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ヤギと触れ合えるデイサービスが来月オープン

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写真=「ヤギの飼育を楽しめます」と話す得能社長

 上越市下池部にヤギと一緒に過ごすことができるユニークな介護施設「デイサービス こやぎの広場」が来月、オープンする。運営する若越紙工(同市長面、得能繁幸社長)では「犬を飼っている施設はあるが、ヤギを飼育するデイサービスは、おそらく日本初ではないか」としている。
 同社が介護事業に参入するのは今回が初。母の介護を通じて知ったその大変さから、介護施設の重要性を感じていた得能社長。将来的に自身による介護施設の運営を考えていたところ、知人から「600坪(1980平方メートル)の土地がある」と紹介され、参入を決意した。
 建設候補地は荒れ地で雑草が生えていたが、得能社長は「この雑草を逆に利用できないか」と思い、ヤギの飼育を考案。ヤギは草食動物のため、建物などを除く庭となる約990平方メートルに生える雑草を、ヤギの餌として利用しようと考えた。昔は多くの家庭でヤギを飼育していたといい、高齢者に馴染みがあるほか、おとなしく人に懐きやすいため、餌をやったり一緒に散歩したりしながら、利用者も楽しめる利点があるという。
 先日、長野県佐久市の畜産業者からメスのヤギを3頭購入。いずれも生後4か月の子ヤギで、オープンに向け飼育を始めている。
 施設は蔵をイメージした白と黒が特徴的な約132平方メートルの木造平屋建て。室内はわら入り土壁模様の壁紙でモダンな雰囲気を作り出し、梁を通した吹き抜けが古民家を連想させる。室内の段差も最小限の数に抑え、バリアフリーに努めた。今年4月末に着工し、同7月末に完成した。
 利用人数の上限は10人に留める。得能社長は「一人一人これまで生きてきた歴史があると思うので、施設ではヤギの飼育やガーデニングなど、好きなことや得意なことを楽しんでもらうつもり。自慢のヒノキ風呂に入って、家庭の延長として過ごしていただければ」と話している。
 同施設は利用者を募集しており、無料一日体験の申し込みも受け付けている。また、3頭のヤギの名前も募集中。問い合わせや詳細などは520・6677。