上越よみうりは読売新聞に無料で折り込まれる日刊紙です。旧上越市を中心に政治・経済・サークル活動・スポーツ・イベント等、身近な話題を取材報道している市民新聞です。

2015年11月アーカイブ

第2回上越市小学校親善相撲大会で熱戦

20151129小学校相撲.jpg

写真=小学生168人が力強い取り組みで会場を沸かせた

 上越市本城町の高田スポーツセンターで29日、「第2回上越市小学校親善相撲大会」が開かれた。同市内20校の4〜6年生168人が参加し、個人戦と団体戦で熱戦を繰り広げた。男子団体は南川小学校、女子団体は柿崎小学校Bチームが優勝した。
 国民的文化である相撲に親しみ、礼儀作法と道徳心を育てようと、上越市相撲連盟(永島義雄会長)が昨年から開催している。
 大会に先立ち、永島会長は「資源の少ない日本という国が発展してきた背景には、日本人が持つ賢さ、そして強い精神力が挙げられる。学校での勉強はもちろん、相撲を通じてタフな精神力を身に付けてほしい」とあいさつした。
 会場には、大相撲と同じ直径4・55メートルの土俵を3つ用意。3人制による団体戦と個人のトーナメント戦を、それぞれ男女別で実施した。
 出場した児童たちは「お願いします」と大きな声であいさつして、取り組みを開始。歯をくいしばりながら奮闘する姿に、駆け付けた保護者から拍手と歓声が沸き起こった。
 南川小6年の西條卓斗君(12)は、168センチ6キロの恵まれた体格を生かし、力強い相撲を展開。6年男子個人と男子団体の両部門で優勝を果たした。西條君は「みんな強かったけど、パワーでは負けないと思っていた。優勝できてうれしい」と話した。

「年の瀬はいから堂」でクリスマスと正月雑貨販売

20151128はいから堂.JPG

写真=クリスマスグッズが並んだコーナー

 上越市の「ここちすたいる」「イラスト屋ひぐち」「珈琲工房かさはら」による町家ショップ「年の瀬はいから堂」が28、29の両日、同市本町6の「ぎゃらりー和のくら」で開かれた。クリスマスやお正月にちなんだ雑貨や小物などをはじめ、ポストカードなどが販売された。
 はいから堂は10年前、町家を生かすイベントとして「ここちすたいる」の秋山綾子代表の声かけで3店舗が集まりスタート。春夏秋冬、季節にあわせた商品販売などを行ってきた。一度中断したものの、多くのファンの要望などで今夏再開した。
 ギャラリー内はクリスマスやお正月にちなんだ雑貨や小物、カレンダーが一堂に。「イラスト屋ひぐち」は2016年カレンダー、300種類以上の町並み絵葉書、クリスマスカードなど、「ここちすたいる」はクリスマスや冬の絵柄のてぬぐい、使い心地に定評のあるふきん、クリスマス雑貨など、「珈琲工房かさはら」はクリスマスブレンドやコーヒーギフトなどを販売した。

サケ放流に向け和田小4年生が採卵学ぶ

20151126サケの採卵見学.JPG

写真=平井組合長(手前左)によるサケの受精作業を見学する和田小4年生児童ら

 自分たちでサケを育てて放流したい--。上越市立和田小学校(黒崎博幸校長・児童110人)の4年生20人は26日、同市有間川にある「桑取川鮭採抱所」でサケの飼育活動見学を行った。投網による捕獲や受精作業を見学し、サケの生態や稚魚の育て方を学んだ。
 総合学習の一環として、地元の自然に親しもうと実施。これまでは、矢代川の水質調査や植物観察などを行ってきた。
 児童たちはまず、桑取川漁業協同組合(平井民夫組合長)による投網を見学。次々と川岸に上がるサケを見て歓声を上げていた。
 その後、平井組合長が、メスのサケから卵を取り出し、オスの精子をかける受精作業を実施した。「1時間以内に受精させないと卵は駄目になってしまう」「毎年約82万個の卵を受精させているが、孵化するのは9割ほど」などと説明しながら作業を進めていった。
 児童たちは平井組合長から餌のやり方や水温の調整の仕方などを教わり、真剣な表情でメモを取っていた。
 来年3月にはサケの放流を行うため、受精卵は同校へ持ち帰り、自分たちで孵化させ、稚魚を育てるという。
 宮崎光矢君(10)は「死んでしまうメスのサケはかわいそうだけど、命の大切さが分かった。たくさんのサケを放流できるよう、大事に育てたい」と話していた。

姉妹・友好都市20年を祝い飯小と浦項の小学校が音楽交流

20151125韓国交流.JPG

写真=合同演奏を行う飯小金管部と柳江小オーケストラ

 上越市立飯小学校(栗岡秀明校長・児童370人)は25日、同校で韓国の浦項市の柳江小学校と交流会を行った。両校児童は合同合唱や楽器演奏を行い、互いに親睦を深めた。
 上越市が浦項市と「姉妹・友好都市」を結んで20年目を迎えたことから実施。これまでも中学生以上を対象に学校交流を実施していたが、今回は初めて小学生同士の開催となった。交流会のテーマ「音楽」に合わせ、金管活動に力を入れる飯小と、校内オーケストラを組む柳江小が実施校に選ばれた。
 柳江小は3~6年生の代表児童16人が参加した。体育館で行われた全体交流では、飯小金管部のマーチングバンドと、柳江小によるオーケストラ演奏を実施。両校自慢のメロディが響き渡った。その後、合同演奏を行った。
 6年生の牧野拓さん(12)は「管楽器と弦楽器の合同演奏はほとんどやったことがなかったので緊張した。一発勝負だったけどうまくいって良かった」と話していた。
 その後、飯小児童からの質問コーナーを実施。「知っている日本人はいますか」「韓国は宿題が多いですか」などの質問が飛んだ。柳江小児童は通訳を介し、「サッカーの本田圭佑選手」「宿題はそれほど出ない」と返していた。
 5年生のオ・ダインさん(12)は「金管演奏が上手で本当に驚いた。今後もいろいろな形で日本と交流をしたい」と感想を語った。

