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個性異なる2人の作品展 ギャラリー祥で11日まで開催

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写真=1階の糸園さんの作品。2階には田中さんの作品が並ぶ

上越市本町5のギャラリー祥(久保田祥子オーナー)で2日、糸園和三郎さんと田中正秋さんの作品を展示する企画展が始まった。光の描写が美しいデッサンや油彩画、色鮮やかな版画といった24点の作品を楽しむことができる。入場無料。11日まで。

大分県中津市出身の糸園さん(1911─2001年)によるデッサンは、対象へと向かう真摯な姿勢と、それに伴う線の表現力が魅力。1980年代に右目の視力を失い、晩年は左目も衰える中で制作を続けたという意欲はどの作品にも垣間見ることができる。

1本のパステルのみを使い、海上の船を照らす朝日を妥協なく描いた「凪の朝」。「婦人像」をはじめとする人物像では心の輪郭を描いたような現実感がある。油彩画も色合いの美しさばかりでなく、存在感や、その奥へと続く空間を想像させる。

東京都世田谷区出身の田中さんの作品はライフワークとなる全国の祭をシルクスクリーンで表現したもので、計算された余白のバランスも美しい。「那智の火祭」「なまはげ」「東大寺二月堂、お水取り」など色彩豊かな11点が並ぶ。

久保田オーナーは「洗練された2人の作品から、それぞれの個性を感じ取ってもらいたい。この機会に気軽にぜひ見に来てほしい」と話している。

午前10時30分から午後6時30分。最終日は同6時まで。