上越よみうりは読売新聞に無料で折り込まれる日刊紙です。旧上越市を中心に政治・経済・サークル活動・スポーツ・イベント等、身近な話題を取材報道している市民新聞です。

2017年1月アーカイブ

城北中2年生 レルヒ祭で手作り上越PRパンフ配布

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写真=「上越の素晴らしさを知って」と話す生徒たち

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写真=レルヒ祭で配布されるパンフレット

上越市立城北中学校2年生は、自分たちで調査、作成した「上越の良さ」を紹介するパンフレットを2月4、5の両日に金谷山スキー場で開催されるレルヒ祭会場で配布する。生徒たちは「『上越の魅力』をしっかり伝えることができる、見やすいパンフレットに仕上がった。上越の素晴らしさを知ってほしい」と話している。

「魅力ある上越を探し、人に伝える」をテーマとした総合学習の一環。身近な地域を探求し、地域の良さを見つける力の育成などを目的としている。

パンフレット作成は2年生167人全員が取り組み、上越の名産品や郷土料理、街なみ、歴史、魅力など、各自テーマを決めてから自分目線で調査。パンフレット用に紹介文やイラスト、写真を交えながら個々に作成した。このうち、選抜された生徒たちのものをパンフレットとして使用。現在までに2種類が完成しており、レルヒ祭までにさらに2種類、計全4種類が完成し、配布される予定だ。

パンフレットのタイトルは「上越からあなたへ」。上越の寺や自然、スポーツ、高田世界館、郷土料理の押し寿司やするてんを紹介しているもの、蓮や伝統工芸品の雪下駄、組子、酒、農作物を紹介しているものがある。それぞれが調査したものを見やすく、可愛らしいイラストなどを交え紹介している。

レルヒ祭会場では、修学旅行実行委員メンバーがパンフレット配布を行う。委員長の滋野唯賢君(14)は「上越には全国に知られていない素晴らしい文化もたくさんある。市内に住む人でも知らないこともあると思うし、パンフレットを通して多くの人たちに伝えることができれば」。副委員長の山口真由さん(14)は「パンフレットを配れば配るほど反応があると思う。上越のたくさんの魅力を多くの人たちに知ってもらいたい」と話している。

配布は1種類100部で計400部。4日は正午から、5日は午前9時から配布予定。

高田農業高校2年生 2月4日に「山カフェ」デビュー

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写真=先輩から受け継いだレシピで山カフェデビューする生徒たち

県立高田農業高校の食品科学科食品加工コースの生徒たちが独自に開発、製造したケーキや加工品などを販売する恒例の「山カフェ」が2月4日に開催されるレルヒ祭に合わせ、高田本町商店街のほっとステーション五番館で開かれる。今回から3年生のレシピを受け継いだ2年生メンバー10人が商品製造、販売を行う。

「山カフェ」は、商品開発、改良、販売する技術を生徒たちが身につけるため、2011年に初出店。以来、ほぼ毎月1回、ほっとステーション五番館を中心に、イベント会場などで出店している。プロと遜色ない商品をリーズナブルな価格で販売していることなどから、根強いファンも多く、毎回出店時には多くの人達でにぎわいを見せる。毎年、クリスマスシーズンには予約制でデコレーションケーキも製造販売している。

2年生は昨年秋から3年生のサポートとして参加した。洗い物や製造補助などを行いながら、先輩から山カフェの運営などを学んできた。

今回から携わる人数が10人と、例年よりも少ないことから、一人一人の仕事量も増える。店長を務める佐内美奈さん(17)は「人数は少ないけれど、チームワークはとてもいいんです。先輩に付いて担当する商品の指導を受けました。試作をして先輩や先生から試食をしてもらったりと、4日に向けて着々と準備を進めています」。

当日はショートケーキ、ガトーショコラ、レアチーズケーキ、スフレチーズケーキ、ロールケーキ、モンブラン、シュークリーム、タルトのほか、食パン、バゲット、焼き菓子などを販売する。商品価格は焼き菓子1個80円〜15㌢ロールケーキの1000円まで。ショートケーキ類は1種類につき、約40〜60個を作るという。

山カフェ担当の八木裕之教諭は「限られた人数でやらなくてはいけないので、生徒たちの意識は高い。自分たちで考え、動き、それが形になれば」と期待する。佐内さんは「自分たちが作った商品を食べて笑顔になってくれるお客さんの顔が見たいんです。私達も笑顔を絶やさず、大変な事も仲間でカバーしあい、みんなで頑張ります」と意気込んでいる。営業時間は午前10時から午後3時。

大和小が地域活性化へ駅弁考案 上越妙高駅で3月販売

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写真=ホテルハイマートの山﨑社長(左下)らに駅弁のアイデアを提案する大和小6年生

上越市立大和小学校の6年生が上越妙高駅のある大和地区を活性化させたいと、同駅で販売する駅弁を考案し28日、「鱈めし」などの駅弁で知られる同市中央1のホテルハイマートを訪れ、アイデアを提案した。今後、同ホテルと商品化に向けた検討を重ね、3月に上越妙高駅で販売される予定。

6年生38人が総合学習で、11グループに分かれて駅弁を考え、投票で1位と2位になったグループが、ハイマートの山崎邦夫社長を訪ねた。

投票1位の弁当は「北国街道味めぐり弁当」。円形の入れ物に、上越妙高駅前にある釜蓋遺跡にちなんだ豚の生姜焼きや、富山のエビや福井のカニなど北国街道沿いの食材を使った一口大のおにぎりや長野県のおやきなどを入れた。

児童たちは山崎社長や調理、販売の担当者に「北国街道をテーマにしていますが具材は新潟県がメーンです」「大和地区をピーアールしたいので、釜蓋遺跡にかけて豚肉を入れました」などと説明。山﨑社長は「北国街道ということで、いろいろと入っているのは面白いし、すばらしい。皆さんのイメージに沿ういいものを作りたい」と話した。

6年生の田中杏実さんは「駅弁のプロの方々に提案するのはすごく緊張した。多くの人に食べて喜んでもらえる駅弁にしたい」と話していた。  今後、児童たちは、同ホテルと打ち合わせを重ね、3月に同ホテルが運営する上越妙高駅の「駅弁山崎屋」で販売する予定。

