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直江津小学校で名器ベヒシュタインピアノ演奏会

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 上越市立直江津小学校(吉越勉校長、児童159人)で22日、学校の宝として大切にしている「ベヒシュタインピアノ」の演奏会がプロの演奏家を招いて行われた。ベヒシュタインは名器として知られるピアノで、児童と地域住民ら合計約200人が、美しい音色に耳を傾けた。

 ベヒシュタインは、スタインウェイなどと共に世界の三大ピアノに数えられる。1900年(明治33年)、直江津にインターナショナル石油精製工場を設立したエドウィン・ダンの息子で、同校に在籍し校歌を作曲したジェームス・ダンが、当時の同窓会から依頼を受けてこのピアノを選定。今から85年前の28年(昭和3年)、同窓会が学校に寄贈した。

 その後ピアノは時間の経過と共に価値が忘れられ、しまわれていたが、同校の元職員がその価値に気付いたことをきっかけに、94年(平成6年)に修復。同校では3年前から地域住民も招いて年に1回のコンサートを行っている。

 この日はピアニストの大須賀恵里さんをはじめバイオリニスト、チェリストの合計4人が、約1時間にわたり演奏を披露。最後にベヒシュタインの伴奏で、全員で校歌を合唱した。

 ピアノを習っているという6年の今井典子さんは「音がすごくきれいでびっくりした。素晴らしい演奏を聞かせてもらえた」と話していた。