っている美しさや、和紙でなければ出せないにじみやかすみなどの味わいを楽しめると思う。画家の思いと楽しさを作品から感じ取ってもらえれば」と話している。

時間は午前10時から午後17時まで。

世界で一つの作品完成 オーレンプラザこどもセンター 開館記念で巨大アート

20171016こどもセンター巨大アート3.jpg写真=こどもセンター入口に展示されている巨大アート

上越市本城町の高田公園オーレンプラザのこどもセンターの開館を記念して、「桜」と「ハス」をモチーフにした布と紙を使った巨大アートがこのほど登場した。同センターで15日に行われたワークショップには多くの家族連れが参加し、サインペンで絵やメッセージなどを書き込んだ。

地域の子育て支援活動を行うNPO法人マミーズ・ネット(中條美奈子理事長)が、開館イベントの一つとして市民参加型で記念に残るものを作ろうと企画した。8月中には、市内25か所の子育てひろばや市民プラザこどもセンターで、布に手形や足形を押して桜やハスの形に切り抜いた事前パーツを制作した。

同日は、上越教育大学大学院の阿部靖子教授をはじめ、同大学や県立看護大学の学生ら7人、同センターを利用する親子連れなど約200人が参加。事前パーツを貼り付けた縦200㌢、横180㌢の紙4枚に、アンパンマンなどの好きなキャラクターや「いっぱい遊ぶね」などといった、思い思いの絵やメッセージを書き込んでいった。

中條理事長は「何か記念に残るものを作ることで思い出になると思う。世界で一つの作品なので、たくさんの人に見てもらいたい」と話していた。

家族らと参加した同市中央5の兼玉結愛さん(8)は「自分の手形を書き込んだ。みんなとできて楽しかった」と喜び、母親は「子供たちが喜んでくれて良かった。参加型のイベントは思い出になる」と話していた。

制作した巨大アートは、同センター入口に1か月間ほど展示される予定。

まつり酒の"車懸"奉納 県酒造組合高田支部 「SAKEまつり」の成功祈願

20171014酒まつりお祓い式.jpg写真=お祓い式に出席した参加者たち

上越市高田本町商店街で21、22の両日に行われる酒と食のイベント「越後・謙信SAKEまつり2017」の安全と成功を祈るお祓い式が14日、謙信の居城春日山総鎮守の春日神社(風間常樹彦宮司)で行われた。県酒造組合高田支部(田中弘之支部長)ら関係者が出席。両日に限定販売する今年のまつり酒「車懸」を奉納した。

まつり酒「車懸」は2日間限定販売のため、毎年多くのファンが買い求める人気の酒。同イベントのために県酒造組合高田支部の蔵元が毎年持ち回りで仕込む。「車懸」の名称は上杉謙信が川中島の戦いで用いたとされる戦術の名に由来し、今年は浦川原区の新潟第一酒造(武田良則社長)が担当。アルコール度数13%の無ろ過原酒で、雪室で貯蔵した口当たりまろやかな特別純米酒だ。

お祓い式には関係者が14人出席。玉ぐしを捧げ、イベント成功などを祈願した。新潟第一酒造の武田社長(47)は「お酒を飲みながらイベントを楽しんでほしい。(車懸は)キンキンに冷やすと非常においしい。冷たい中にうまみがある。早目に買い求めてもらえれば」。

「車懸」は会場で試飲もできる。限定800本。720㍉㍑、1本1800円で販売する。

繊細な書に花を添えて 三和区の高沢さんと上野さん 上杉郵便局で二人展

20171010上杉郵便局二人展.jpg写真=「気軽に見に来てほしい」と話す高沢さん(左)と上野さん

上越市三和区浮島の高沢直隆さん(79)と同区島倉の上野千恵さん(68)による書道と花の「二人展」が、同区岡田の上杉郵便局コミュニティーホールで開かれている。20日まで。入場無料。

書道家の中部光風さんが講師を務める三和教室に通う2人による作品展。教室に通い始めて10年目の節目を迎えたことと、書道や花に親しみを持ってもらうことを目的に企画した。これまで市シニア展や地元小学校の文化祭などで展示したことはあったが、二人そろっての展示会は初めてとなる。

会場には、古典を模倣した臨書や創作した入魂作などを、掛け軸や額縁に入れた作品18点が展示されている。また「会場を華やかにしたい」という高沢さんの要望で、上野さんが家の庭先に咲いていた花を会場に飾った。