まいどや酒店 バレンタイン限定「生ちょこ大吟醸」発売

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写真=まいどや酒店の杉田専務(右)、キャラメルの渡辺オーナー(中)、青木酒造の田村佑介さん

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写真=コラボ商品「生ちょこ大吟醸」には青木酒造の酒粕と日本酒が入る

上越市春日新田1の「まいどや酒店」は2月14日のバレンタイン限定商品として、日本酒と酒粕をぜいたくに使った大人スイーツ「生ちょこ大吟醸」を数量限定販売する。1080円。現在予約を受け付けている。

同店と同市下門前の「菓子工房キャラメル」がコラボレーションした商品で、コラボは昨年に続いて2回目。創業300年を迎えた南魚沼市塩沢の青木酒造の「大吟醸 牧之」の酒粕と「大吟醸 鶴齢」をぜいたくに使った生チョコを、まいどやのロゴが入ったオリジナルおちょこに流し込んだ。

キャラメルの渡辺岳志オーナーシェフ(41)によるとチョコレートの選別や試作など、昨年10月から取り組んだ。生チョコはカカオ分66%と44%の2種類のチョコレートをブレンド。酒粕を使用することで口中に残るざらつきを改良するなど試作を重ね、日本酒の豊かな香りがほんのり漂う、なめらかな口溶けが特徴の商品が完成した。おちょこは五勺(90㍉㍑)サイズ。まいどや酒店の杉田佑馬専務(26)は「日本酒が好きな方も苦手な方もこの機会にぜひ味わっていただきたい」。

販売期間は2月7〜14日。予約はまいどや酒店(543・6727)、キャラメル(520・8368)で、受け渡しはまいどや酒店で受け付ける。まいどや酒店の営業時間は午前9時〜午後7時30分。日曜定休。

気分は一流ラガーマン 明治小にラグビー出前講座

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写真=2対1のゲーム。ファインプレーには拍手が起きた

上越市立明治小学校(大塚啓校長・児童79人)で26日、ラグビーの愛好団体による出前講座が開かれた。児童たちはボールを抱えて相手をかわすなどのゲームを体験。普段あまりなじみのないスポーツの面白さを知り、楽しんだ。

講座を開いたのは気軽にラグビーを楽しもうという愛好団体「さくらラグビー倶楽部」(松田忠男代表)の3人。同団体は一昨年のラグビーブームを契機に、県立高田高校ラグビー部OBを中心に2015年11月に結成され、現在は同市在住30〜40代の10人ほどが在籍している。

出前講座は16年に市立三郷小学校で初めて実施されて、明治小は2校目となる。同校では1月に入ってこれまで2回の講座が実施されており、同日は全3回の最終回となった。2学年ごとに講座を行い、全校児童が参加しているが、低学年は1年生が風邪による欠席者が多数いたため、2年生単独となった。

2年生は体育館に集合すると、松田代表の「風邪に負けないようがんばろう」の声に拳を突き上げ「おー」と元気に返事。1、2回目でボールに慣れ、基本的なルールを学んだので、今回は簡単なゲームから始めた。

1対1や、2対1でボールを手にした児童が相手に触られないよう、ゴールを目指すゲームが行われた。二人で協力するゲームでは、ルールに反してパスを前に出したり、投げたボールを取り損ねる児童もいたが、上手に相手を抜き去る児童もおり、ゴールに辿り着くと団体メンバーや先生が走りをたたえて拍手を送った。

講座最後の感想では「楽しかった」「またやってみたい」などの声が上がり、横尾実輝君(8)は「うまくボールを持ってよけることができたのでうれしかった。ボールは最初重くて固く感じられたが、やっているうちに慣れてきた」と話していた。

松田代表は「初めて体験する子ばかりだから基礎を教えてきたが、みんな生き生きしていて楽しんでくれたようだ。これを機にラグビーに興味を持ってもらえたら」と手応えを語った。

同団体は月1〜2回ペースで同市五智国分の「三の輪台いこいの広場」や、同市下門前の「市教育プラザ体育館」で練習を行っており、経験を問わずメンバーを募集している。  問い合わせは090・1433・2795。

妙高市の国見修二さん 日本初の剣道の詩集刊行

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写真=「ぜひ読んでみてほしい」と話す国見さん

妙高市在住の詩人で剣道家の国見修二さん(62)による、日本で初となる剣道をテーマとした詩集「剣道みちすがら」が、このほど刊行された。40年以上にわたり竹刀を握ってきた国見さんが、剣道の道で直面した困難などを45の詩に書きつづった一冊。国見さんは「剣道に励む子供たちだけでなく、多くの方に読んでもらえたら」と話している。

国見さんは高校生の頃から剣道と詩の制作に励んでいる。剣道七段の腕前で、詩人としても詩集を刊行してきた。

小学校教諭として定年退職した2015年には、湯治の旅として魚沼市の栃尾又温泉を訪問。3泊4日のスケジュールで、詩の制作に取り組んだ。これまでは「剣道は詩のテーマにはならない」と考えていたというが、気付いた時には、これまでの剣道の経験を思い返しながら詩を作っていたという。

国見さんは「誰もが剣道の天才ではない」と話す。自身が試合で負けた時、不安を胸に挑んだ昇段試験で失敗した時など、これまでに経験した挫折などを45の詩にまとめあげた。読者からは共感の声が多く寄せられているという。

国見さんは「剣道だけではない、多くのスポーツで経験する苦悩、もがきを詩に表現した。ぜひ読んでみてほしい」と話している。

1冊1350円。「体育とスポーツ出版社」発行。上越市本町4の春陽館書店などで販売されている。

宇津尾集落の昔を懐かしんで 水彩画展に向け準備進む

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写真=黙々と作業を進める宇津尾集落メンバー

上越市金谷区宇津尾集落(太田孝道町内会長)の出身者らが制作した、昔の集落の様子などを描いた水彩画の原画展が、3月に同市土橋の市民プラザで開催される。22日には同市宇津尾の宇津尾町内会館で事前準備が行われ、出身者たちが額装などに取り組んだ。

同集落は、最盛期には26世帯187人が住んでいた。現在は1人が住んでいるのみだが、集落を出た出身者30人ほどが絆を大切にしており、年間を通じて故郷を訪れ、春秋の祭礼や草刈りなどを行い、同郷者が集まる機会を多く設けている。

