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地産地消でフグを活用


 この時期に上越地域の漁港で水揚げされるものの、地元になじみの少ないフグを地産地消の観点から利用しようと上越市西本町4の飲食店、鳥まんはカツなどにして提供している。来店客にも好評で、上越の食を考える会の会長を務める店主の荒納正晴さんは「地元でたくさん水揚げされるフグだが、これまで上越では出す店が少なかった。上越の名物の一つにしたい」と意気込んでいる。
 糸魚川市(能生)の筒石漁港では4~6月までにマフグやサバフグなどが25トン程度水揚げされるというが、荒納さんによると、地元の上越でフグを食べる文化がなく、地元に卸されるのは数%程度。大半は干物などの加工用で県外に出荷される。
 食を通じて地域おこしの活動に携わっている荒納さんは「地産地消でフグの料理を提案したい」と試行錯誤を重ね、4月中旬ごろからカツにしたフグを丼や定食にして提供し始めた。身はあっさりとしていて、鳥のササミのような食感。来店客からも「おいしい」と好評だという。同店では1品550円程度で販売。高価なトラフグと違って値段も手頃に抑えられるという。
 荒納さんは「フグは毒のある部分をしっかり除いて調理すればおいしいし、あっさりした身はビールのつまみにも合う。ぜひ多くの人に注目してもらいたい」と話している。
 問い合わせは鳥まん543・1515。
写真=鳥まんで提供しているフグを使ったカツ丼