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米と大豆で売れる産品を セミナーと試食会に市民ら参加

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写真=和食、洋食、スイーツの計6品を試食する参加者

 2020年の東京オリンピックを見据え、"上越ならではの売れる産品づくり"を目指したセミナーと試食会が1日、上越市土橋の同市市民プラザで開かれた。市民や事業者など約120人が参加し、米と大豆を生かした産品について考えた。

 「上越の産品づくり」は、上越市が第6次総合計画の重点戦略の一つとして位置付けている。本年度は市民が参画した資源選定委員会が、産品に使う資源を①十分な生産量②市場への訴求力③上越らしさの3点から、米と大豆に絞り込んだ。さらに"スパイス的な資源"として、上越野菜、イチゴ、イチジク、魚介類などを選んだ。

 冒頭のセミナーでは、同委員会の委員長を務めた地域プロデューサーの本田勝之助氏(本田屋本店代表)が、約1時間にわたり、地域の個性を出した市民参加型の商品開発について説明した。「客が見たいものと、上越市が見せたいものを合致させること。あれもこれもの幕の内弁当では記憶に残らない。テーマを選んで、市民が力を合わせて地域ブランドを作る必要がある」などと述べた。

 試食会は、新年度に「特産品」と「料理」の二つのカテゴリーで市民からアイデアを募集する前に、市内の3店がモデルとして創作した料理を味わってもらおうと計画された。

 和食では料亭やすね(仲町2)が、大豆を使ったのっぺ風の雑煮と、湯葉とアスパラ菜のおひたしを提案。洋食ではオステリア・サカヅメ(西本町3)が、米粉のタリアテッレと、湯葉やモッツァレラチーズを使ったトルテリーニを。スイーツはパティスリー・リリ(富岡)が、米粉のプリンと、米粉と酒粕を使ったマカロンを提供した。

 やすねの眞田博之総料理長は「大豆を原料にした湯葉は、美肌効果、骨粗しょう症を予防する効果もあり、健康に良い。雑煮には黒大豆の餅、干しズイキを使った」と説明した。

 6品を試食した同市春日野2の水島恵子さん(78)は「雑煮は具だくさんで、ズイキに感心した。マカロンがおいしかった」と話す。

 本田氏は「奇しくも湯葉を使った料理が2品あった。大豆の産地で作った湯葉は存在感がある。ヘルシーな素材でもあり、料理のバラエティーを広げた。マカロンは完成度が高かった」と感想を述べた。