高沢さんは「書は繊細なものなので、心を無にして集中力を高めて書いた。見てもらい批評していただければ」と話し、上野さんは「書と一緒に季節感のある花も楽しんでもらいたい」と話していた。
 時間は9時から午後4時30分まで。土、日曜休み。

上越市出身の川上鈴子さん 写真を立体的に表現 手工芸作品の"日本一"に

20171011川上鈴子さん.jpg写真=グランプリ受賞作品を紹介する川上さん

「デコラティブアレンジメント」の制作に取り組む上越市出身で東京都在住の作家、川上鈴子さん(67)がこのほど、「第42回日本手工芸美術展覧会」(日本手工芸美術協会主催)で、最高賞となるグランプリを受賞した。川上さんは「まさか私がグランプリを受賞できるとは思わなかった。うれしいし、とても驚いている」と話している。

デコラティブアレンジメントとは、「写真で作るシャドーボックス」とも呼ばれる手芸作品。一つの風景写真を複数枚印刷し、屋根やテーブルなどのパーツを何層にも重ねて配置することで、作品に立体感を与えていく。

川上さんは約10年前から東京都内の教室に通い、欧州など海外の風景写真を用いて制作に取り組んでいる。グランプリを受賞した作品「コートダジュール」は、2年前に同地を訪れた際に撮影したモナコ湾とその周辺の町並みを作品化したもの。湾岸に並ぶクルーザーやビルなどを一つずつ丁寧に重ね合わせ、作品を完成させた。川上さんは「モナコのグレース王妃が眺めていた光景を想像しながら作ってみた」と話す。制作期間は約6か月。

同展覧会は陶器や刺繍、パッチワークや粘土作品など、手工芸作品であればジャンルを問わないため、全国各地から毎年多数の作品が寄せられる。川上さんは昨年、新人の部で第2位に相当する芸術新聞社賞を受賞。自身3度目の応募となった今年は初めて、過去の受賞者などが顔をそろえる「同人の部」に応募し、最高賞となるグランプリを受賞した。主催する同協会によると、応募総数は非公表だが、入賞作品は100点余りとなっている。

川上さんは「今回はグランプリを受賞できたけれど、まだまだ勉強しなければいけないことは多い。今度は海外の作品展にも応募してみたい」と今後の活動に意欲を示した。

岩木1町内会館が完成 演奏家招きコンサート 和太鼓と篠笛を楽しむ

20171006町内会館.jpg写真=新しい町内会館で「朋郎」の演奏を聞く住民ら

上越市岩木1町内会(猪俣光夫会長)は5日、8月末に完成した真新しい町内会館で、竣工記念コンサートを開いた。和太鼓と篠笛を演奏して世界を回る2人組ユニット「朋郎」を招き、演奏を聞くなどして楽しんだ。

同市岩木は昨年4月、世帯数の増加に伴い、岩木1〜3の3町内に分かれた。新たに発足した岩木1町内会は、宝くじの社会貢献広報事業を活用するなどして、岩木1地内に土地を購入し、今年4月から町内会館の建設工事を開始した。木造平屋建ての町内会館は広さ約160平方㍍。出入り口にスロープを配し、室内にも段差を設けないなど、バリアフリーに配慮している。災害時の一時避難所としても利用できる。総事業費は約4200万円。

この日のコンサートは、上越文化会館アウトリーチ(出張公演)事業の一環として実施。同会館で毎年演奏している「朋郎」の内藤哲郎さん(49)と武田朋子さん(40)を招いた。町内会館には、住民ら57人が集まり、和太鼓と篠笛の演奏を楽しんだ。また和太鼓の演奏体験も行われ、その場で立候補した5人が、内藤さんらから和太鼓のリズムを学んだ。

猪俣会長(70)は「待望の町内会館ができた。今日はプロの演奏を聞いて、住民みんなで楽しむことができて良かった」と話していた。

多彩なアートで華やかに 城下町高田花ロード 明日9日まで開催

20171007花ロード.jpg写真=商店街には花をモチーフにしたアート作品が103点並ぶ

上越市の高田本町商店街周辺を花のアート作品で彩る「第19回城下町高田花ロード」(同実行委員会主催)が7日、開幕した。今年は「ふわり ふわりと 花あ〜と」をテーマに、優しくやわらかな色合いの多彩な作品が商店街に飾られている。明日9日まで。

