上越よみうりは読売新聞に無料で折り込まれる日刊紙です。旧上越市を中心に政治・経済・サークル活動・スポーツ・イベント等、身近な話題を取材報道している市民新聞です。

幻想的な世界へ誘う絵画 陶芸家の高井進さん 遊心堂で作品展

20170727高井進作品展.jpg写真=ブラックライトアートを制作している高井さん  

上越市中郷区の陶芸家、高井進さん(79)による「陶芸・ブラックライト絵画作品展」が28日、同市本町4のアートサロン遊心堂で始まった。特殊な光で照らすと、幻想的な表情に変わる妙高の山々を描いた絵画などを中心に、陶芸を含む新作約80点が展示されている。8月1日まで。

ブラックライトとは、蛍光物質を含むものに当てると発光する、人の目にはほとんど見えない光。

高井さんは陶芸で蓄光性のあるうわ薬を用いたり、化学繊維がブラックライトに反応することを利用しての作品作りを追求してきた。「人と同じものを作りたくない。どうしたら自分らしいものが作れるか、常に模索している」と考えており、近年では絵画作品に蛍光絵の具を使い、新たな境地を見い出した。

遊心堂入り口上部には今回の作品展の象徴、春夏秋冬で様々な表情を見せる妙高山を描いた「妙高の四季」が展示されている。

展示作品はアクリル絵の具に砂を混ぜ、キャンバスに盛りつけるようにして地を作る。そこに蛍光絵の具で描き入れていく。特に空模様は、コンプレッサーやスプレーガンを用いることで、筆では表せない風の流れや独特な表現ができる。秋の妙高山を描いた作品はブラックライトで美しい夜景へと姿を変え、鑑賞する人を幻想的な世界へと誘う。

絵画は、今回の作品展のために制作した新作が約20点、陶器は青磁を中心に、昨年から取り組んでいるコスモブルーの茶道具や壺などの磁器が約60点並ぶ。

高井さんは「ブラックライトで絵が変化する瞬間が面白く、心で感じるものがあると思う。2度楽しめると思うので、そこをぜひ見てもらいたい」と話していた。

時間は午前10時〜午後6時。最終日は午後5時まで。会期中、高井さんは会場に在廊する。