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大規模火災に備えて高田河川事務所と上越消防が給水訓練


 大規模火災に備えて、高田河川国道事務所と上越地域消防事務組合が29日、上越市塩屋の関川左岸で合同の給水訓練を行った。高田河川国道事務所所有の排水ポンプ車でくみ上げた水を使って消防隊員が関川に向かって放水した。
 合同の給水訓練は地震などによる大規模火災発生時に、消火栓などが使えないことを想定して河川などから大量に取水し放水するもので、東日本大震災後の昨年度から行われている。同事務所は洪水用に毎分3万リットルを排水できるポンプ車を計4台所有しており、大規模火災発生の際には市の要請を受けて出動する。
 訓練は30人ほどが参加。消防車2台と排水ポンプ車1台を使って行われた。排水ポンプ車が毎分7500リットルでくみ上げた水、消防隊員が関川に放水。途中、水圧を変えるなど様々なテストを行った。
 高田河川国道事務所防災課の水澤和久課長は、「事務所としても安全、安心な地域に貢献したい。今後も大規模火災に対応できるように連携を深めていきたい」と話した。
 上越地域消防事務組合消防防災課の坂田賢一課長は、「消防には大量の水をくみ上げるポンプ車がない。訓練を通じて様々な工夫が生まれ、万が一の状況でも効率的な活動をしていきたい」と語った。
写真=高田河川国道事務所所有の排水ポンプ車を使い関川に放水する消防隊員