冬告げるフラワーセンターのシクラメン 29日に即売会

シクラメン.JPG

写真=ハウス内には美しい花をつけたシクラメンが並ぶ

 上越市高土町3のさくら工房フラワーセンターで色とりどりのシクラメンが花を付け、冬の訪れを感じさせている。29日には毎年恒例の「シクラメン即売会」が開かれる。職員たちは即売会に向け、連日準備に追われている。即売会は午前9時から午後3時。
 シクラメンは同センター職員、同市老人クラブ連合会生産部、同工房利用者が丹精込めて育てたもの。今年も淡いピンクや紫、赤といったかわいらしい花が咲き、ハウス内を彩る。当日は6号鉢、5号鉢の計750鉢を販売。同工房支援員で同センターの管理を行う近藤昇一さん(66)によると、シクラメンは土の表面が乾いたら水をやり「暖房器具の風が当たる場所には置かないようにして。寒さに強い花。冬場にきれいな花を眺めて」。
 当日はほかにパンジー、ビオラ、オブコニカ、マラコイデスなども販売する。近藤さんは「大勢の皆さんにご来場いただければ」。シクラメンの6号鉢は1300円、5号鉢は700円。29日以降、土日を除いた平日にも継続的に花の販売を行う。
 即売会に関する問い合わせは、同センター524・1401。

上越の名所や資源絵柄に 8万個のドミノ倒し成功

20151123ドミノ.JPG

写真=市内の小中学生200人が8万個のドミノで絵柄を完成させた

 上越青年会議所未来創造委員会(川上陽委員長)は23日、上越市下門前の教育プラザ大体育館で、8万個のドミノを倒すイベントを開催した。ドミノが倒れる場面を一目見ようと、会場には多くの家族連れが訪れた。
 上越の名所や資源をドミノの絵柄の題材にすることで、地元の子供たちに上越の良さを知ってもらおうと初開催した。
 ドミノは、同市内の小中学生約200人が、21日朝から並べた。途中、何度もドミノを倒してしまうハプニングが発生したものの、辛抱強く並べ続け、約13時間をかけて22日の夕方に絵柄を完成させた。
 本番を前に、川上委員長は「このドミノ倒しを通じて、子供たちに上越への愛着を持ってもらいたい」とあいさつ。
 そして、参加者や大勢の観客が見守る中、ドミノ倒しがスタート。春日山城や高田城三重櫓を始め、コシヒカリおにぎりや田園、上杉謙信や桜などの絵が次々と浮かび上がった。このほか、上越沖に埋蔵されるメタンハイドレートや、ピーアールキャラクターの「めったんくん」、最後に「上越の未来創造!」の文字が浮かび上がると、会場からは拍手と歓声が沸き起こった。
 稲田小3年の手塚嵩晴君(8)は「ドミノを並べるのは疲れたけど、思い出になった。うまくいって良かった」と話していた。
 本番の様子は後日、無料動画サイト「ユーチューブ」で公開される。

水族博物館写生会で白石眞菜さんが市長賞

写生会受賞者.JPG

写真=15人の入賞者たち

 幼児から一般まで広く作品を募った「第26回上越市立水族博物館写生会」の授賞式が22日、同館で行われた。最高賞の市長賞に輝いた木浦保育園(糸魚川市)の白石眞菜さん(3)ら入賞者15人に賞状が贈られた。
 写生会は1990年から続いているが、本年度から横浜八景島が指定管理者となって初めての開催となった。今回は上越地域の保育園、幼稚園、小・中学校のほか、妙高市、糸魚川市、南魚沼市からも出品があり、応募総数は前年を上回る916点だった。
 上越美術連盟の細井一貞会長、市立総合博物館の宮崎俊英館長、同水族博物館の櫻健太郎館長が審査し、市長賞1点、教育長賞2点、横浜八景島賞2点、優秀賞10点の計15点を選んだ。
 大回遊水槽マリンジャンボ前で行われた授賞式では、上越市の関原貢副市長や櫻館長が、入賞者一人ひとりに賞状を手渡した。
 市長賞に輝いた眞菜さんの作品は、今年9月に保育園の遠足で同館を訪れ、2匹のペンギンを描いたもの。母の直子さん(35)は「ペンギンの周りの色がきれい。(受賞の知らせに)びっくりし、感動しました」と話していた。
 入賞作品15点は来年1月2日まで同館内に展示される。その他の全作品も3月末まで、順次同館に飾られる。
 入賞者は次の通り(敬称略)。市長賞以外の作品写真は後日掲載。
◇「第26回上越市立水族博物館写生会」入賞者
▽市長賞 白石眞菜(木浦保育園)「よちよちペンギン」
▽教育長賞 小林久記(山部小)「ペンギン村」、西條瑠花(春日中2年)「躍動」
▽横浜八景島賞 菱山環子(マハヤナ幼)「おねえさんがエサをあげていたよ」、稲川青海(真行寺幼)「おおきなえい」
▽優秀賞 岩澤愛心(黒田小4年)、浦澤ひかり(五智保)、片山莉奈(南魚沼市立塩沢中)、金玉結愛(真行寺幼)、北嶋光琉(同)、安原央華(同)、小堺海音(聖上智幼)、斉藤成那(マハヤナ幼)、笹山莉奈(同)、梨本実桜(門前にこにこ保)