水彩画展は、このほど集落の地域活動をまとめた事例活動報告が「あしたのまち・くらしづくり活動賞」の振興奨励賞を受賞したことを契機に、より多くの人に宇津尾の存在と集落の活動を知ってもらおうと同集落が企画した。

展示するのは2014年に同集落が作成した、かつての宇津尾の生活を記録した冊子「宇津尾集落の記憶」の中にある水彩画の原画53点。NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部の協力を得て、故郷の印象強い風景や様子をモチーフとして選出した。

出身者らは、記憶を思い起こしながら丹精込めて作品を制作。水車小屋や屋根のふき替え作業、渋柿をいろりで焼く様子などを温かみのあるタッチで描いてある。

この日は展示のための準備として、出身者10人ほどが町内会館に集合。額装のために紙枠を切り抜いたり、作品に通し番号を施した。

太田町内会長は「出身者が外から集まって行っているこうした活動は、我々にとっては当たり前だが、多くの人に知ってもらうにはいい機会。集落の絆を見てもらいたいし、作品からは昔の風景を懐かしんでもらいたい」と話している。

"麩っカツ"で応援! 学校給食週間で被災地の郷土料理並ぶ

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写真="麩っカツ"を食べる児童(南本町小学校5年2組)

学校給食の意義や役割などを子供たちに学んでもらう「全国学校給食週間」が23日、全国一斉に始まった。旧上越市内の小中学校では27日までの5日間、震災の風化防止をテーマとした献立が提供される。初日には、中越地震などを経験した中越地方の郷土料理をはじめ、復興の意を込めた車麩のカツ"麩っカツ"などが並び、子供たちは舌鼓を打った。

給食週間は、戦後に学校給食が再開されたことを記念し、全国の小中学校で毎年1月下旬に実施されている。

本年度の旧上越市内の献立テーマは「〜あの日を忘れない〜日本の食を味わい、復興を応援しよう!」。初日の中越地方を皮切りに、大きな災害を経験した福島、北海道、宮城、熊本の郷土料理が献立として並ぶ。  初日となったこの日は"麩っカツ"をはじめ、長岡で栽培が盛んなレンコンや山古志の名産品のトウガラシから作られる南蛮みそを使った和え物、柏崎市の郷土料理として有名なおいな汁などが並んだ。

献立は、上越市立南本町小学校(新崎俊博校長、児童295人)の石垣美千代栄養教諭が考案。同校でも給食の時間に提供された。

小学5年生以下の児童にとって、中越地震は生まれる前の災害。このうち5年2組の児童は、「震災を風化させないために」と話す石垣栄養教諭の思いの込もった献立を、一口ずつ口に運んで味わっていた。

加藤亘君(10)は「中越地震のことはあまり良く分からないけど、"麩っカツ"はおいしかった」と感想を語った。岡田みゆさん(11)は「里芋の入ったおいな汁がおいしかった。震災について、まだまだ知らないことがたくさんあると思った」と話していた。

春日山「御前清水」で「寒の水」に順番待ち

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写真=用意した容器に湧き水を入れる市民

最低気温が氷点下1・2度となった22日、上越市大豆にある湧き水「御前清水」では「寒の水」をくもうと容器を携え、順番待ちをする人の姿が多く見られた。

一年で最も寒い、小寒から立春の前日までを「寒」と言い、今年は5日から2月3日まで。この時期にくんだ水を「寒の水」と呼び、昔から健康に良く、薬になるなどと言われている。

御前清水は春日山城址へと向かう市道沿い、市埋蔵文化センターから西へ約300㍍ほど行った左手にある湧き水。金属製の龍の口から出る軟水は、県内65か所にある「新潟県の名水」にも選定されている。

この日は時おり雨の降る寒さの中、訪れた人は冷たい湧き水をペットボトルなどの容器に入れる作業を黙々と行っていた。人気の清水のため、車の中で順番待ちをする人が絶えなかった。

冬は御前清水まで汲みに訪れるという中央3の岩島重信さん(72)は、4㍑ペットボトル17本と5㍑のポリタンクを用意。「3年ほど前からこの水で米を炊いたり、お茶やコーヒーに使っている」と述べる。寒の水については、「長持ちするといわれ、母親が自宅の井戸から水をくんで大事にしていたことを覚えている」と話していた。

家族連れら滑り楽しむ 金谷山スキー場 が待望のオープン

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写真=スキーを楽しむ親子ら

上越市大貫の金谷山スキー場が21日、今シーズンの営業を開始した。スキー場にはオープンを待ちわびた親子連れらが訪れて、スキーやスノーボードを楽しむ姿が見られた。

強い寒気の影響による13日夜からの大雪で、14日にはスキー場の積雪が70㌢、圧雪状態で50㌢となり、滑走可能条件に達していたが、ゲレンデ整備などのため、この日のオープンとなった。昨年より7日早い。

同日は積雪50㌢、圧雪状態で40㌢、気温は1度。子どものリフト利用が無料の日ということもあり、親子連れが多く訪れ、スキーなどを楽しんだ。

同スキー場の管理者、尾崎利雄さん(64)は「待望の雪が積もったので、多くの家族連れに利用してもらいたい。レルヒ祭を楽しみにしている方も多くいらっしゃるので、もう少し雪が降るとうれしい」と話していた。

同市青木の池田綾子さん(47)は、2月に学校でスキー授業があるという息子と練習のために訪れ、「オープンするのを待っていた。(金谷山スキー場は)近くにあるので気軽に来られていいですね」。息子の栞太君(9)は「今日一日がんばって練習してうまくなりたい」と笑顔を見せた。

営業時間は午前9時から午後4時30分。リフトは一回券が子ども150円、大人200円。

毎週土曜日は「上越市こどもの日パスポート」の提示で市内の3歳〜中学生のリフト利用料が無料。また、毎月第3日曜日は小学生以下がリフト利用無料となる。

問い合わせは525・4295。

白い雪に唐辛子映え 「かんずり」原料の雪さらし始まる

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写真=雪さらし初日は天候に恵まれ、約1㌧の唐辛子が雪の上にまかれた(20日午前・妙高市西条)

