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特殊詐欺未然防止で県内で初めて介護事業団体を表彰

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写真=本間署長(上段右端)と被表彰者ら

 上越警察署(本間政雄署長)は25日、高齢者などから現金をだまし取る特殊詐欺を未然に防止したとして、上越市の高齢者介護事業3団体とその職員5人に感謝状を贈呈した。特殊詐欺の未然防止による表彰が介護事業団体に対して行われたのは、県内初となった。

 表彰されたのは、JAえちご上越訪問介護事業所と同所介護ヘルパーの伊藤玲子さん(53)など。伊藤さんは5月20日、介護ヘルパーとして掃除を担当している80歳代女性の家を訪問した際、女性が電話で大金の話をしている場面を目撃。詳しい話を聞いてみると、「長男がかばんをなくして、100万円が必要になったと言っている。今から(女性の)自宅に取りに来る」との話を受けた。介護相談のため、女性の長男と面識がある伊藤さんは、東京にいる長男が、翌日に上越へ帰省することを知っていたため、これを疑問視。伊藤さんは、委託元の上新ライフサービス介護事業部「めぐみ」で女性を担当する石田さとみ介護ケアマネージャー(46)に相談。石田さんが長男に電話しかばんをなくした事実は無いことが分かった。さらに石田さんは「めぐみ」の委託元である「ふもと地域包括支援センター」に報告。同センター職員は、女性の身内とともに自宅を訪問し、長男をかたる男からの電話に対応。特殊詐欺を未然に防止した。

 介護ヘルパーの伊藤さんは「被害女性は少し物忘れがあるので、説得が難しかった。だが、特殊詐欺を防止できて良かった」と話した。

 表彰された個人・団体は以下のとおり。
▼JAえちご上越訪問介護事業所(渡辺京子管理者)、介護ヘルパーの伊藤玲子さん▼上新ライフサービス介護事業所「めぐみ」(丸山成一代表取締役)、介護ケアマネージャーの石田さとみさん
▼ふもと地域包括支援センター(清水知美管理者)、社会福祉士の津寺美佳さん(40)、主任介護支援専門員の清水知美さん( 52 )、保健師の左口恭子さん(51)。