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母校の歴史を後世に 直江津中学校同窓会  敷地内に記念碑設置

石碑.jpg写真=完成した石碑を見つめる稲井会長(左)。隣は笠原幹事長

上越市の直江津中学校同窓会(稲井義一会長)はこのほど、同校敷地内にある「昭和天皇行幸記念碑庭園」に「福島城跡土塁の碑」を設置した。1日には会員やPTA役員ら約20人が集まり、石碑の完成を祝った。

同校は1947年創立。今年で開校から71年目を迎え、昨年10月には70周年記念式典が行われている。同会は70周年事業の一環として、昨年度から石碑の設置を進めてきた。大きさは縦80㌢、横120㌢ほど。費用は同会が負担した。

同会によると開校当時の47年、昭和天皇が現在の同校玄関前に行幸されたという。3年後の50年には「昭和天皇が行幸された場所」として、敷地の一角に記念碑を設置し、庭園が整備された。庭石には、福島城の石垣として使われていた石が置かれ、2017年現在でも29個の石が園内に残っている。

同会は今回、開校当時の出来事を後世に伝え、福島城の貴重な資料の残る場所であることを知ってもらうため、「福島城跡土塁の碑」として庭園内に石碑を設置した。稲井会長(74)は「開校70周年の事業だから、この年の在校生にも関わってほしかった」として、石碑の文字を在校生に依頼。昨年度卒業した森橋悠也君(15・県立高田北城高校1年)が、書で石碑の字をしたためた。

この日の記念式典には、森橋君も出席。稲井会長から感謝状を受け取った。石碑の前では、出席者全員で記念撮影を行った。

稲井会長は「直江津中学校の発展を願い、石碑を設置した。これから100年以上、語り継がれていくものになる」と語った。森橋君は「何度も字を書き直した。これからずっとこの場所に残るものなので、その制作に関わることができてうれしい」と話していた。