二十四節気の一つで、暦の上で1年で最も寒さの厳しい時期とされる大寒の20日、妙高市特産の香辛料「かんずり」の原料となる唐辛子の雪さらし作業が同市西条で始まった。天候にもよるが、作業は来月いっぱい行われる予定。

「かんずり」は料理を引き立てる辛味調味料で、雪さらしは「かんずり」を作る工程で欠かせない作業。毎年、大寒に作業が始まる。 真っ白な雪の上に、赤い唐辛子がさらされる雪さらしは妙高の冬の風物詩として有名だ。

唐辛子は妙高市大貝などで栽培され、夏から秋にかけて収穫されたもの。その後、塩漬けにされ、雪さらしが行われる大寒を待つ。有限会社かんずりの東條昭人社長によると、塩漬けした唐辛子を雪の上で3、4日さらすことで、唐辛子の強いアクを雪が吸い取り、塩抜き効果と共に辛味がやわらかくなるという。さらした唐辛子を回収してこうじやユズ、塩を加えて3年間熟成、発酵させると、独特のまろやかな辛さに仕上がる。

同日は天候にも恵まれ、くっきりと姿を現した妙高山をバックに同社従業員たちが雪さらしを行った。塩漬けされた大きさ約20〜30㌢の唐辛子を大きなざるから手際よくまいた。同日だけで約1㌧が雪にさらされた。

作業は一般見学や体験もでき、妙高市在住の主婦黒谷めいさん(51)は「かんずりは普段からよく食べていますが、雪さらしを見るのは今回が初めて。白い雪と赤い唐辛子がとてもきれいですね」。東條社長は「雪さらしはかんずりが出来上がる中でやらなくてはならない大事な工程。商品になるまで唐辛子を一つ一つ大切に育てていきたい」と話していた。

甘〜い雪下野菜が登場 あるるん畑に特設コーナー設置

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写真=あるるん畑に設置された雪下野菜のコーナー

JAえちご上越が運営する上越市大道福田の旬菜交流館「あるるん畑」に19日、今年も雪下野菜のコーナーが設置された。今冬の少雪の影響で、例年よりも1か月ほど遅い設置。初日から買い物客が品物を見定めながら、雪下野菜を購入していた。

雪下野菜は雪の下で熟成されることで、野菜に含まれているデンプンなどが糖に変わり、甘みが増すとされている。あるるん畑は上越地域の生産者と共同し、雪下野菜を多くの人に味わってもらおうと、雪下野菜の積極的な生産や販売を行う部会「雪下畑の仲間たち」を結成。3年前から毎年冬に、店内に特設コーナーの設置を行うようになった。

今冬のコーナー設置の初日となったこの日、店内には雪下キャベツや雪下ニンジン、雪下ハクサイなどの野菜が多数並んだ。買い物客は商品を一つずつ見定めながら、雪下野菜を買い物かごに入れていった。

同店担当者は「この冬は、雪下野菜の収穫量が少なくなりそう。コーナーの設置は2月下旬頃までになるか、それよりもさらに早くなるか、なかなか見通しが付かない」と話している。

雪下キャベツなどを購入していた市内在住の女性(71)は「雪国ならではの知恵が詰まっている、という感じがする。普段買っている野菜と食べ比べてみたい」と語った。

妹と亡き姉の作品展 上杉郵便局に手芸作品50点

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写真=姉妹の作品約50点を展示

上越市三和区の上杉郵便局コミュニティーホールで、昨年86歳で亡くなった市村和枝さんと、妹の鬼澤英子さん(76)による姉妹の手芸作品展が開かれている。手まりや人形、くす玉、パッチワークキルトなど手の込んだ丁寧な作品約50点を観賞できる。27日まで。

昨年7月に亡くなった市村和枝さんの遺品整理で、東京都葛飾区の自宅から自作の手芸作品が数多く出てきたため、兄で三和区在住の高沢諶一さん(91)が、作品を多くの人に見てもらおうと生まれ故郷での展示を企画した。趣味でパッチワークキルトの作品制作をしているもう一人の妹である東京都練馬区在住の鬼澤英子さん(76)にも声を掛けて姉妹展となった。

展示作品は2人が展示室の壁を2面ずつ使い、和枝さんの方は色鮮やかな手まりや回転ごま、千代紙で作った傘や人形などをつるした。英子さんは縦190㌢、横200㌢ほどのパッチワークキルトを2枚展示。タイトルは「東京タワー(春)」と「風巻神社大祭」で、それぞれ日本キルト大賞(東京国際キルトフェスティバル実行委員会主催)で部門賞に入選した作品となる。

英子さんは姉の作品について「こつこつと細かい作品をよく作ったと思う。私が送った型紙を元に姉が作品を作ったこともありました」と回顧する。

高沢さんは「生まれ故郷の郵便局で妹の英子と一緒に展示ということで和枝も喜んでいることと思う。妹たちが苦心して作った作品なのでより多くの方に見ていただければ」と話している。

三和区島倉の鷲嶺紀文さん(76)は「配色やデザインが考えられており、どれも素晴らしい。趣味としての作品なのかもしれないが、根気のいる作業、手のかかる仕事にびっくり」と感心していた。

午前9時から午後5時。最終日は正午まで。土、日曜休み。

一足早く入試 上越市内私立高校2校に1380人受験

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写真=試験前に説明を受ける受験生ら(上越高校)

上越市内の私立高校2校で17日、入学試験が行われた。公立高校の入試に先駆けて行われ、両校で計1380人が受験。合格を目指して試験問題に取り組んだ。

入学試験が行われたのは、上越高校と関根学園高校の2校。

このうち上越高校は定員200人に対し、推薦入試に40人、スポーツ専願に9人、専願に92人、併願に585人が出願。スポーツ大会への出場やインフルエンザの感染で8人が追試験の対象となったほか、1人が欠席したものの、交通網の乱れなどによる遅刻などはなく、試験は予定通り実施された。

試験内容は推薦が面接のみ、スポーツ専願と専願1次が国語、数学、英語3教科の学力検査と面接、併願が同3教科の学力検査となった。

古川力教諭は「受験生はこれまで学んできたことを生かし、落ち着いて試験問題に取り組んでもらえたら」と話していた。

また、関根学園でも入試が行われ、定員240人に対し推薦、スポーツ専願、専願、併願を合わせて670人が志願。欠席2人とインフルエンザによる追試験の対象となった5人を除く、663人が合格を目指して試験に臨んだ。

