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上杉謙信ゆかりの川渡餅 今日1日まで販売

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写真=できたてを手にする来店客(笹川菓子店)

郷土の戦国武将、上杉謙信の故事にちなんだ、上越地方初冬の風物詩「川渡餅」が今日1日まで販売される。11月30日には、上越市内菓子店で、朝からできたての品を買い求める客の姿が見られた。

川渡餅は、上杉謙信が川中島の合戦で千曲川を渡る際に、兵に配って士気を高め勝利したという故事にちなんでおり、無病息災を願って食べるというもの。

上越市西城町3の笹川菓子店(笹川勉社長)では、30日の午前3時から従業員5人体制で仕込みを行っており、2日間で延べ6000個を作るという。

30日は朝から客が途切れることなく訪れて、従業員は奥からできたての川渡餅を店頭に並べる作業に追われた。

上越産の餅米と北海道産の小豆を使用し、つぶあんとこしあんの2種類は、各1個108円。

笹川社長は「多くの方に上越の文化を味わってほしい。謙信の歴史を知って、食べることでこの1年を無事に過ごしていただきたい」。上越市幸町から買いに訪れた60代男性は「来年もよい年になるよう、毎年買っている。これを食べて寒さに負けずに過ごしたい」と話していた。

謙信の太刀取得へ募金箱

高田菓子組合(高橋孫左衛門組合長)は、川渡餅の販売に合わせて、同市が購入を目指す謙信の愛刀「太刀無銘一文字(号山鳥毛)」を収集するための募金箱の設置を同組合店に依頼した。

謙信の故事にちなむ川渡餅の販売に合わせ、販売店舗の店頭などに設置して寄付を募る。

竹内勉副組合長(竹内泰祥堂社長)は「川渡餅と太刀はいずれも謙信にちなんでいる。皆さんの気持ちを少しでもいただければ」と話している。

募金箱の設置は4日まで。