上越初の「ひとカラ」も カラオケ「ライブワン」オープン

【22日付け】20151117カラオケ店オープン①.JPG

写真=上越初の「ひとりカラオケ」ルーム

 上越市仲町3のカラオケ店「スタジオNINJA」が先日、「カラオケアミューズメント ライブワン」(クレセント新潟・佐藤唯義社長)として店名を新たに移転オープンした。場所は高田駅ほど近くの線路沿い。旧「サウンドパーク米蔵」跡地。
 同店は音響品質に徹底的にこだわったカラオケを提供。ジョイサウンド最新機種の「MAX」を大量設置したほか、上越初の「ひとりカラオケ」専用ルームを3部屋設けた。「ひとカラ」ルームはヘッドホンとスタンドマイクを設置。ヘッドホンをつけることで自分の歌声がより鮮明に聞くことができる。このほか、2つの異なる映像を楽しみながら歌えるデュアルモニタールーム、大人数でワイワイ盛り上がれる「パーティールーム」、小さな子供連れ専用の「大型キッズルーム」など全22室あり。
 フード、ドリンクの持ち込みも可能だが、飲み放題専用の「アルコールバー」を新設。生ビール、焼酎、カクテル、ワイン、サワーなどをセルフ方式で提供。もちろん、「ソフトドリンクバー」も充実。ポップコーンも食べ放題だ。フードは「NINJA」時代に人気の高かった「NINJAラーメン」(600円)も引き続き提供する。
 また、アンチエイジングに効果があるとされる水素を吸引できる部屋を新設。同店は「『最近疲れを感じる。体調を整えたい』という方はぜひ試してみて」。カラオケ利用料金は一般10分50円〜。学生料金もあり。予約も随時受け付け中。営業時間は午前11時から午前4時。金、土、祝前日は午前5時まで。
 同店の竹越弘至店長は「最近は中高年の方の利用がとても増えた」と語るほか、「カラオケがもっと楽しくなる仕掛けが満載です。ぜひ利用して」と話している。年中無休。問い合わせや予約は同店522・7405。

妙高酒造に新酒の季節到来を告げる杉玉

20151120杉玉設置 (2).jpg

写真=妙高酒造の軒下に、新酒の出荷を知らせる杉玉がつるされた

 純米大吟醸「妙高山」で知られる上越市南本町2の妙高酒造(松田治久社長)の軒先に20日、新酒の出荷を知らせる「杉玉」が飾られた。青々とした姿の杉玉が、新酒の季節到来を告げている。
 杉玉は杉の葉を球状に束ねたもの。江戸中期から、新酒が搾られた「お知らせ」として、酒蔵が軒先に飾っている。別名「酒林」とも呼ばれ、毎年11月頃に取り付けられるが、時間の経過と共に葉が枯れて茶色がかってくるため、この色の変化が新酒の熟成具合を知らせる役割も持つ。
 同店では毎年、高さ約2・5メートルの軒下に杉玉を設置している。今年の杉玉は、清里区の杉の葉を使って、直径約50センチほどの球状に仕上げた。
 この日は小雨が降る中での設置作業となったが、従業員は、用意した踏み台に登って、軒下に綱でしっかりと結んで杉玉をつるした。
 同社の平田正行杜氏は「新酒は日本酒の完成形からは少し離れているかもしれないが、熟成された日本酒にはないフレッシュな香りや味わいがある。今の時期しか味わえない旨味を感じてもらえたらうれしい」と話していた。
 同社の新酒は25日から販売開始となる。

手作り卒業証書に 大和小6年生が青苧の紙すきに挑戦

青苧で紙すき2.jpg

写真=青苧による紙すきに挑戦する児童

 上越市立大和小学校(荒川圭子校長、児童215人)の6年生が19日、植物のカラムシから採れる繊維、青苧による紙すきに挑戦した。出来上がった紙は自らの卒業証書になるとあって、児童たちは真剣な表情で丁寧に取り組んだ。
 青苧による手作りの卒業証書は、書家でもある荒川校長が前任校で取り組み好評だったことなどから、NPO法人越後青苧の会(近藤紀一郎会長)から指導を受けて大和小でも行うことになった。
 6年生35人は事前に近藤会長らから、郷土の戦国武将、上杉謙信の財政を支えた青苧の歴史などについて話を聞き、この日紙すきに挑戦した。
 青苧の繊維を細かく裁断しほぐしたものを溶かした水にすき枠を沈め、均一に繊維を乗せ静かに持ち上げる。児童たちは真剣な表情で取り組んでいた。
 山本優馬君は「紙すきは初めてで、繊維を均等に乗せるのが難しかったが、手作りの卒業証書は記念になるのでうれしい」と話していた。
 指導した近藤会長は「青苧100%で紙を作っているのは全国でも私たちだけ。こうしたことを通して子供たちに青苧について知ってもらえてうれしいし、子供たちにとってもいい思い出になる」と話していた。
 今後、出来上がった紙に、荒川校長が一枚一枚手書きして卒業証書にする。また児童たちは証書を入れる額も木で手作りする予定だ。

高田木曜会合唱団 定期演奏会本番控え最後の練習

20151118高田木曜会.JPG

写真=本番前の最終調整に余念がない高田木曜会のメンバー

 上越市内の合唱愛好者でつくる「高田木曜会合唱団」(山田弘会長)は、21日に同市下門前のリージョンプラザ上越コンサートホールで「第62回定期演奏会」を開催する。17日には、上越市西城町2の高田カトリック教会で、本番前最後の練習を行った。
 62年の歴史を誇る同会には現在、社会人を中心に36人のメンバーがいる。指揮者は上越教育大学大学院の上野正人准教授、ピアノ伴奏は同大学の平野俊介教授が務める。
 同会は本番に備え、1年前から毎週1回の練習を積んできた。9月には同市安塚区で合宿を行うなど、歌唱力の向上だけでなく、メンバー同士のコミュニケーションも欠かさない。
 この日の練習では、本番を想定した最終調整を実施。指揮を振る上野准教授が「ここの強弱はもう少し弱く」「歌い出しが少し早い」と指導するなど、歌の細部の微調整に尽力した。
 当日は、「浜辺の歌」「待ちぼうけ」といった親しみのある日本の歌をはじめ、「アヴェ・マリア」など外国の曲も披露する。そのほかにも、「北の国から」といったさだまさしの歌や、組曲「旅」など、合計22曲を歌う。また、同市出身のオペラ歌手宮澤彩子さんと、県立高田高校出身のピアニスト平野真奈さんが、ソリストとして出演する。
 山田会長(60)は「高田木曜会は毎年1回ずつ定期演奏会を重ねてきた。これからも平和に歌い継いでいけることを祈っている」と話していた。
 定期演奏会は午後3時開演。入場料は大人1000円、高校生以下無料。問い合わせは山田会長524・3742。