両校の合格発表は明日19日に行われる予定。

トキ鉄がフリーきっぷ販売 糸魚川市の復興を支援

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写真=えちごトキめき鉄道のフリーきっぷとオリジナル缶バッジ

えちごトキめき鉄道はこのほど、昨年12月下旬に発生した糸魚川大火の復興を支援しようと「がんばろう糸魚川!復興応援フリーきっぷ」の販売を開始した。3月31日までの期間中、日本海ひすいラインと妙高はねうまラインが1日乗り放題となる。購入者にはオリジナル缶バッジもプレゼントされる。

料金は大人1000円、子供500円。売り上げの一部は糸魚川市に寄付される。切符1枚につき1人、1日限定で同社の鉄道が乗り放題となる。

購入者には「トキてつくん」のイラストが入った缶バッジが送られるほか、糸魚川市内の一部の観光施設などで入場料の割り引きを受けることができる。切符は有人駅窓口で購入できる。

同社営業部営業課の葛西瑞穂さんは「切符を購入していただいて、ぜひ糸魚川市へ遊びに行っていただければ」と話している。

450年前から伝統つなぐ 桑取地区で小正月行事

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写真=祝い唄で子供たちから祝福を受ける久保田留衣さん(15日)

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写真=鳥追い唄を歌いながら集落内を練り歩く子供たち(14日夜)

上越市桑取地区の西横山集落で14、15の両日、小正月行事が行われた。五穀豊穣と子孫繁栄を祈り約450年前から伝わる伝統行事で、鳥追い、禊(みそぎ)、嫁祝い、焼き草集め、オーマラが行われた。

一連の行事は同市の無形民俗文化財に指定され、主催する西横山小正月行事保存会によって守り伝えられている。参加する子供たちは中学3年生までと決まりがあり、現在、集落にいる子供は中学生2人のみ。近年は集落以外にも、桑取地区に住む子供や、集落にゆかりのある子供たちが参加している。

14日夜は、害鳥を追い払って五穀豊穣を願う行事「鳥追い」を行った。集落に住む中学生2人をはじめ、桑取地区に住む子供ら、合わせて12人が参加。午後8時過ぎ、みのとわらぐつ姿の子供たちが一列に並びながら、集落内の白山神社から桑取川にかかる橋までを、太鼓を叩きながら鳥追い唄を歌い、練り歩いた。

子供たちは「こーりゃどーこの鳥追いだ ダイロウドンの鳥追いだ」などと、太鼓の拍子にあわせて歌いながら、片道約200㍍を歩く。神社へ戻る間は、追い払った害鳥に気づかれないように黙って戻るのがしきたりとなっている。3回繰り返した後、白山神社に子供たちだけで寝泊まり。その間も子供たちが鳥追いを数回行った。

集落に住む、県立直江津中等教育学校3年の久保田里愛さん(15)は「小さい子もいるので、歩くペースを考えるのが難しかった。伝統的な行事に毎年参加できたのは良い経験。参加するのは今年が最後だけど、いつまでも続いてほしい」と話した。

15日には、子孫繁栄を願う「嫁祝い」を実施。地元の子供たちがヌルデの太刀を打ち鳴らしながら祝い唄を歌い、新婚夫婦が子宝に恵まれるよう祝った。

今年は地元の西横山出身の久保田真一さん(33)と妻の留衣さん(34)、西横山の小正月行事の運営に約20年携わっていた福原圭一さん(48)と妻の詩子さんがお祝いを受けた。

午後1時から嫁祝いが始まり、地元の子供ら約15人が西横山集落内の2軒を訪問。留衣さんと詩子さんの頭上でヌルデの太刀を打ち鳴らし、子宝を願った。雪の降る中での実施となったが、地元住民らは地域の子孫繁栄を願い、神酒を交わして盛大に祝福した。

北海道出身の留衣さんは学生時代、西横山の小正月行事について研究していたという。留衣さんは「まさか自分が祝福される立場になるとは思わなかった。子供は授かり物なので、子宝に恵まれたらうれしい」と話していた。

「ウィズユー」が パソコンお試しコースを1000円で実施

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写真=「自分のレベルやペースに合わせた教室です」と倉石代表(右)

女性講師の出張パソコン教室をはじめ、ホームページ制作など、パソコン全般をサポートする上越市北城町3の「ウィズユー」(倉石由紀子代表)は、パソコン教室メニューの一つ、「パソコンおためし体験コース」を初心者限定で特別割り引きを実施中。通常、1時間2500円(税別)を1000円(税別)で受講できる。

これからパソコンを始めたい人、始めて間もない人を対象にしたメニュー。最近はビジネスで必要な30、40代から、町内会の資料作成などを行う60代以上の人たちが多く利用するという。

倉石さんは「パソコンの電源の入れ方からマウスの使い方、文字入力など指導させていただくので、はじめての方に喜ばれています」。パソコン新規購入検討者も利用可能。個人の用途にあわせ、購入相談や購入後のセットアップやインターネット接続にも対応する(別途料金)。

教室は「無理なスケジュール設定や高額な料金を払うこともない。自分のレベルやペースに合わせた教室なので気軽に連絡を」と話している。

出張教室は1時間2500円(税別)。エリアは上越、妙高、糸魚川が中心。出張費は別途500〜2000円かかる。

営業時間は午前9時から午後6時だが、午後6時以降は応相談。不定休。電話524・7233。

長養館で1月31日まで「小正月おしゃべりプラン」実施

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写真=会席料理の前菜

上越市寺町2の長養館は31日まで「小正月おしゃべりプラン」を実施している。会席料理を堪能した後は夕方まで会話が存分に楽しめるゆったりプランで、現在予約を受け付けている。

料理は「数の子・黒豆・編笠柚子」などの前菜に始まり、お吸い物、「鳥塩糀焼き」などの焼き物、お造り、煮物と続くミニ会席5品に、「鯛ご飯いくらのせ」の食事、デザート、コーヒーが付くもの。いずれも小正月らしい華やかな料理が並ぶ。

4人から個室で、2〜3人は相席。料金は税込み一人3900円。時間は正午〜午後4時で、4時までゆっくり過ごせる。  菓子など飲み物以外の持ち込みが無料ででき、コーヒーもおかわり自由。プラン限定の「甘酒カクテル」もある。

