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節目を迎え句碑設置


 上越市の俳句愛好会「五智吟社」が今年で創立90周年を迎えたことを記念してこのほど、国府1の光源寺で句碑が設置された。堀前恵子会長(88)は「句碑設置を節目に活動を続け、100周年を目指して頑張っていきたい」と意気込んでいる。
 五智吟社は1923年(大正12)に同寺の堀前木菟住職が創設。会員は近隣の寺の住職や地元の学校教員らで構成され、彫刻家、滝川美堂も在籍した。堀前会長によると、上越地域初の俳句の愛好会という。過去には高浜虚子や、虚子の二女の星野立子ら著名な俳人が訪れている。現在の会員は70~90歳代の38人で、毎月第1月曜に同寺で俳句会を開催している。
 句碑には堀前会長と、夫で前住職の小木菟さんの親鸞を題材にした2句が刻まれている。小木菟さんの句は親鸞が流罪で上越に上陸した情景を詠んだ「荒海に一と火柱や雪起し」。一方の堀前会長の句は流罪の赦免が届いた様子と今後の親鸞の人生を詠んだ「日本海早春はこびくる怒涛」。90周年の節目を迎えたことを記念して堀前会長の2人の息子が設置した。
 今月20日は除幕式と記念の俳句大会が行われ、会員ら俳句の愛好者約80人が参加。堀前会長は「五智吟社は伝統がある会。最近は高齢化が進んで会員は徐々に減っているが、今後も活動を続けて100周年を目指していきたい」と力を込めた。
写真=創立90周年記念の句碑と堀前会長