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2017年8月アーカイブ

夏休みに自然と遊ぼう  地球環境学校で野外活動

20170817地球環境学校野外チャレンジ.jpg写真=地域住民から指導を受け、笹の押し寿司を盛り付ける児童ら

NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部(和瀬田仙二理事長)は17日、上越市中ノ俣の地球環境学校で小学生を対象にした「夏休み野外チャレンジ」を行った。集まった小学生は地域住民らと野菜収穫や調理体験、川遊びなどを通して自然と触れ合った。

同NPOは上越市西部の中山間地域で地域振興活動などに取り組んでいる。イベントは人と自然がうまく生活する知恵や技を、若い世代に遊びながら知る機会にしてもらいたいという思いで、今回初めて行われた。

市内外のの小学1〜3年生の29人が参加した。午前は地域住民の畑でキュウリなどを収穫し、ジャガイモやタマネギ、夕顔など、もらった食材で笹の押し寿司や味噌汁の調理体験をした。午後は竹を使った水鉄砲遊びや、施設近くを流れる中ノ俣川でタモ網や箱メガネと使って生き物を探し、顕微鏡や虫眼鏡で観察した。

このうち笹の押し寿司の調理体験では、児童たちが山で取った笹を使い、酢飯の上に炒り卵やキュウリ、シイタケなどの具材を並べ、上から重石を乗せて完成させた。「こっちに乗せたほうがキレイ」「隙間を空けないで乗せて」などと話し合いながら見た目にもこだわり、笑顔で楽しんでいた。

同NPO事務局の神崎淑さん(33)は「昔から続いている暮らしの中で、自然と触れ合って良い所を見つけてほしい。今の暮らしと比べてみるきっかけになってもらえれば」と話していた。

参加した市立春日小3年の金井利央君(7)は「みんなと色々活動できて楽しかった。夏休みの良い思い出ができた」と喜んでいた。

ドイツの味を給食で 上越市教育委員会 調理員ら対象に料理教室

20170808ドイツ料理教室.jpg写真=フェリックスさん(左)から調理方法を教わる調理員ら

2020年に開かれる東京五輪で、体操ドイツ代表の事前合宿地となることが決まっている上越市は、市民にドイツの文化を知ってもらうための取り組みを実施している。8日には、同市下門前のワークパル上越で「ドイツ料理教室」を実施。市内の小中学校の調理員や栄養士ら41人が参加し、ドイツ人講師から料理の作り方を教わった。

2学期の給食でドイツ料理を提供し、小中学生にその食文化を知ってもらおうと、市教育委員会が主催した。飲食店などでの職歴を持つ公益財団法人日独協会のミルケライト・フェリックスさんが講師を務めた。

フェリックスさんが紹介したドイツ料理は、日本のハンバーグに近い「ブレッテン」をはじめ、朝食として人気のあるジャガイモ料理「バウエルンフリューシュトゥック」、鍋の中に野菜やソーセージなどを入れて煮込む「エルブセン・アイントップフ」の3品。フェリックスさんは参加者の前で調理の方法を説明した。

ブレッテンを作る際には、牛と豚のひき肉を使用。細かく刻んだタマネギやパセリなどと一緒にボウルに入れ、ハンバーグを作る要領でこね、衣を付けてフライパンで焼いていった。フェリックスさんによると、今回作った物はベルリン風で、ドイツ国内でも地域により味付けが異なるという。

「バウエルンフリューシュトゥック」はジャガイモやタマネギ、ベーコンなどの具材をフライパンで焼き、溶き卵や牛乳、生クリームを注いでオムレツのように焼き上げる料理。参加者はフェリックスさんが具材をどの程度まで炒めているかなどを、熱心にメモしていた。

フェリックスさんによる手本を見た後、参加者は6班に分かれ、各班ごとに3品を完成させていった。

高士小学校の柴山雅子調理員は「調理の過程を見た印象としては、家庭料理というイメージが強い。今後、給食風にアレンジをして、子供たちに提供できれば」と話していた。

市教委によると、ドイツの食文化を家庭でも味わってもらうため、11月には市民を対象にした料理教室を開催する予定。

オリジナルお菓子やパンはいかが? 高田商業高「Rikka」

20170807リッカ4.jpg写真=瓦せんべいを買い求める客と接客する児童

県立高田商業高校の生徒が本町商店街に出店し、地元企業などと商品開発した加工品などを販売する「Rikka(リッカ)」が7日、今年も上越市本町5の「ほっとステーション五番館」にオープンした。オリジナルケーキやパン、夏野菜などが並び、初日から買い物客でにぎわった。10日まで。

リッカは、高田商業高校商業クラブの経営実習として、2005年から毎年夏に開設している期間限定の店舗。生徒らが模擬会社を経営し、商品企画や仕入れ、販売を行い、店舗経営の手法を学ぶ。中学生や小学生が参加するのも特徴だ。

