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金環日食 上越市では部分日食

 
 九州地方から関東地方の太平洋側を中心に21日朝、太陽が月に隠され、細い輪のようになる金環日食となった。上越市内は部分日食だったものの、天候にも恵まれ、アルファベットの「C」のような日食が見られた。下門前のリージョンプラザ上越前で行われた「上越清里 星のふるさと館」主催の観察会には、市民ら約150人が集まり、朝の天体ショーを楽しんだ。
 日本国内で金環日食が見られたのは、1987年の沖縄県以来25年ぶり。上越市の部分日食は午前6時21分に始まり、太陽の右上側から欠け始め、同7時36分過ぎに最大食となった。アルファベットの「C」を傾けたような、右下側が欠けた細い太陽が観察できた。
 観察会には市民約150人が参加。市内の一部学校では週末に体育祭があった関係でこの日が代休となった児童、生徒の姿も見られた。子供たちは「いつもの朝より少し暗い」などと話しながら、日食グラスなどで太陽を眺めていた。最大食になると「見えた」「見えた」と歓声が上がった。
 母親や妹と観察した県立直江津中等教育学校3年の澤海帆乃佳さんは「太陽の光がさえぎられていつもより寒い感じだった。珍しいものを見ることができて良かった」と笑顔を見せた。
 同館によると、国内で次に見られる金環日食は2030年6月1日で、観察できる場所は北海道。上越では部分日食になるという。ただ金環日食のルートが今回よりも遠いため、太陽が欠けるのは半分ほどという。
写真=望遠鏡を通して映る部分日食の影に集まる家族連れ