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謙信ゆかりの川渡もち販売


 上杉謙信にちなんだ和菓子で上越地域の冬の風物詩となっている「川渡もち」が今日30日と明日12月1日、上越市内の菓子店で販売される。無病息災を願って食べる餅で、販売前日の29日夜から市内菓子店では販売に向けた準備が慌ただしく行われた。
 古くから12月1日を「をとごのついたち」といい、餅をついて食べると水難を免れるとされてきた。この風習にちなみ上杉謙信は、戦で川を渡る前に餅をつき、兵に食べさせ大勝したと伝えられている。上越地域では12月1日に食べる餅を川渡もちと呼び、無病息災を願う風習として定着している。
 大手町の「菓心亭かまだ」大手町店では、つぶあんとこしあんの2種類を製造している。あんは国産小豆、餅は上越産のこがねもちを使用。今年は2日間で計約5000個を販売する予定だ。
 同店では29日夜から餅づくりで大忙し。30日朝も作業を行うという。
 菓心亭かまだの鎌田耕一代表(66)は「現在では学校給食にも出ている。若い世代にも川渡もちを理解してもらい、続いてほしい」と話した。
 餅は1個105円。市内菓子店で販売される。
写真=販売に向けて川渡もちの準備が進む(29日夜、菓心亭かまだ大手町店)