花をモチーフにした作品を個人や団体などから広く募集し、「花いっぱいの城下町」を再現しようと、毎年1回実施しているイベント。今年は103点の力作が商店街の店先などを彩った。

作品はテーマに合わせ、日本の名所である富士山、高田公園の桜と三重櫓などをモチーフにしたモザイクアートや日本画、生花や造花を使った作品などのほか、空き缶やペットボトルを再利用して作った作品などが並ぶ。やわらかな色合いの作品が飾られた商店街は、のんびり、ゆったりした空間になっている。審査の結果、作品のグランプリは笛吹の里ケアホームが受賞した。

毎年、会場を訪れるのが楽しみだという同市仲町2の尾崎キミさん(84)は「花を使った作品は華やかで素晴らしい。とても優しい気持ちになれた」と喜んでいた。

今日8日には、健康を意識した「ウォーキングイベント」が行われる。本町4のイレブンプラザで参加証のタオルと万歩計を受け取り、作品を楽しみながら会場を巡り、その歩数をカウントする。5000歩を超えると、本町5のあすとぴあ高田内で季節のタルトとコーヒーを味わえる「花カフェセット」の利用券がもらえる。受け付けは午前11時〜午後2時まで。参加費は1人500円。

このほかにも、関連イベントを多数開催している。問い合わせは本町4丁目商店街振興組合523・2517。

美品着物が1万円から ギャラリー祥 22日までリサイクルきもの市

ギャラリー祥.jpg写真=色鮮やかな着物が多数並ぶ店内

上越市本町5のギャラリー祥は今日7日から、毎回好評の人気企画「リサイクルきもの市」を開催する。2階のギャラリーを会場に、22日までの期間中は、アンティークから未使用品まで、すぐに着られる着物を手ごろな価格で販売する。

今回のきもの市では、色鮮やかな振袖、訪問着、紬、色無地などを多彩に用意。さまざまな柄のおしゃれ帯、帯締め、帯揚げ、草履、バッグなども多数そろえた。お得な1万円、2万円、3万円コーナーもある。いずれも状態の良い美品ばかりで、サイズさえ合えば、すぐに着られるという。

リサイクル市と同時開催で、花器処分コーナーも設ける。1000円からという破格の値段になっており、10月末まで実施する。

時間は午前10時30分〜午後6時30分(16、23、24、30日は休廊)。店舗はアートホテル上越東側向かい。電話522・8778。

居心地良い心象世界 小日向さんと井上さん 今日から大島画廊で2人展

二人展.JPG写真=共同作品を前に、井上さん(左)と小日向さん

心象風景を作品で表現している上越市西城町2の造形作家小日向洋子さんと、同市本町2の現代美術家井上智子さんの2人展が、今日6日から同市本町3の大島画廊で始まる。表現方法は陶芸と現代絵画で異なるが、波長が合う居心地の良い空間が広がっている。会期は9日まで。時間は午前10時~午後6時(最終日は午後4時)。

小日向さんは、1988年に開窯した陶房「萌」で、抽象的な造形作品を制作。曲線を生かしたシンプルな作品、約60点を出品している。風などをテーマに「心の中のものを土を手段にして表現している」と話す。

長野県小諸市生まれの井上さんは、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」に感化され、子供の頃の心象をテーマに、約30点を制作した。土蔵の隙間から漏れる光、屋根に上がって見た星の記憶などを、アクリル絵の具や、柿渋を使って表現した。

2人は10年前に知り合い、作品表現に波長が合ったことから、「我慢ができなくなって、一緒にやることにした」(小日向さん)と話す。「作品が反発し合わないし、一緒にやって楽しい」(井上さん)と言う。

会場に入ってすぐ右にある「裏と表の協奏曲」は、2人の共同作品。井上さんが土で作った作品を、小日向さんが陶房で焼いた。リング状の作品が100個ほど壁に取り付けられ、来場者の想像力を刺激している。

新鮮でまろやかな味わい 今年の「まつり酒」完成

20171004酒まつりラベル貼り.jpg写真=各酒蔵の担当者が新潟第一酒造に集まり、出来上がったまつり酒の瓶にラベルを貼った

「越後・謙信SAKEまつり」で限定販売する本年度の「まつり酒」が完成し4日、ラベル貼り作業が行われた。まつり酒は上越地域の15の蔵元が共同作業で商品化するもので、今年は「越の白鳥」で知られる同市浦川原区横川の新潟第一酒造(武田良則社長)が担当した。

