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抜き打ちで備え確認 上越市が緊急地震速報訓練

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写真=災害対策本部の設置を行う市職員ら

 総務省消防庁が運用する全国瞬時警報システム(Jアラート)を使用した緊急地震速報訓練が23日、全国一斉に行われた。上越市では、災害対策本部を設置する独自の抜き打ち訓練も実施。市職員らは万が一の事態に備え、訓練に励んだ。

 緊急地震速報訓練は総務省が毎年実施しており、全国の各市町村は希望制で参加することができる。同市は2年ぶりの参加。午前10時15分に、市内各家庭の防災ラジオなどに、一斉にJアラートの緊急地震速報が流れた。

 同10時20分には、震度5強の地震を想定した同市独自の訓練も実施。一部職員を除いて、独自訓練を行うことは内密にされていたが、職員らは速やかに情報の収集にあたった。

 館内放送で災害対策本部の設置が呼び掛けられると、市職員ら40人で構成される同本部連絡員は、即座に市役所4階の会議室に集合。室内に机と椅子を並べ、緊急時用のパソコンや電話を設置。インターネットのほか、各区総合事務所や教育プラザとテレビ電話がつながるかなどを確認した。

 反省会では、同本部連絡員から「緊急時用のパソコンに更新プログラムが溜まっていた。パソコンが使えるようになるまで時間がかかった」。「机の上が手狭で、メモを取るスペースがない。パソコンの台数を減らしたほうがいい」などの意見が上がった。

 危機管理課の田村晋一副課長は「熊本地震のように、災害はいつどこで起きるか分からない。異動などで新たに災害対策本部連絡員となった職員もいるので、今回の訓練で出た反省点を今後に生かしたい」と話していた。