予約は利用2日前の午後6時まで。電話523・5481。

スキー伝えた功績たたえ 金谷山でレルヒ少佐顕彰会

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写真=屋内開催となったレルヒ少佐顕彰会。レルヒの会の会員が花束を捧げる

オーストリア・ハンガリー帝国の軍人「レルヒ少佐」によって日本に初めて高田にスキーが伝えられた「スキーの日」の12日、上越市大貫2の日本スキー発祥記念館で、レルヒ少佐顕彰会が開かれた。荒天予報と少雪により、恒例の一本杖スキーの披露は中止。会場も金谷山のレルヒ像前から変更しての開催となり、出席者約120人がレルヒ少佐の功績をたたえた。

106年前の1911年1月12日、レルヒ少佐が日本で初めてスキー技術を旧日本陸軍に伝えたとされている。顕彰会はレルヒ少佐の功績をたたえ、後世に伝えようと、「レルヒの会」や「レルヒ祭実行委員会」、同市スキー関係団体連絡協議会が毎年実施している。

顕彰会では毎年、「レルヒの会」(小堺昭一会長)の会員がレルヒ像前の斜面で一本杖スキーを披露しているが、前日からの荒天予報と、周辺の積雪量が少なかったことから、今年は中止となった。この日は同記念館で式典のみを開催した。

小堺会長(87)は「スキー場、スキーヤーの数が(全盛期の)3分の1まで減っている。長野県の団体が新しい国民の祝日として"雪の日"を制定しようとしているとも聞いている。私たちもスキーの発展を願っている」とあいさつ。その後、小堺会長や来賓の村山秀幸上越市長、全日本スキー連盟の若月等理事らが花束を捧げた。

金谷山でスキーの授業を行う地元の市立高田西小学校5年生児童66人も出席。代表として三田村みずきさんと宇崎壮之輔君の2人が「スキーを楽しむことができるのは、レルヒ少佐のおかげ。スキーを伝えてくださってありがとうございます」とスピーチし、献花台に花束を捧げた。

日本スキー発祥100周年で使用された火の分火も実施。本県のゆるキャラ「レルヒさん」が、出席者の代表3人に、火の灯ったランプを手渡した。

小堺会長は「スキーをする人口が減ってきている。小中学生にどうやってスキーを普及させるかが課題。何をすべきか考えていきたい」と話していた。

頸城区高橋さんの創作童話 家の光童話賞で優秀賞

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写真=「家の光」に掲載された受賞作品を手にする高橋さん

上越市頸城区美しが丘の高橋弘美さん(58)の自作童話「とも君のトマト」が「第31回家の光童話賞」(一般社団法人家の光協会主催)で、最高賞に次ぐ優秀賞を受賞した。高橋さんは「受賞は童話の神様からのごほうび。これを励みにこれからも書き続けたい」と喜びを語っている。

同賞はフリーテーマで子供たちの心に残る作品を毎年募集しているもので、分量は400字詰め原稿用紙5枚以内。今回は国内外から864編の応募があった。

「とも君のトマト」は、来年小学校へ進学するともや君が、朝市でトマトを販売する祖母について行き、そこでの手伝いを通して恥ずかしさを乗り越え、成長する姿を描いた作品。朝市は直江津の「三・八の市」がモチーフとなっており、男の子のモデルは高橋さん自身だという。

高橋さんは20年ほど前、直江津図書館で手作り絵本講座に参加したことから童話創作に夢中になった。以来、小川未明文学館の「童話創作講座」に参加したほか、児童文学作家の杉みき子さんを中心とする童話の創作発表をする「もくれんの会」などに所属し、童話創作を趣味として楽しんできた。

童話創作の魅力は「子供の頃の自分が抱いていた気持ちと向き合えるところ」とし、「俳句のように、日常の一こまを切り取って原稿用紙5〜10枚程度で書くのが好き」と話す。

創作は好きだが、童話賞への応募は今回が初めてで、7枚だった作品を試しに5枚にまとめてみたら収まりが良く、ちょうど同賞の募集があったため応募した。受賞の連絡があった時は応募したことも忘れていたという。

優秀賞の受賞については「うれしい」と素直な感想を漏らし、「こつこつと書き続けてきたごほうびだと思っている。人の気持ちのような分かりにくいことを、ふとした日常の瞬間を切り取って表現するのが楽しいから、これからも書いていきたい」と満面の笑みを浮かべた。

作品は同協会発行の「家の光」2月号に、イラスト付きで全文が掲載されている。

クラス対抗で真剣勝負 高田北城高校で新春カルタ大会

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写真=札を取るたびに歓声が上がり拍手が沸き起こった大会

県立高田北城高校(荒木佳樹校長、生徒828人)で10日、恒例の「新春カルタ大会」が開かれた。1回戦は講堂で14試合を同時に開催。ステージ上で読み上げられる百人一首の句を聞いて、生徒たちが真剣勝負を繰り広げた。

2003年から毎年この時期に行っている行事で、今回で15回目となる。  大学受験を控える3年生と、大会を運営する図書委員を除いた1、2年生543人が参加した。試合は競技カルタに準じつつ、独自ルールも適用しており、全14クラスからそれぞれ2チームが出場。1チームは4人1グループとした4グループ編成で、各グループが25枚ごとに交代して札を奪い合う。自陣の札が早くなくなったチームが勝ちとなる。

トーナメント形式で対戦は進められ、今年は全日程を1日で行う予定だったが、時間の都合で同日は準決勝までとなった。

生徒は対戦を前に1分間で札の位置を確認。競技が始まり、札が読み上げられると熱戦が繰り広げられた。選手は背後からのぞき込み応援する仲間たちと一緒に、札を取るたびに歓声を上げ、拍手を送り、抱き合って喜ぶなどしていた。

1年5組の今泉龍耶君は「クラスメートがにぎやかにしてくれて、やる気が出た。古典の勉強にもなるし、他校ではない伝統のイベントが楽しめてうれしく思う」と話していた。

無病息災子孫繁栄祈る 上越地域各地でさいの神

上越地域の各地では7〜9日の3連休中、多くの地域で小正月行事「さいの神」が実施された。年の始めに各町内などで行う行事で、焼いたスルメなどを食べてこの一年の健康を願う人々の姿が各地で見られた。行事は今週末にも市内外で行われる。

