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高田農業高校  「高農」マークが商標登録

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 上越市東城町1の県立高田農業高校(成田守校長)の校名を愛称にしたロゴマーク「高農」がこのほど、特許庁によって商標登録された。商標登録は県内の県立高校では初めて。同校では2011年から起業家教育の一貫として商標の取得を目指して取り組んできており、2年越しで登録認可となった。生徒は「学校で作った食品に商標となった『高農』を使い、ブランド化を目指す」と意気込んでいる。

 商標登録をすると業務上の信用力が高まり、財産的価値が備わるようになる。今回登録された「高農」は同校生徒玄関前に掲げてある表札の文字を使用した。

 同校では、県教育委員会の事業指定を受けて起業家教育に取り組んできた。その中で同校で作って市内のイベントなどで販売しているパンや菓子などの食品をブランド化したいと、食品科学科の生徒が商標登録に向けて活動してきた。同校では弁理士に依頼せず、生徒は新潟県発明協会からの助言を受けながらほぼ独学で商標について学び、登録に向けた準備を進めた。

 当初は愛称「高農」に、同校が実施している循環型農業で掲げたテーマ「MOTTAINAI」(もったいない)を加えた商標を特許庁に出願したが、12年1月に同庁から「MOTTAINAIはほかで商標になっている」などと指摘された。同校は「図案化され混同はない」と意見書を出したものの同年4月に再び認可しないとの返事があった。そのため再度検討を重ね、学校の愛称のみで同年9月に出願。今年2月に認可され商標登録証が送られてきた。

 指定される商品は菓子、パン、みそ、しょうゆ、そばつゆ、米、苗木、花、盆栽など。4月13日に本町商店街で行われる「城下町高田・本町 春フェスタ」に、同校が出店する「山カフェ」で商標の入った商品が並ぶ。

 食品科学科2年の関口雅さん(17)は「これまで取り組んできた先輩たちを誇りに思う」と話し、同学科2年の金子芹香さん(17)は「私たちが高農ブランドを確立していきたい」と意気込んだ。