市立城北中1年生が考案し、同市富岡の洋菓子店「パティスリー リ・リ」が製造したのは「コシヒカリのリーフタルト」と「さくらのケーキ」の2種類。「リーフタルト」は、上越の豊かな自然をアピールしようと、カスタードクリームとコシヒカリクリームの上に四角に切ったメロン、キウイ、パイナップルを乗せ、葉っぱの形のホワイトチョコをあしらった見た目も涼やかなタルト。高田商業高生徒とパン店のソフィーと共同製作したカッパの形の「カッパパン」は、チョコ・抹茶・イチゴの3種類。唇をアーモンドスライスで表し、頭の皿にも工夫を凝らすなどリニューアルを施し、さらに可愛さあふれるパンに仕上がった。

このほか、市立大町小5年生は栄喜堂菓子店で自分たちが「げんき」「心」などの文字を絵付けした瓦せんべいなどを用意。

オープン初日となったこの日、生徒や児童らは呼び込みや接客などの担当に分かれ、「リッカやってます!」「いらっしゃいませ」と大きな声で呼び込みをしたり、「おいしいですよ」と商品を紹介していた。

本年度のリッカの社長を務める同高2年の山下咲哉さん(17)は、「準備はかなり大変だったがみんなの力で形になった。ぜひ、足を運んでほしい」と話している。

営業時間は午前10時から午後4時。

20万本が続々開花 つくしファームひまわり畑 今日5日イベント開催

20170804ヒマワリ.jpg写真=続々と咲き始めている第2ファームのヒマワリ

上越市南新保、北新保にある「つくしファームひまわり畑」で育成されている約20万本のヒマワリが続々と咲き始めている。今日5日には、南新保の「第2ファーム」で「第7回越後ひまわり祭」(同実行委員会主催)が開かれる。黄色の大輪の花が咲くヒマワリ畑の中を散策することができるほか、アフリカ音楽のコンサートなどが行われる。

ヒマワリの植栽は、川室記念病院や福祉施設、専門学校などを運営する「和・道医療福祉グループ」が、障害者の働く場や高齢者の生きがいづくりの場を提供しようと毎年取り組んでいる。今年は約2万2000平方㍍にヒマワリを植栽。育成に携わった上越老人福祉協会の村松勝弘さんによると、イベント会場となる第2ファームのヒマワリは7月末から8月にかけて咲き始め、県道沿いのものは見頃を迎えている。最も敷地の広い第1ファームでは時期をずらして種まきが行われたため、お盆前後に咲く見込みだという。このほか第3、第4ファームのヒマワリも続々と花を開かせており、村松さんは「全体の3分の1ほどは咲いたのではないか」と話す。

イベント前日となった4日には、「つくしワークショップスペース」の利用者らが第2ファームを訪問。ヒマワリ畑に入って黄色い花を観賞したり、デジタルカメラで写真を撮るなどしていた。

今日5日のイベントでは、午前9時からヒマワリ畑内の自由散策や数か所の畑を巡るバスの運行、お茶会などが行われる。川室記念病院体育館では、CHIKOさんと父のPAPAさんによるアフリカ音楽のコンサートも開かれる。

村松さんは「今年は6月に気温が上がらず、なかなかヒマワリの花が咲いてくれなかった。第2ファームのヒマワリはどんどん咲いてきているので、イベントに合わせて見に来てもらえれば」と話している。

問い合わせは同実行委員会(特別養護老人ホームいなほ園内)520・2121。

「上京型」 詐欺に気をつけて 上越署が詐欺被害防止広報

20170803警察広報.jpg写真=新幹線利用者にちらしを配布して詐欺被害防止を呼び掛けた

首都圏まで現金を届けさせる「上京型」の特殊詐欺被害を防ごうと、上越警察署は3日、北陸新幹線上越妙高駅改札口で新幹線利用客にチラシを配布し、詐欺被害防止を呼び掛けた。

先月27日、上越市内に住む80歳代の女性が、息子になりすました男から「大宮駅まで現金300万円を持って来てほしい」 という電話を受け、北陸新幹線に乗って大宮駅まで向かい、弁護士を名乗る男に300万円をだまし取られた事案が発生。同日の広報活動は今後の被害拡大を防ぐために行われた。

駅の改札口前では署員5人がちらしを配布。「首都圏に現金を届けさせる詐欺の手口も増えている。気をつけて」などと利用客に呼び掛けていた。

上越署の山本条太郎生活安全課長は「上越署管内でも上京型詐欺の前兆電話が増えている。『電話番号が変わった』という連絡には一度電話を切り、元の電話番号にかけ直してほしい」と話している。

同署によると、県内で今年1月から6月末までに発生した上京型の特殊詐欺被害は、7件3350万円。

やっと梅雨明け 昨年より14日遅く 浜茶屋経営者から安堵の声

20170802梅雨明け.jpg写真=浜茶屋で食事を楽しむ海水浴客

新潟地方気象台は2日、本県を含む北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より9日、昨年より14日遅い。この日、上越市のなおえつ海水浴場には海水浴客が訪れ、地元の浜茶屋経営者は「お客さんが少なくて困っていたが、ようやく梅雨が明けた」と安堵の表情を浮かべていた。