神山町内会 高さ6㍍の"どんど焼き"

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写真=熱さに耐えつつスルメを焼く(神山)

上越市の神山町内会(金子雄三会長)は9日、高田西小学校西側の空き地で正午に実施した。町内のどんど焼き実行委員が竹で組んだ高さ6㍍ほどの骨組みに、カヤや材木などを組み合わせて準備をし、点火を行った。

会員60人ほどが見守る中、炎は勢いよく燃え上がり、時おり弾ける竹の音に人々は驚きの声を上げていた。火勢が弱まってくると会員たちは風上から炎に近寄り、顔を真っ赤にして、竹竿に吊るしたするめや餅などをあぶっていた。

大貫1の佐藤保男さん(73)は「今年は雨や雪も降らず、足元もそれほど悪くもなくてよかった。ここで焼いたスルメなどを食べて、今年一年無病息災に過ごしたい」と話していた。

本町1町内会 災害のない一年へ祈願

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写真=春日神社でのさいの神(本町1)

本町1町内会(水澤清徳会長)は9日午後3時頃、地元の春日神社で実施。各家庭から持ち寄られたしめ縄などの正月飾りや枯れ葉などに火がつくと、スルメを焼き始める地元市民らの姿が見られた。

同神社での神輿担ぎを始め、地元行事の運営に協力する「越後春日會」も会場に訪れ、つきたて餅の振る舞いを行った。会員らがきねを振り上げて餅をついたほか、子供たちも飛び入りで参加し、出来上がった餅をおしるこに入れて味わっていた。

水澤会長は「昨年末には糸魚川市で大火があった。本町1も連たん地域なので、火事が起きた時には同じような状況になる危険性がある。今年1年が災害のない年となるよう願っている」と話していた。

火災のない一年に 上越市消防出初式でパレードやはしご登り

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写真=謙信公大通りの防火パレード

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写真=市消防団大潟方面隊によるはしご登り

新年恒例の上越市消防出初式(上越市、上越市消防団主催)が8日、新光町1の上越文化会館や富岡の上越ショッピングセンターアコーレなどで開かれた。消防団員や村山秀幸市長ら約850人が出席。はしご登りや防火パレードなどを行って、今年一年が火災のない年となるよう、啓発活動を行った。

上越文化会館で開かれた式典には、消防団員らが法被姿で出席。大島正春団長が「昨年末には糸魚川市で大火が発生した。火災や災害に備え、日々の啓発活動を行い、団員の資質、技術の向上を図っていく」と決意を語った。村山市長は「人を守り、地域を守る使命感の下、消防団が地域消防や防災の要となることを期待している」と訓示を述べた。

長年消防団として活躍してきた団員や消防大会で優秀な成績を収めた分団への表彰式も開催。代表者が登壇し、村山市長から表彰状を受け取った。

式典後には、消防団と上越地域消防事務組合の消防車やポンプ車、はしご車など約70台が、謙信公大通りからかに池交差点までの約1・7㌔を走るパレードを実施。沿道に集まった大勢の市民の防火意識を高めた。

上越ショッピングセンターアコーレでは、市消防団大潟方面隊が、はしご登りのパフォーマンスを実施。団員が高さ7㍍のはしごを次々と登って行き、「背亀」や「一番まとい」などの妙技を披露し、買い物客からの歓声を浴びていた。

はしご登りを見学していた30代女性は「消防団の人たちが高い所で技を披露していてすごかった。自宅では、料をする時などに子供を火に近づけないようにして、火災の予防に努めたい」と話していた。

「ふるさと守る」強い思い 宇津尾集落が地域活動で全国表彰

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写真=執筆者の小日向さん(後列左)と宇津尾集落出身者たち

上越市の金谷区宇津尾集落(太田孝道町内会長)の地域活動をまとめた「過疎集落を維持、まもる活動」と題した事例活動報告が本年度の「あしたのまち・くらしづくり活動賞」(あしたの日本を創る協会、読売新聞東京本社など主催)の振興奨励賞を受賞した。

同賞は地域が直面するさまざまな課題を自らの手で解決して、住み良い地域社会をめざし、全国各地で独自の発想で活動に取り組んでいる地域活動団体を対象にしている。今回は全国から226団体が応募。最高賞の内閣総理大臣賞1団体をはじめ、各賞に計34団体が入賞した。

宇津尾集落は現在、1世帯1人が住む。報告書によると最盛期には26世帯187人が住んでいたが、1960年頃から集落を離れる住民が増えていった。宇津尾集落を離れた出身者たちは現在、集落にほど近い高田地区などに移り住んでいるが、「自分たちのふるさとを守っていく」思いで、現在も集落の機能を維持させているのだ。

事例活動報告書は同市「集落づくり推進員」で宇津尾集落を担当する同市西城町2の小日向順一さん(73)が執筆した。小日向さんは「宇津尾の皆さんは『やることが当たり前』と言うが、頑張りを世間に知ってもらいたかったんです」。

出身者たちは1月1日の新年会をはじめ、春と秋の祭礼、草刈り、収穫祭など、年間を通して何度も一同に集まる機会を設けている。また、2014年には宇津尾の記録を受け継ぎ、活用することなどを目的に、出身者らによる冊子「上越市宇津尾集落の記憶」を発行した。

毎年、草刈りには出身者の子供や孫の世代も参加し、20〜80代が約15人ほど集う。出身者たちは「面倒とか大変とか思ったこともない。ここに来るのが楽しみなんだ」。住民の1人、太田光汪さん(76・昭和町1)は「(今回の受賞で)特別変わることもない。これからも当たり前のことを続けて行くだけ」と話す。太田町内会長(63・北城町4)は「先人たちがやってきたことを自分たちで当然のようにしてきたこと。まさか今回、賞を取るとは思っても見なかった」と話す一方、今後の課題を「次の世代にバトンタッチしていくこと」と述べた。

今回の執筆を担当した小日向さんは報告書の締めくくりに「宇津尾集落の住人は宇津尾へ通って自分たちの集落を維持・管理・護り続けている。頼もしい限りである!ファイト!」と締めくくっている。

