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上越信金古城支店に五葉松の飾り菓子展示

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 広がる松葉、ごつごつとした幹の肌、美しくむした苔――。一見本物の盆栽と見間違うほどの五葉松の飾り菓子が、上越市港町1の上越信用金庫古城支店で展示されている。岩野屋菓子舗(港町1)社長の柳澤英次さん(71)が制作し、来店者を楽しませている。 柳澤さんは和洋菓子一級技能士で、2011年には和菓子全般で「にいがたの名工」に認定された。博覧会などでしか見る機会のない飾り菓子を多くの人に見てもらおうと今回初めて展示した。 飾り菓子は青々とした葉の松と、雪が積もった松をイメージしたものの二つ。造花用の針金などを芯に、あんこや小麦粉、砂糖を混ぜたで造形。一つ制作するのに1か月半ほどかかるという。 400~600本ほどある細い松葉から、中央にある芽、松の幹の質感まで再現。また、苔は落雁、土は粉など、和菓子の素材を使用している。 趣味は盆栽という柳澤さん。枝ぶりや苔、樹皮が剥がれ白くなったの部分などは盆栽の経験を生かして作ったという。「飾り菓子は時間もかかるし意気込みもいるが、魅せる、訴える力があって面白い。多くの人に見ていただいて子供たちにも夢を与えられたら」と話していた。 飾り菓子は温度や湿度の管理をすれば10年ほど持つという。2か月ほどの展示を予定している。