SAKEまつりは2006年から毎年行われ、今年で12回目。限定販売されるまつり酒は、県酒造組合高田支部の蔵元が毎年持ち回りで製造している。

今年のまつり酒「車懸」は、上越産の酒米「五百万石」と「こしいぶき」を精米歩合60%まで磨き上げた特別純米酒。今年2月から仕込みを行い、3月から約半年間、雪室貯蔵してきた。低温貯蔵することでゆっくりと熟成させ、新鮮でまろやかな味わいに仕上がった。

この日は同支部所属の蔵元から9人が集まり、1000本の四合瓶(720㍉㍑)にラベルを貼った。車懸は上杉謙信が川中島の戦いで用いたとされる戦術の名で、ラベルは謙信の日の丸旗に用いられた紺色がベース。そこに馬上の謙信と春日杯を表した金色のシルエットを装飾した。

1000本のうち、試飲用を除いた800本が21、22日の2日間、本町通りで開かれるSAKEまつりで販売される。アルコール分は13度で、価格は1本1800円。

同酒造醸造責任者の岩崎豊さん(42)は「低アルコールなので、飲みやすい。無濾過原酒の味わいを楽しんでもらえると思う。毎年完売しているのでお早めに」と話している。

花嫁に最高のヘアメイクを 西城町3 京美容室メゾン・ド・マリアージュ スタッフが全国で5人のマイスター認定

20170927ブライズビューティーマイスター.jpg写真=太田さん(左)と高橋さん。認定証とバッジが交付された

上越市西城町3ノーブルスクエア2階にある美容室「京美容室 メゾン・ド・マリアージュ」(関原英里子オーナー)のブライダルスタッフの太田瑞穂さん(34)と高橋 悠さん(29)が、このほど結婚式の新郎新婦のヘアメイクの総合技術を評価するブライズビューティーマイスター検定で、全国に5人しかいない「シルバー」の認定を受けた。認定は、婚礼美容(ヘアメイク)の豊富な知識と高い技術、スキルを持つ証明となる。

同検定は、一般社団法人全国婚礼美容推奨協会が昨年から設けた制度。結婚式場における婚礼美容(ヘアメイク)の質の確保やサービス水準の統一を目的に、結婚式場や婚礼に携わる美容師を評価し認定する。評価基準によって、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3種類があり、現在、太田さんと高橋さんが持つ「シルバー」が、美容師が持つ最高ランクとなっている。

認定審査は、美容師が所属する結婚式場や美容室に審査員が訪問し行われ後日、専門家による写真審査も実施される。審査項目は、結婚式当日を再現したロールプレイ形式のヘアメイク実技試験のほか、着付や接遇、婚礼美容に関する知識を問う筆記試験、美容室の設備や美容師の身だしなみ、道具などをチェックする目視試験の3種類。認定のランクが上位になるほど、筆記や実技の科目が増える。

同美容室では昨年、ブライダルに携わる6人のスタッフ全員がブロンズを獲得。このうちの4人が、8月下旬に合格率約7%といわれるシルバーに挑戦した。シルバーの筆記試験は、皮膚科学とメイク理論、花嫁かつら、接遇、婚礼知識の基本4科目に加え、ファッションと法律の2科目が加わり、実技試験は地毛で日本髪風に仕上げたアップスタイルの新日本髪を結う。実技では、ヘアメイク技術だけでなく、挙式を前に緊張する花嫁を和ませる話し方などの接遇も審査される。

ブライダル店長の太田さんとブライダルスタイリストの高橋さんは、共に婚礼美容師として10年のキャリアがあるが、膨大な知識を覚えなければならない筆記試験対策と洋髪と同じ1時間以内に新日本髪とメイクを完了させるのには苦労したという。2人は「なかなか合格できないと聞いていたので、合格通知を受け取った時は、ものすごくうれしかった」と語る。

認定を受け、太田さんは「結婚式は出席する回数が限られるのでマナーが分からない人も多い。花嫁だけでなく、出席者の衣装なども提案していきたい」、高橋さんは「今回、婚礼美容に関してかなり深く勉強し、何か聞かれても答えられる自信がついたので、今後に生かしていきたい」と話していた。