なお、今回の受賞をきっかけに、「上越市宇津尾集落の記憶」に使用された原画53点を3月3〜7日に土橋の同市市民プラザで展示する予定。

"日本初"の米国産LNGが上越火力発電所に到着

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写真=直江津港に到着した、米国産シェールガス由来のLNGを積んだ船

中部電力上越火力発電所で6日、日本国内初となる、米国産のシェールガスを由来としたLNG(液化天然ガス)の輸入受け入れが行われた。LNGを積んだ巨大な船は午前10時50分に直江津港に到着。約7万㌧のLNGが同発電所のタンクへと送液され、今後は発電所の燃料として使用される。

中部電力と東京電力グループの出資により設立された、燃料調達などの事業会社「JERA」(ジェラ)が仕入れた。

シェールガスとは、頁岩(シェール)層から採取される天然ガスで、従来は技術やコスト面から抽出が困難とされていたが、近年可能になり、低コストの非在来型天然ガスとして、エネルギー事情に大きな革新をもたらすと期待されている。輸入されたシェールガス由来のLNGは、米国のシェニエール社によってルイジアナ州で生産されたもの。現地時間の昨年12月7日に船に積まれて米国を出発し、1か月を経て直江津港に到着した。

ジェラはこれまで、アジアやオセアニアを中心にLNGを輸入していた。今回の米国産LNGの輸入により、調達先を増やし、価格の安定化を図りたい意向。これまで仕入れていたLNGは原則としてアジア市場向けで、第三者への転売が認められていなかったが、米国産LNGにはその制限がないため、仕向地の自由化も実現させる方針。

この日の送液作業では、同発電所の可動式アームを船につなぎ、LNGを発電所のタンクへと送っていた。

ジェラの担当者は「今回の輸入は、日本、アジアのLNG変革の始まりとなることを確信している」と期待を口にしていた。

威勢良い掛け声響く 新印上越青果で宝船の競り

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写真=仲買人の掛け声で次々と競り落とされる宝船

上越市内各地で5日、新春恒例の初競りが行われた。このうち同市藤巻の地方卸売市場新印上越青果(大場正芳社長)は、野菜や果物を積んだ宝船の競りを実施。仲買人が威勢の良い掛け声を響かせると、用意された宝船は次々と競り落とされていった。

同社では午前7時に仲買人ら関係者が集まり、初競り式を実施。代表あいさつで大場社長は、昨年の野菜や果物の価格について語り「春から夏にかけては低価格となっていたが、秋頃には曇天などの影響で特に野菜の価格が高くなった」と振り返った。

来賓によるあいさつや乾杯、手締めなどを経て、午前7時30分過ぎに毎年恒例の宝船の競りがスタート。イチゴやニンジン、ホウレンソウなどが積まれた11艘の宝船は、約1分で全て競り落とされた。

同社によると、今年の初競りの入荷量は昨年とほぼ同量の35〜40㌧。昨秋は野菜や果物の価格が高騰したが、現在は安定しているという。

ギャラリー祥で初売りオークション 15日まで

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写真=多様な作品が並ぶ店内

上越市本町5のギャラリー祥で4日、毎年恒例の「初売りオークション」が始まった。絵画や書などのほか、花瓶や鉢、ティーセットといった陶磁器などが並んでおり、誰でも入札に参加できる。15日まで。

加山又造や藤田嗣治、棟方志功などといった名だたる作家の日本画、洋画、版画や書など83点をオークションの対象とし、一般的な価格の20%ほどを入札最低価格として設定。

上村松園「御ひなの図」上村淳之「寒日」、富岡荘一郎「雪信濃川」などの作品が壁面をびっしりと埋め、その下には、三浦小平二のぐい呑みや青磁の鉢、長岡市出身の齋藤三郎の椿文鉢や、齋藤の師である近藤悠三の蘭絵皿、このほか釜や水指、茶杓といった茶器や、花瓶、大皿などが所狭しと展示されている。

同店スタッフは「素晴らしい芸術作品が多数集まっている。オークションに参加しなくても、気軽に来店してください」と話している。  オークションは15日に締め切り、17日に開票と集計が行われ、18日から落札者へ連絡が行く。

午前10時30分から午後6時まで。会期中無休。

東京五輪出場見据え "飛躍の年"に! 上総高バレー部の新井雄大君

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写真=「選手としてレベルアップしたい」と意気込む新井君

2020年に開催される東京五輪の強化指定選抜に選ばれている上越総合技術高校3年、バレーボール部の新井雄大君(18)は、3年後に迫った五輪本大会への出場を見据え、練習に励んでいる。「これからの3年間は、あっという間に過ぎるはず」と話しており、大学への進学を控える今年一年を「レベルアップするための飛躍の年にしたい」と意気込む。

新井君は身長188㌢、体重81㌔で、ポジションはウイングスパイカー。跳躍力を生かした高い打点のスパイクが武器で、ジャンプの最高到達点は全日本でもトップクラスとなる350㌢を誇る。日本バレーボール協会による東京五輪強化指定選抜「チームコア」に選ばれている。社会人や大学生も選考の対象となっており、メンバー13人のうち、高校生で選ばれた選手は新井君を含めて全国で2人のみだ。

新井君がバレーボールを始めたのは5歳の時。3歳年上の兄と一緒に市内のチームでプレーを始めた。上越市立城東中学校時代には全日本中学選抜に選ばれ、頭角を現した。

上越総合技術高校でもチームの主力として活躍。昨年11月には「春の高校バレーボール新潟県大会」に出場し、同校の大会2連覇に貢献した。今年の全国大会は4日から東京都で開催されるが、同校は本県代表として2年連続出場する。

新井君は昨年の全国大会で、2年生ながらレギュラーとして活躍し、同校のベスト16入りに貢献。3年生として迎える最後の大会は「ベスト4以上」を目標にしている。

すでにスポーツ推薦でバレーボールの強豪大学への進学を決めている。東京五輪が開かれる2020年は大学4年生として迎えるが、「日本で開かれる五輪なので、絶対に出場したい」と意気込む。

昨年は3月に左足首、9月に右足首を負傷。「我慢の多い一年だった」と振り返る。今年は「課題のレシーブ力を身に付けて、選手としてレベルアップしたい」と話し、飛躍を誓った。