上越よみうりは読売新聞に無料で折り込まれる日刊紙です。旧上越市を中心に政治・経済・サークル活動・スポーツ・イベント等、身近な話題を取材報道している市民新聞です。

にいがた狼煙プロジェクト


 震災復興や地域振興などを願い、県内各地の城跡などでのろしを上げる「にいがた狼煙プロジェクト2012」(同協議会主催)が21日、県内46か所で行われた。上越市でも上杉謙信の居城・春日山城跡など計6か所が参加し、願いや思いが込められた真っ白な煙が空に上がった。
 同プロジェクトは中越地震、中越沖地震からの復興祈念を目的に2007年に始まった。6回目の今年は昨年起こった東日本大震災からの復興祈願や、新潟の元気を全国発信したいという地域の思いなどを込めて実施した。
 春日山城跡では本丸跡にのろし台が設置された。のろし台は、市立春日中学校の生徒や市民が事前に作ったもので、同日は生徒や観光客など30人以上が集まった。午前10時、越後上杉おもてなし武将隊の柿崎晴家役の男性が「天守台から多くの人の思いを込めてのろしを上げる」と口上を述べて、代表生徒2人が松明で点火すると煙が勢い良く上がった。また、宇津尾のトヤ峰砦、板倉区の焼山城などの煙も確認できた。点火した1年の石井幹太君(13)は「のろし台作りも点火も初めてで良い経験になった」と達成感に満ちた様子だった。
 のろし上げは、謙信公祭開幕の合図として毎年実施されている行事が基になっている上越発のプロジェクト。同実行委員でプロジェクト発案者の一人、上越観光案内協会の永見完治会長は「全国にのろしの輪をつなげたい」と語った。
写真=のろし台に点火する松明を手にする春日中学校の生徒