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上越市内 アオウミガメ 25年ぶり2例目漂着

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 上越市西本町4の市立水族博物館で、市民が発見した絶滅危惧種、アオウミガメの子供が展示されている。同館によると、アオウミガメが市内に漂着するのは、25年ぶり2例目という。市内では1か月前からウミガメの漂着が相次ぎ、今回で3度目となる。  アオウミガメの子供は20日、同市上荒浜の直江津港内で市内在住の男性によって発見され、同水族館に運ばれてきた。体長は42センチ、体重は11キロで体の大きさから子供という。同館によると1988年2月以来の漂着。発見当初は衰弱していたものの、現在は同館地下1階で元気に泳いでいる。  アオウミガメは熱帯から温帯域に分布し日本では南西諸島や小笠原諸島で産卵する。同じウミガメ科のアカウミガメとともに産卵場所の荒廃などで数が減っているため、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。  市内では、昨年12月下旬からウミガメの漂着が相次いでいる。12月21日には柿崎区の砂浜で、今年1月5日には西本町4の砂浜でそれぞれアカウミガメの子供が発見された。市内での発見は20年ぶり。  また県内でも昨年7月に新潟市北区の砂浜で産卵が確認され、「日本海側では北限の産卵」として話題になった。同館によると、この冬は新潟市のほか、秋田や青森などでもアカウミガメが多数発見されているという。  同館では「夏に北上したウミガメが水温の低下とともに体が動かなくなって浜に漂着したと思うが、この冬になって発見例が増えた理由は分からない」としている。