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上越署が寸劇で特殊詐欺ストップ呼び掛け

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写真=初披露となった還付金詐欺の演劇

 特殊詐欺の被害を手作りの寸劇で防ごうと、上越警察署は有志署員で劇団「上越ポリス」を結成した。16日には、上越市稲田4の稲田会館で、「稲田4丁目お茶の間倶楽部」の会員約30人を対象に初お披露目され、特殊詐欺の未然防止を呼び掛けた。
 同劇団は、特殊詐欺防止を目的に、今年5月に結成。座長には、防犯寸劇の経験が豊富な浦川原駐在所の佐野篤巡査部長(49)が任命された。団員は同署生活安全課の職員ら計4人で、仕事の合間を縫って練習を繰り返してきたという。
 脚本は座長の佐野巡査部長が考案。同署管内で被害の多かった還付金詐欺を題材に、中年男性が怪しげな男の指示でATMに現金9万8000円を振り込んでしまうという寸劇が約12分、披露された。寸劇は楽しく学んでもらうことをモットーに、随所にコミカルなネタを織り交ぜている。佐野巡査部長は「見た人の記憶に残るような面白い劇ならば、後から内容を思い出してもらえる。特殊詐欺には常に気を付けてほしい」と話した。
 寸劇を見た中沢安子さん(86)は、「還付金があると言われたら、誰でもだまされやすいと思う。他にもいろいろな手口があるみたいだが、私も気を付けたい」と話していた。
 昨年、上越署管内で発生した特殊詐欺は40件で、被害総額は1億932万円。件数、金額ともに県内でワースト1位となったことから、同署は特殊詐欺への対策に力を入れている。
 今後は脚本の種類を増やし、オレオレ詐欺や架空請求詐欺などの寸劇も行っていく予定。同劇団は、老人会や町内会などからの依頼があれば、出張寸劇を行うという。