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訪問営業中の男性が振り込め詐欺を未然防止

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写真=右から本間署長、白石さん、内藤さん

 上越市寺町3の会社員、白石寛明さん(23)が26日、振り込め詐欺の被害を未然防止したとして、上越警察署(本間政雄署長)から感謝状を受けた。仕事中に偶然立ち寄ったATMの前で電話をする上越市内在住の70代女性に声を掛けたことが、被害の防止につながった。
 白石さんは新社会人として、今年5月から丸三証券上越支店に勤務。先月17日、直江津地区で訪問営業をしていた際、同市中央2の無人の金融機関店舗に立ち寄り、ATMの操作中に電話をしながら周囲を見渡す女性を見つけた。隣では夫の男性が不安そうにその様子を見つめていたという。白石さんはその姿に疑問を抱き、夫婦に「振り込め詐欺ではないですか」と声を掛けた。
 すると、女性は「市役所の国保年金課のアベさんと話をしている」「お金が返って来るから、中央2のATMに行けと言われたが、操作の仕方が分からない。あなた、私と電話を変わってちょうだい」と話し、白石さんに携帯電話を手渡したという。
 白石さんは電話相手の男に「市役所に確認をさせてほしい」と話し、すぐに電話を切った。その後、同課に問い合わせると「アベという職員はいないし、そのような話を電話ですることはない」と言われ、詐欺を確信したという。
 その後、夫婦は白石さんから名刺を受け取り、一連の出来事を警察に相談した。
 白石さんは同支店の内藤彰信支店長(40)と感謝状の贈呈式に出席し、「声を掛けないと後悔すると思った。困っている人を助けることができて良かった」と笑顔で話していた。