小中学生が「能・狂言鑑賞教室」で伝統芸能を体験

20151117能と狂言.JPG

写真=中学生が舞台上ですり足体験に臨んだ

 上越商工会議所や上越市内の企業で構成される久比岐能実行委員会(田中弘邦会長)は17日、同市新光町1の上越文化会館で、市内の小中学生1853人を招いて「能・狂言鑑賞教室」を開いた。小中学生は能と狂言の鑑賞会や体験会に臨み、日本の伝統文化に触れた。
 市内の小中学生に日本の伝統芸能の楽しさを知ってもらおうと、同日夜に開かれた「久比岐能」の事前イベントとして毎年開催している。今年は市内の小中学校が15校ずつ招待された。小学生を招待するのは今回が初めて。
 小学生は狂言の部に参加し、和泉流の能村晶人さんらによる「柿山伏」を鑑賞した。柿山伏は、柿の実を盗んだ山伏が懲らしめられる話。領主は慌てて木の上に隠れた山伏に聞こえるよう「盗んだのは犬か、猿か」と声を出し、山伏に動物の声まねをさせるコミカルな物語だ。鑑賞後には、能村さんの指導の下、山伏と同じように動物の声まねをして狂言を体験した。
 中学生は能の部に参加。観世流の観世喜正さんから、能の歴史や足裏でこするように床を歩くすり足の解説を受けた。その後、各校の代表生徒30人が舞台に上がり、扇を持ってすり足に挑戦した。その後、観世さんらによる能「羽衣」を鑑賞した。
 和田小5年の橋本葉槻君(11)は「みんなで動物のまねをするのが楽しかった。(柿山伏は)見ていて面白かった」と話していた。

上越に来て ちりつも観光プロジェクト「冬編」はがき製作

20151116ちりつも.JPG

写真=渡辺会長(右)が西條統括局長にはがきを手渡した

 はがきを出して上越に観光客を呼び込もうと活動する「ちりつも観光プロジェクト」(渡辺一二三会長)は、来年の年賀状として使える「冬編」のはがきを完成させた。16日には、上越市下池部の前島記念館で、日本郵便上越地区連絡会の西條英夫統括局長にはがきを手渡した。
 同プロジェクトは「ちりも積もれば山となる」の言葉の下、一人でも多くの市民にはがきで上越の観光を発信してもらおうと、5年前に結成された。絵はがきは年4回、製作している。
 今回の絵柄は、生誕180年を迎えた「郵便の父」こと前島密をモチーフにしたキャラクター「ひそかさん」が、来年の干支である申を左肩に乗せているもの。背景は白地にし、手書きのメッセージなどを書き込めるようにした。はがきには、同市で来年に開催される「レルヒ祭」や「灯の回廊」の告知文も掲載されている。
 渡辺会長は「新年のあいさつにぜひ使っていただきたい。このはがきを見た一人でも多くの人が、上越を訪れてくれたらうれしい」と話していた。
 4500枚用意されたはがきは、12月14日から旧上越市内にある26の郵便局で無料配布される。

第32回ファミリー綱引き大会で大和Bが8年ぶり優勝

ファミリー綱引き.jpg

写真=懸命に綱を引き優勝した大和Bチーム

 第32回上越市ファミリー綱引き大会が15日、同市下門前のリージョンプラザ上越で開かれ、小学生から60歳以上までの世代を超えたチームが熱戦を繰り広げた。決勝は、大和Bが諏訪Aを破り、8年ぶり7回目の優勝を果たした。
 大会には、町内を基本に小学校区単位などのチームで出場する。1チーム15人で、小学生と女性それぞれ2人以上、55歳以上と60歳以上をそれぞれ1人を必ず入れなければならない。世代を超えて地域をつなぐスポーツイベントとして定着している。今年は41チームが参加し、8ブロックでの予選を経て、上位2チームが決勝トーナメントへ進出。615人の選手のほか会場には各町内の応援団が集まり、熱気に包まれた。
 試合は1セット15秒の3セットマッチ。決勝戦は、大和Bが2─1で諏訪Aを下した。
 8年ぶりの優勝を果たした大和Bの選手たちは監督を胴上げして喜んだ。胴上げされた監督の流石義紀さん(49)は「8月から週3回練習してきた。とにかく選手たちが一つになれたのが勝因。久しぶりに優勝できて本当にうれしい」と喜んでいた。
 レクリエーション競技の大縄跳び大会には28チームが出場し、上中田Aチームが101回を跳び優勝した。
 結果は次の通り。
▼綱引き ①大和B②諏訪A③中田原A、大和A 【敢闘賞】(ベスト8)津有北部地区SC、中田原B、木田A、春日山町2丁目町内会
▼大縄跳び ①上中田A②諏訪A③諏訪B④上中田B⑤大和A⑥名立家一族⑦新光町3丁目B⑧和田

