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"絵本で豊かな感情を" 読み語りジャックの会が20年迎える

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写真=高田図書館で恒例の「土曜おはなし会」を開く会員ら(4日)

 子供たちの豊かな感情を育もうと、上越市内で絵本や紙芝居の読み聞かせを行っているボランティアグループ「読み語りジャックの会」(高野省子代表)は、今月13日で活動開始から満20年を迎える。

 同会は1996年、高田図書館主催の読み聞かせ講座を受講した市民らが集まり「読み聞かせジャックの会」として発足。翌年に「読み語りジャックの会」に名を改めた。現在は会員24人で活動しており、毎週土曜に高田、直江津の両図書館で絵本や紙芝居を披露する「土曜おはなし会」を開いているほか、市内の小学校を訪問して読み聞かせを行うなどしている。年2回行う会員総出演の「絵本とおはなしのへや」は、多くの子供たちが訪れる。

 高田図書館では96年以前にも、上越教育大学の大学院生が絵本の読み聞かせを行っていたというが、院生のスケジュールが多忙となり、次第に開催回数が減少。集まった市民らが院生から引き継ぐ形で読み聞かせを始めた。"ジャック"の名は、練習の際に使用した絵本が「ジャックと豆の木」であったことに由来している。

 2008年には、継続的な活動実績が認められ、文部科学大臣表彰を受賞した。  活動開始から20年が経った現在も、絵本の持ち方や声の大きさといった読み聞かせに必要な技術を高めようと、会員らは研さんを積んでいる。

 高野代表は「最近は、小さい頃からテレビゲームをする子供が多い。絵本や紙芝居を見て、豊かな感情を育ててほしい。一緒に活動するメンバーも募集しているので、希望者はぜひ一度、読み聞かせに来てほしい」と話していた。