気象庁によると、1951年に統計を取り始めて以降では、5番目に遅い梅雨明けとなった。観測史上、最も遅い梅雨明けは1991年に記録した8月14日。また8月に入ってからの梅雨明けは、最近では2013年の8月7日に観測している。梅雨入りした6月21日から8月1日までの梅雨期間降水量(速報値)は、上越市高田で448・5㍉と平年の298・1㍉の約1・5倍となった。

気象台によると、この日の同市高田は最高気温29・8度を観測し、海水浴日和となった。向こう1週間も高気圧に覆われ、晴れる日が多い見込み。

梅雨が長引いた影響について、なおえつ海水浴場の監視員の男性(68)は「ここ数年では一番お客さんが少ないという印象。お盆を過ぎるとお客さんも減るので、今年は盛況の日が少なくなるのではないか」と語る。浜茶屋「さざ波屋」を営む木本英基さん(46)は「梅雨が長引いて気温が上がらなかっただけでなく、今年は水族博物館も営業していない。例年と比べると客足が一気に遠退いていて困っている。梅雨明けして、これからどんどんお客さんが増えてくれれば」と話していた。

母校の歴史を後世に 直江津中学校同窓会  敷地内に記念碑設置

石碑.jpg写真=完成した石碑を見つめる稲井会長(左)。隣は笠原幹事長

上越市の直江津中学校同窓会(稲井義一会長)はこのほど、同校敷地内にある「昭和天皇行幸記念碑庭園」に「福島城跡土塁の碑」を設置した。1日には会員やPTA役員ら約20人が集まり、石碑の完成を祝った。

同校は1947年創立。今年で開校から71年目を迎え、昨年10月には70周年記念式典が行われている。同会は70周年事業の一環として、昨年度から石碑の設置を進めてきた。大きさは縦80㌢、横120㌢ほど。費用は同会が負担した。

同会によると開校当時の47年、昭和天皇が現在の同校玄関前に行幸されたという。3年後の50年には「昭和天皇が行幸された場所」として、敷地の一角に記念碑を設置し、庭園が整備された。庭石には、福島城の石垣として使われていた石が置かれ、2017年現在でも29個の石が園内に残っている。

同会は今回、開校当時の出来事を後世に伝え、福島城の貴重な資料の残る場所であることを知ってもらうため、「福島城跡土塁の碑」として庭園内に石碑を設置した。稲井会長(74)は「開校70周年の事業だから、この年の在校生にも関わってほしかった」として、石碑の文字を在校生に依頼。昨年度卒業した森橋悠也君(15・県立高田北城高校1年)が、書で石碑の字をしたためた。

この日の記念式典には、森橋君も出席。稲井会長から感謝状を受け取った。石碑の前では、出席者全員で記念撮影を行った。

稲井会長は「直江津中学校の発展を願い、石碑を設置した。これから100年以上、語り継がれていくものになる」と語った。森橋君は「何度も字を書き直した。これからずっとこの場所に残るものなので、その制作に関わることができてうれしい」と話していた。

謙信公祭を若い世代にも 地元中学生と大学生 27日の出陣行列で演武披露

20170728出陣行列練習.jpg写真=越後上杉おもてなし武将隊から指導を受ける中学生たち

上越市春日地区で27日に行われる「第92回謙信公祭」の出陣行列に地元の中学生と大学生が参加し、演武を披露する。7月27日には市立春日中を会場に初回の練習会が行われ、同中生徒ら中学生5人、上教大の学生2人が参加した。参加者たちは越後上杉おもてなし武将隊の5人から刀の使い方などを学んだ。

中学生と大学生による演武披露は謙信公祭を若い世代に伝えていくことなどを目的に、今年初めて実施する。現在のところ、中学生7人、大学生13人が参加する予定だ。演武当日は上杉行列隊として武将の衣装を身に着けて参加し、約1分ほどのパフォーマンスを行う。今回を含め、計3回の練習会が予定されている。

演武の指導は毎回、越後上杉おもてなし武将隊が担当する。初回練習では武将隊が手本を見せ、武将隊の上杉謙信役の指導で、刀の持ち方、構え方などが行われた。参加者たちは初めての動きに戸惑いながらも、汗をかきながら熱心に取り組んだ。

春日中3年の岩嶋耀太君(14)は「思っていたよりも楽しくできた。本番は家族や友人からも演武を見てもらいたい。中学生らしく元気なパフォーマンスを披露できたら」と話していた。

出陣行列は午後4時〜同4時40分に上越市埋蔵文化財センター〜春日山城入口交差点〜春日小学校で行われる。演武は春日山交差点で披露する予定。