上越よみうりは読売新聞に無料で折り込まれる日刊紙です。旧上越市を中心に政治・経済・サークル活動・スポーツ・イベント等、身近な話題を取材報道している市民新聞です。

退職する春日中学校の佐藤校長に卒業生が卒業証書

th_20130327佐藤校長卒業式.jpg

 上越市春日野1の市立春日中学校で26日に行われた離任式で、定年を迎え退職する佐藤賢治校長(60)の25年前の教え子がサプライズで登場。生徒に別け隔てなく接し、「サトケン」のあだ名で親しまれた佐藤校長に卒業証書と花束を手渡した。

 佐藤校長は1983年度の同校創立時に赴任。6年間数学と理科を教えた。2010年度に校長として同校へ復帰、創立30周年を迎えた今年度をもって定年退職し、教師生活の最初と最後を同校で迎えることとなった。

 昨年末の同窓会で佐藤校長の退職を知った1988年度の卒業生は、離任式で感謝を込めて卒業証書を渡そうと計画。市内外から佐藤校長が担任だった生徒や授業を受けた生徒6人が集まった。

 この日は佐藤校長をはじめ14人の教諭が同校を離任、退職。離任式が終わると突然、佐藤校長の春日中学校卒業証書授与式を始めるアナウンスが入り、卒業生が入場し、壇上に並んだ。

 卒業生代表の森橋亮一さん(39)が「春日中学校で定年を迎え教員として全課程を修了したことを証します。サトケンありがとう。これからもよろしく」と卒業証書を読み上げ、佐藤校長に手渡した後、卒業生が一人ずつ花束を贈った。

 その後、佐藤校長が「私は春日中が大好きです。校歌が大好きです。心を開かなければ本当の歌は歌えない。ぜひ後輩に歌い継いでください」と話し、卒業生含め全校で校歌を合唱した。

 卒業生の在校時から合唱の指導に熱を入れており、当時の様子を「普段は穏やかだが、合唱コンクールの練習になると人が変わった」、「歌に関してはおっかなかった。熱く指導してくれた」と卒業生たちは振り返る。

 思わぬサプライズを受けた佐藤校長は「在校生から卒業証書をもらうことはあるが、卒業生からわざわざ渡してくれて、本当にうれしいです。今でも語り合える教え子でありがたい」と笑顔で語った。

 佐藤校長は4月1日から上越教育大学の客員教授を務める。