8万個ドミノにドキドキ 小中学生が本番前に練習

ドミノ練習スタート.JPG

写真=ドミノ牌の置き方を学び、実践する親子

 8万個のドミノ倒しに挑戦するイベント「ドミノで創ろう!! 上越の明るい未来」(上越青年会議所主催)が23日午後2時、上越市下門前の教育プラザ大体育館で開催される。本番を間近に控えた14日、同市西本町4の同市厚生北会館でドミノの基本を学び実践する練習会が開かれ、当日参加する小中学生や保護者ら約30人が参加した。
 未来の上越を担う子供たちから上越に愛着を持ってもらうことなどが目的。同会議所の未来創造委員会(川上陽委員長)がイベント運営を行う。本番は「上杉謙信や春日山城」、「新エネルギーのメタンハイドレート」、「高田公園と高田城」、「上越の食」など上越の資源をモチーフにしたドミノ画を作り、ドミノ倒しに挑戦するという。21、22の2日間を準備日とし、会場で8万個のドミノ牌を配置する。同日の練習会はドミノ牌の基本的な並べ方などを学ぶために設けられた。
 同イベントではNPO法人日本ドミノ協会(佐藤正光理事長、事務局・埼玉県)に協力を要請。練習から本番まで、協会員たちがサポートを行う。練習会で指導を担当した佐藤理事長(61)によると、小中学生が参加するドミノイベントは「4、5万個が平均的。今回挑戦する8万個は多い方」と言い、「8万個は正直厳しい感じがある。そのため、参加者の皆さんからドミノに慣れてもらうことと集中力の持続が大切なんです」。また、「ドミノはただ並べるだけではなく、倒れた時の奇麗さを求める。最後まで気は抜けない」と語った。
 参加者たちはドミノ牌の置き方、間隔、まっすぐに並べる意味などを佐藤理事長らから学び、真剣に取り組んだ。市立黒田小2年の宮越大和君は「楽しいけど、倒すと大変だからドキドキしちゃう」、母親の未菜子さんは「集中力がつき、学習にも役立つと良いと思って参加しました。子供たち同士、協力しながら行い、成功すればいいですね」と話した。
 川上委員長は「これをきっかけに上越の良さ、素晴らしさなどを多くの子供たちから知ってもらえれば。当日は多くの方からも見ていただきたい」と話している。今日15日も練習会が行われる。
 本番当日の様子は、動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)で後日配信予定。

上越市除雪出動式で冬場の安心安全な除雪誓う

20151113除雪出動式.JPG

写真=参加者に見守られながら除雪車が出動した

 上越市の除雪出動式が13日、上越文化会館大ホールで開かれた。除雪事業者や市職員など関係者が参加し、今冬の安全安心な除雪作業に向けて士気を高めた。
 冬期間の円滑な道路交通の確保に向け、除雪事業者など関係者の意識高揚を図ることが目的。同市内の除雪事業者107社など関係者200人が集った。
 同市副市長の野口和広除雪対策本部長が冒頭、「厳しい条件の中、昼夜問わずに作業していただき感謝。今冬も万全な態勢を整え、事故のないよう健康面にも留意して」と激励。これを受け、板倉区達野、牧信の工事部長、小山仁さんが「冬期間、市民の皆さんの安全安心な道路交通を確保するため、気象状況を適切に把握し、従事者の健康管理や交通事故防止に努めていく」と決意表明した。
 屋外では今年度新たに購入した除雪車3台、車道ロータリー車1台、小型ロータリー車2台の計6台による出発式が行われ、参加者が見守る中、出動した。
 同市によると昨冬の初出動は12月5日。今冬は新たに購入した6台を含め、除雪車112台、車道用ロータリー55台、歩道用ロータリー43台、凍結防止剤散布車4台の計214台と各事業者所有の除雪車など、計458台が作業に当たる。

二本木駅旧待合室が憩いの場にリニューアル

20151109二本木駅.JPG

写真=改装された待合室には、二本木駅周辺の鉄道ジオラマ模型が設置された

 上越市中郷区板橋のえちごトキめき鉄道二本木駅の旧待合室がこのほど、リニューアルされた。壁紙を白く張り替え、同駅のスイッチバックの線路を再現したジオラマを設置。待合室としてだけでなく、市民ギャラリーとしても使えるスペースに生まれ変わった。
 同駅は1911年に開業。ホームに屋根を設置するなどの改修は行われてきたが、駅舎は開業当時の姿を保ち続けてきた。
 改修された旧待合室は、老朽化や冷暖房が効きにくかったことなどから、10年以上前に閉鎖。以降は物置きとして使用されていた。
 だが、中郷観光協会(松原功会長)が「市民の憩いの場として再利用できないか」と改修を提案。同市の地域活動支援事業を活用して今年8月にリニューアルした。壁際の椅子と窓枠は開業当時のものをそのまま使用し、当時の雰囲気を残した。
 広さ約66平方メートル新しい待合室には、同駅周辺の街なみを再現した鉄道のジオラマ模型が設置された。今後は写真や絵を展示するギャラリーとしても活用していく。
 松原会長は「新しい待合室が、中郷区の活性化につながればうれしい」と話していた。

高田公園でブロンズ像の雪囲い始まる

ブロンズ像2.JPG

写真=9人がブロンズ像の冬囲いにあたった

 降雪シーズンを間近に控え、上越市の高田公園で11日、ブロンズ像の冬囲い作業が始まった。曇り空が続く肌寒い一日となったが、同市職員たちは協力しながら着々と作業を進めた。
 同公園のブロンズ像は西堀沿いのブロンズプロムナードの16基をはじめ、噴水付近には同市出身の彫刻家、岩野勇三のブロンズコーナーに10基、計26基がある。ブロンズ像を雪の重みから守るため、例年この時期に冬囲いが行われる。
 作業初日は同市職員と同市シルバー人材センター登録会員の計9人が作業に当たった。同公園のブロンズ像は四方を覆わずに正面を開けて囲う方法を取り入れている。公園管理人の石田三郎さん(62)は「冬場に公園を訪れた人にもブロンズ像を鑑賞してもらえるよう、数年前から正面を開けているんです」。
 同日はブロンズプロムナードの16基から着手。作業は支柱を組んでくいを打ち、竹でブロンズ像を囲い、縄でしっかりと結ぶ作業などを慣れた手つきで行った。
 今週中にブロンズ像の冬囲いを終える予定。なお、園内の樹木約5600本の冬囲いも同時に行われている。樹木の冬囲いは12月下旬までに終了する予定。

