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東城町3の佐藤さん宅で160点のひな人形展示

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写真=なじみの顔が訪れている佐藤さん宅の展示コーナー

 地元住民が楽しめる交流の場と位置づけ、上越市東城町3の佐藤真司さん(76)と妻の美智子さん(71)は、毎年この時期になると、手作りから工芸品までひな人形約160点を自宅の居間に展示している。今年も、なじみの顔が佐藤さん宅に集い、ひな人形を囲んで会話を弾ませている。
 展示品は手のひらに収まる人形が中心で、素材は陶器、和布、寄せ木、貝など多彩。創意工夫で独自の創作を続け、"町内の名人"として知られる志賀野修市さんの「卵のからびな」「貝がら絵びな」や美智子さんらの手作り品もある。周囲は春めいた明るい色彩に満ち、訪れた人たちが茶飲み話に花を咲かせる。
 佐藤さん夫妻は6年前から、2月から3月にかけて自宅居間にひな人形を飾り付け、町内の住民を招いてきた。約15年前、佐藤さんの仕事の関係で関西に滞在していた際、奈良県で「お手玉びな」を購入したのがきっかけで、特に柔和な表情の人形の魅力にひかれて、各地の手作り品を集めるようになったという。
 身近な人々の作品も併せて展示するようになると「私の花嫁衣装を寄付するので一緒に飾って」「うちの蔵から塗りの膳が出てきたが、展示に活用してくれないか」と友人知人から品物が寄せられるようになった。
 佐藤さん夫妻は「交流の場になればと願い、毎年続けています。手作りの品には独特の良さがあります。人形を囲んで皆さんの話が弾むんですよね」と話す。また同町内老人会「米寿会」の女性たちは「はるばる遠出しなくても、近場でみんなが寄って毎年楽しませてもらえる。話をしたり笑い合ったり。幸せですよね」と話している。
 ひな人形は3月10日頃まで展示している。