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特殊詐欺を撃退! 高齢者宅に通話録音装置の設置進む

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写真=電話機に通話録音装置をつなぐ市職員(17日)

 上越市は、電話などを通じて現金をだまし取る特殊詐欺の被害を減らそうと、市内の高齢者世帯に、警告メッセージ付きの通話録音装置を無償で貸し出している。現在、市職員が申し込みのあった家庭を訪問し、設置作業を行っている。

 録音装置は、電話機本体と電話線をつなぎ、会話を録音するもの。通話前には「この電話は振り込め詐欺等の犯罪被害防止のため、会話内容が自動録音されます」とアナウンスされ、詐欺の抑止が期待される。電話帳に登録した番号からの着信の際は、アナウンスを消すこともできる。

 装置中央には、緊急通報用の赤いボタンが付いている。怪しい電話を受けた際には、ボタンを押すことで、あらかじめ登録した最大4件の電話番号に「緊急事態発生」の音声と、自身で録音したメッセージを流すことができる。息子や親せきなどを登録しておけば、その場で素早くメッセージを送信することができる。

 17日には、市職員が市内の70歳代女性宅を訪問。電話機に録音装置をつないだ。女性は1年前から一人暮らしで、特殊詐欺事件のニュースを目にするたびに不安を感じていたという。市の広報紙で通話録音装置の貸与事業を知り、申請を行った。

 女性は「まだ詐欺の電話がかかってきたことはないが、勧誘の電話なども多いので、何かが起きる前に録音装置を借りることにした。変な電話がかかって来ないことを願っている」と話していた。  同市市民安全課の高波義明副課長は「この録音機で、オレオレ詐欺の被害がなくなることを願っている」と話していた。

 録音装置は211台を用意しており、現在は165台を貸し出しているため、市は引き続き申請を受け付けている。申請は、同市役所や各区総合事務所などで配布される用紙に必要事項を記入して行う。高齢者のみの世帯、日中が高齢者のみとなる世帯が対象。

 問い合わせは、同市市民安全課526・5111。