上越市とNTT東日本が公共Wi-Fiのロゴ発表

20151104Wi-Fiロゴ.JPG

写真=発表されたフリーワイファイのロゴ(右)とカードのデザイン

 上越市とNTT東日本新潟支店(村松敦支店長)は、同市内の公共施設など25か所に設置されている公衆無線LAN「JOETSU City Wi-Fi(上越シティワイファイ)」の認知度向上を目的に、オリジナルロゴマークを作成した。4日には、同市の村山秀幸市長と村松支店長が、同市役所でロゴマークを発表した。
 ロゴマークは水色をベースに、高田公園の桜やハス、高田城や雪の結晶といった上越を代表するシンボルのほか、同市公式キャラクター「上越忠義隊けんけんず」を取り入れた。今後はワイファイが設置されている市内の公共施設など25か所にロゴマークを掲示する。
 現在、ワイファイの利用頻度が最も高い場所は、同市中央1の直江津学びの交流館。同支店は「学校帰りの中学生や高校生による利用が多いのではないか」としている。
 同市は、子供などが長時間インターネットを利用することでトラブルに巻き込まれないよう、接続を1日あたり15分×2回までに制限している。災害時などは接続制限がなくなる。
 また、同市は外国人観光客の増加を受け、接続制限のないフリーワイファイカードも作成した。
 カードのデザインは、高田城百万人観桜会と上杉謙信像の写真を使用し、上越の土産として持ち帰ってもらえるよう工夫した。カードにはログインIDとパスワードが書かれており、ログインした日から2週間、日本全国のワイファイスポットで無料接続ができる。今後、北陸新幹線上越妙高駅や直江津駅の観光案内所などで配布される予定。
 村山市長は「上越の特徴を生かしたロゴマークになった。フリーワイファイがあれば、外国人観光客へのアピールにもなる」と、今後の認知度向上へ期待を込めた。

秋の火災予防運動がスタート 防火パレードに園児ら

20151109防火パレード.jpg

写真=紅葉幼稚園の園児らが防火パレードを行った(大町4)

 秋の全国火災予防運動が9日、始まった。初日は、聖公会紅葉幼稚園(伊藤幸雄園長、園児64人)の園児らが、同市大町4・5の「四・九の朝市」会場と本町5丁目商店街で防火パレードを実施。沿道に詰めかけた市民の前で、火災の啓発活動を行った。
 パレードは火災予防への理解を示す上越南消防署管内の155の事業所で構成される「上越南防火管理者協会」が主催。同署と同幼稚園、同署管内の危険物安全協会、寺町3婦人会が協力した。
 毎年春と秋に行われる同運動の一環として、5年前から年に2回実施されている。パレードには同市のゆるキャラ「けんけんず」や、住宅用火災警報器の設置を呼び掛ける「ジュウケーレンジャー」も参加し、総勢約70人が市街地を回った。
 園児は年中以上の35人が参加。法被姿で拍子木を握り、午前10時過ぎに同市西城町3の同園を出発した。小雨が降る中、住宅用火災警報器の設置を呼び掛ける「付けようね 住警器 マッチ一本火事の元」の掛け声を元気に発しながら、市街地約1キロを歩き回った。
 パレードに参加した丸山眞和ちゃん(5)は「みんなで(拍子木を)カチカチ叩いて楽しかった。火に気を付けます」と話していた。
 同署によると、2006年6月に設置が義務化された住宅用火災警報器は、電池式のため寿命が約10年と言われており、義務化と同時に設置した家庭では間もなく交換の時期を迎えるという。同署の杉本優子消防司令補は「警報機を設置していない家庭はもちろん、設置している家庭でも電池が切れていないかを確認してほしい」と呼び掛けていた。
 同運動は15日まで実施。期間中は市内各地でちらし配りなどが行われる。

「美容室Hiro」60周年で多彩な特典サービス

 今月開店60周年を迎える上越市仲町1の「美容室Hiro(ヒロ)」。60年の感謝を込めて、12月末までの間に来店した人に割引などの記念サービスを行っている。
 期間中は新規客を対象に、カット通常3800円が1900円、カラー6500円が4000円、縮毛矯正1万5000円が8000円に割り引きされる。いずれもシャンプー、ブロー込みで、カラーと縮毛矯正をした人はさらにカットも無料になる。
 新規以外も特典があり、来店者全員に、まゆカット、メークに伴う顔そり、ハンドマッサージが年内無料に。60周年に合わせ、60歳以上で来店希望の人に無料送迎を行う。予約が必要でエリアは応相談。
 美容師を60年間続け、現在も元気に店に立つ國保宏子代表。ヘア、メークから着付けまで60年変わらず"美"をトータルで提案してきた。そんな國保代表を慕う人は多く、中には40年ほども客として通い続ける人もいるほど。店の定休日を利用し、週に1回老健施設を訪れ入居者に出張美容のサービスも行う。「会話を楽しんだり喜んでもらえたり、それが自分の元気にもなるし幸せ。生涯現役でいたい」と話す。
 このほど店をリニューアルし店内を一新。20歳代の新スタッフも2人入店し、幅広い年代が利用しやすくした。「若い人も、もちろんお年寄りも、これからもお気軽にご来店ください」と同店では話している。
 営業時間は午前9時〜午後6時30分。月曜火曜定休。電話522・5671。

降雪期を前に万全 県道消雪パイプの点検作業進む

20151106消雪パイプ.JPG

写真=上越市内の県道で行われている消雪パイプの点検作業(南本町3)