また、まだ誰も認定を受けていないゴールドの取得も目指していくという。

創立50年 先人の尽力に感謝 高田特別支援学校で記念式典 佐藤ひらりさんの演奏も

20170930高田特別支援学校.jpg写真=ステージでオリジナル曲などを披露した佐藤ひらりさん

上越市寺町1の県立高田特別支援学校(赤松雅史校長、児童生徒147人)は30日、創立50周年記念式典を開いた。在校生や教職員、保護者、来賓ら関係者約600人が出席し、開校を実現させた先人の努力を称えるとともに、50年の歩みを振り返った。また、三条市出身の全盲のシンガーソングライター佐藤ひらりさん(16)のコンサートが開かれた。

同校は、1968年に県立高田養護学校として開校。学校設立には、障害のある孫がいた大潟区出身の故徳山ミサヲさんが、婦人会活動などを通じて1人当たり「米一升」(当時125円相当)の寄付を募り500万円を集めたほか、約4万5000人の署名も集めるなどして尽力した。また、校舎は旧高田市から閉校した金谷中学校を無償で譲り受けた。以来50年、上越地域の知的障害児教育の中核として教育活動を行ってきた。

記念式典で、本海英幸創立50周年記念事業実行委員長は「この先の50年も、この学校を必要とする子供と保護者がいる限り歩みを進めていく。子供たちの笑顔が絶えない学び舎であることを願う」と挨拶。

また赤松雅史校長は、紙に書いた1から50までの数字を児童生徒に見せながら「1の次は2で、その次は3。簡単には50にはならない。夢を持って1日1日を大切にしましょう」と呼びかけた。そして、徳山さんが詠み、同校敷地内に建つ「結願(けちがん)の像」にも刻まれている歌を引用し、「伝統を受け継ぐ気概を持ち、『この子呂(子ら)の家』となるよう努力し続ける」と結んだ。

式典に続き、三条市出身で現在、東京の筑波大学付属視覚特別支援学校高等部音楽科で学ぶ全盲のシンガーソングタイター佐藤ひらりさんの記念コンサートが開かれた。佐藤さんは、受験の際に歌い東京への進学の夢を叶えてくれたというイタリア歌曲をはじめ、「未来へ向けて一歩一歩歩んでほしい」と話し、オリジナル曲「みらい」「虹の彼方に」などを披露した。会場からは、手拍子や拍手が次々と送られていた。

料理やサービスの向上を あるるんの杜 モニター制度を導入

20170927あるるんの杜.jpg写真=あるるんの杜の新商品などを試食する女性部会員ら

JAえちご上越が運営する上越市大道福田の地産地消複合直売施設「あるるんの杜」はこのほど、来店者目線での意見を取り入れてサービス向上を図ろうと、モニター制度を導入した。27日には、同JA女性部の13人に委嘱状が交付されたほか、第1回意見交換会として総菜コーナーの新商品などの試食会を実施。女性部の会員らが主婦目線で味や価格を評価した。

あるるんの杜はこのほど、同JA職員や女性部会員、一般消費者ら合計約40人をモニターに任命し、店のサービスや料理などに意見をもらうことになった。今後、定期的に意見交換会を開く。

今回は、モニターに選ばれた50〜70代を中心とした女性部の会員13人に委嘱状を交付。女性部の第1回意見交換会として、9月中旬に販売を開始した総菜コーナーの新商品や改良品について、意見を述べ合うことになった。

対象となった商品は、同JA管内で生産された飼料用米で肥育された豚の肉を使った「米っしいポークのノンフライカツ」や「いちじくまるごと冷製パスタ」など4品。女性部の会員は一口ずつ総菜を口に運ぶと「肉が柔らかくておいしい」「パスタにいちじくが入っていて新鮮な味」などと評価していた。

一方で、主婦としての厳しい意見も多数飛び交った。「味付けが濃い」「具材の切り方が大きすぎる」といった料理の作り方への声も上がれば、「値段が高くて、一家全員分を買うことは難しい」など価格に対する意見も上がった。

あるるんの杜は今後、同JA職員や一般消費者のモニターとも定期的に意見交換会を開き、意見を取り入れて料理やサービスの向上を図る。モニターの任期は1期2年。

同JA女性部長の中川よしえさん(67)は「斬新なメニューもあって良かったが、気になる点もあった。地元の食材を発信する店として、発展することを願っている」と話していた。