 降雪期に備えて、上越市内の県道と市道で消雪パイプの点検作業が行われている。6日は同市南本町3などで作業を実施。作業員は水量を確認しながら、散水ノズルを整備していった。
 消雪パイプの点検作業は、同市内の建設業者が担当している。2日から開始しており、26日までには終了する予定。
 旧上越市内には、全長約44キロにわたる消雪パイプが埋められており、地下水をくみ上げて雪を溶かしている。
 作業はまずポンプを稼動させ、水を流しながらパイプに詰まった砂利や泥を排出。その後、作業員がドライバーなどを使って、路面に露出している穴を一つずつ見ながら詰まりを除いていった。
 作業を担当した興和上越支店水工部の上田司さん(40)は「冬場の自動車事故を防ぐための消雪パイプだが、最後は市民の運転にかかっている。安全運転を心がけてほしい」と話していた。
 新潟地方気象台の今月から来年1月までの3か月予報によると、北陸地方の12月と1月の積雪量は、平年並みか少なくなる見込み。

地域に貢献した56人8団体に上越市表彰

20151105【1面】上越市表彰.JPG

写真=村山市長(左)から個人56人と8団体が表彰を受けた

 市政や教育、社会福祉などに貢献した人を表彰する本年度の上越市表彰の表彰式が5日、同市中央1のホテルハイマートで開かれた。本年度は個人56人と8団体が表彰の対象となり、同市の村山秀幸市長から表彰状を受け取った。
 同表彰は1987年から市表彰条例に基づき毎年実施されている。市政、産業、地域社会など9部門で功績を残した個人と団体を同市が表彰している。
 村山市長は「皆様の努力や経験、知識や技術といった資質は、上越の新しいまちづくりの推進力となっている。市民の誰もが幸せを実感できる社会を皆様と作り上げたい」とあいさつした。
 受賞者を代表して、1990年から市内の小学校で本の読み聞かせなどを行ってきた三和区広井の市民団体「子どものへや」の小出文江代表(73)は「素晴らしい賞をいただけたことを誇りに思う。今回の表彰を明日からの糧とし、今後も活動を続けていきたい」と話していた。

目指せ!五郎丸選手 子供たちがラグビーを体験

20151103ラグビー (1).jpg

写真=市内外から集まった子供たちがパスやドリブルなどの基本プレーを学んだ

 ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会での日本代表の活躍が記憶に新しい中、上越市下門前の教育プラザ小体育館で3日、ラグビーの初心者無料体験会が開かれた。市内外から、ラグビーに興味を持った子供たちが参加。パスやドリブル、タックルといった基本プレーやミニゲームに挑戦し、室内を駆け回った。
 北信越地域でスポーツの指導などを行うワセダクラブ北信越支部(中村康司会長)が開催。2013年から年に数回開催していたが、参加者は10人以下がほとんどだったという。今回はラグビーW杯の影響もあってか、初心者対象の体験会としては過去最多の16人の子供が集まった。
 同クラブのラグビー経験者や上越教育大学ラグビー部員などが子供たちを指導。ラグビーボールの扱い方や、タックルの正しい姿勢を指導し、最後は子供たちとエキシビションを楽しんだ。
 針小学校4年生の寺島英徹君(10)は「ラグビーボールはどこへ転がるかが分かりにくくて、追うのが大変だった。でも、相手にボールを持ってぶつかって、突破できた時はうれしかった」と笑顔で語った。
 同クラブ事務局の清水美重子理事長は、4年後に日本で開催されるラグビーW杯を見据え、「子供たちがラグビーを始めるきっかけになればと思う」と話していた。
 同クラブは今後も定期的に無料体験会を実施する予定で「来年5月までには(ラグビー日本代表の)五郎丸歩選手を招待したい」としている。
 22日には、年齢問わず女性のみを対象に開催する。場所は同体育館で、時間は午後0時45分~同2時45分。内履き持参。申し込みは同クラブ521・7213。

越後・謙信きき酒マラソンに全国から約200人が参加

きき酒マラソン.jpg

写真=雨の中、市埋蔵文化財センターをスタート

 上越市の春日山城跡周辺の高低差200メートルの山道など16キロを走るファンランイベント「越後・謙信 きき酒マラソン」が3日、開かれた。あいにくの雨となったが約200人が出場し、ゴールで日本酒のきき酒を楽しんだ。
 上越商工会議所青年部が主催し、今年初めて開催した。県内のほか、東北から九州まで広い地域のランナーが参加した。雨の中、午前10時に市埋蔵文化財センターをスタート。ファンランとあって、アニメのキャラクターや酔っぱらいなど思い思いの仮装で参加するランナーの姿も目立った。
 スタート後、春日山城跡から正善寺ダムまで急坂を上って折り返し、後半のコースでは正善寺工房にエイドポイントが設けられ上越野菜を使ったサラダが振る舞われた。
 途中雨でぬかるんだ場所もあったが、市内から参加した男性は「酒が好きなので雨でも平気。ゴールの酒を楽しみに走ります」と話していた。
 市埋蔵文化財センターにゴールしたランナーは、焼肉とおにぎり、14種類のきき酒を楽しんだ。
 主催した上越商議所青年部の佐藤隆義会長は「全国から参加していただいた方々には、今日のことを思い起こしてお酒飲みにまた上越に来てほしい」と話していた。

学生シェアハウス事業 市が町家モデルプランを中間発表

20151101シェアハウス.JPG

写真=「建築トークイン上越」に参加する大学の学生が町家を再利用するシェアハウスのモデルを紹介した

 高田の街なかにある空き家を学生向けのシェアハウスとして活用する事業を進めている上越市は10月31日と1日、県立看護大学と上越教育大学で居住モデルプランの中間発表会を行った。集まった学生や建築業関係者などに、町家を再利用するシェアハウスの利点を伝えた。
 10月31日は看護大で、1日は上教大で行われた同発表会。現役大学生がシェアハウスに求めている機能を調査しようと実施された。
 中間発表会は、同市からモデルプランの検討を委託された法政大学の学生を中心に、住居面から上越の文化を検証する「建築トークイン上越」の参加大学の学生が実施した。建設トークイン上越には現在、法政大学の他にも4つの大学が所属している。
 図面と模型で発表されたモデルハウスは、座敷や吹き抜けなど町家の良さを残しつつ、家屋の中に地域住民との交流スペースを設けた。
 1日の部では、参加者の学生から「町家の趣がある点は素晴らしいが、学生寮よりも高額ならばメリットを感じにくい」「徒歩で通学する学生が多い中、上教大から遠くては利用しにくい」などの意見も出た。
 同市都市整備部建築住宅課の道場達郎副課長は「学生の皆さんに多くの課題を指摘していただいた。貴重な意見として持ち帰り、事業を進めていく上で参考にしたい」と話していた。
 シェアハウスは来年度に設計開始を目指す。運用時期は未定。

釜蓋遺跡公園「秋まつり」で弥生文化を体験

20151101吹上遺跡まつり.JPG

写真=土笛作りに挑戦する子供ら

 上越市大和5の釜蓋遺跡公園、釜蓋遺跡ガイダンスで1日、「吹上・釜蓋遺跡秋まつり」が開かれた。親子連れなどが多く来場し、土笛作りや火起こし体験などのイベントを楽しんだ。
 北陸新幹線上越妙高駅前にある国指定史跡「吹上・釜蓋遺跡」の魅力を発信しようと、同遺跡の歴史を伝える市民団体「吹上・釜蓋遺跡応援団」(八木文夫団長)が主催し、昨年から年に2回開催している。今回が4回目となった。
 会場では、恒例となった土笛や勾玉作り、火おこし体験、弥生人が着ていた貫頭衣の試着などが行われた。
 土笛作りでは、丸めた粘土を半分に切って内部をくり抜きお椀型にし、音程を調節する指穴を開け、2つのお椀型の粘土を接着することで、笛を完成させた。勾玉作りでは、滑石や青田石をサンドペーパーなどで丸く削り、好きな形の勾玉を作り上げた。
 また、今回からは新たに、弓矢による的当てゲームが登場。参加者は約6メートル先にある動物の絵が描かれた的に向かって弓矢を放ち、弥生時代の狩りの気分を味わった。ほかに遺跡見学会や、飲食ブースが設置された。
 弓矢のゲームに参加した和田小4年生の内山閃希君(9)は「構え方が難しかったけれど、矢が的に当たって楽しかった。また参加したい」と笑顔で話していた。

上杉憲政顕彰碑を御館公園に設置

顕彰碑集合写真.JPG

写真=建立に尽力した関係者が石碑を囲んだ

 戦国時代の大名で関東管領を務めた上杉憲政の顕彰碑がこのほど、憲政ゆかりの地である上越市五智1の御館公園に建てられた。群馬県藤岡市で平井城址の保存活動や勉強会などを通して観光振興を行う「関東管領平井城址保存会」(松原三友会長)が建立。10月31日には顕彰碑前で除幕式が行われ、上越、藤岡両市の関係者や地域住民ら100人ほどが参加し、顕彰碑完成を祝った。
 顕彰碑の設置は、にいがた観光カリスマで上越観光案内協会の永見完治会長(75)が同保存会に提案。賛同した同保存会が上越市に建立を持ちかけた。制作費は全額、同保存会が集めたという。設置された顕彰碑は高さ約1・8メートル、幅約1・5メートル。藤岡市の天然記念物に指定されている自然石「三波石」を使用している。高田開府400年祭実行委員会の植木宏会長が記念碑中央の碑文を監修した。
 上杉憲政は平井城主だった1552年、(天文21年)北条氏康に攻め落とされ、越後の長尾景虎(後の上杉謙信)のもとに逃れ、景虎を養子とし、関東管領職を譲った。永見会長は憲政を「上杉謙信が世の中へ出るきっかけとなった人物」と話す。御館は上杉謙信が憲政を迎えた時に、その居城として造営した館。跡地の一角が現在の御館公園となっている。
 除幕式は神事が執り行われ、関係者により玉串が捧げられたのち、除幕を行った。主催者代表で松原会長は「多くの方の多大な協力で憲政公の碑を建立することができ感謝。今後も観光だけではなく、経済、商工業のつながりなど縁を深めていけたら」と話した。

ニットの貴公子広瀬さんらがバテンレースを鑑賞

バテンレース.jpg

写真=昭和天皇に献上したバテンレースの複製について解説する高島さん(右)とニットの貴公子広瀬さん

 「ニットの貴公子」として知られるニットデザイナー広瀬光治さんとレース編み愛好者らが29日、上越市立総合博物館を訪れ、明治後期から高田で一大産業となったバテンレースの作品を鑑賞した。同館の所蔵作品のほか、高田を日本のバテンレース一大産地にし、100年以上にわたりバテンレースを製造している有沢製作所が所蔵する精細な作品に見入った。
 広瀬さんとレース編みの愛好者ら約40人が、バテンレースのルーツをたどろうと東京から1泊2日のツアーで訪れた。
 バテンレースは幅約1センチの「ブレード」と呼ばれる布製のテープをデザインされた図案に縫い付け、その間に糸を幾重にも組み合わせ精密で美しい模様を描く。同館で普段は公開していない有沢製作所が昭和天皇に献上した作品のレプリカや、同社が所蔵する明治時代からの作品の数々をロビーに持ち込み、展示した。
 同社顧問の高島幸男さんが、同社が100年以上にわたって製造してきたバテンレースの歴史などを解説。同社は現在ではプリント基盤向けの電子材料などを製造しているが、高島さんは「今もバテンレースの文化を支えるためだけにブレードを製造している」と説明。参加者はバテンレースの技法や歴史などについて熱心に質問していた。
 広瀬さんは「100年前、雪国高田に伝わり、根付いた日本独特のデザインや日本の風土を感じさせるすばらしい作品。これだけのものは他にないので、もっと日本全国に発信してほしい」と話していた。