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タイの大学生 上越市で農作業実習

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 東京農業大学と姉妹校協定を結んでいるタイのカセサート大学の学生15人と教員3人が、両大学の交歓事業として来日し、14日から3泊4日の日程で上越市を訪れた。最終日の17日は吉浦の農場、じょうえつ東京農大で、収穫されたサツマイモの洗浄作業などを行った。
 世界有数の農業国であるタイにおいて、カセサート大学は名門の農業大学。カセサートはタイ語で「農業」を表す。近年では農業分野だけでなく経済学部や工学部なども設置されている。
 東農大とは1988年に姉妹校協定を結んでおり、以来20年以上にわたって学生や教員の交流が続いている。毎年8月と10月に互いの大学を訪問しており、農業実習を通じて農業事情を学ぶ。東農大の藤本彰三教授が社長を務めるじょうえつ東京農大でも2年ほど前からタイの学生を受け入れ農場実習を行っている。
 今回は12日から2週間の日程でカセサート大学の学生が来日。上越には14日に入り16日午前までJAえちご上越管内の農家に分かれて宿泊。稲刈りや大根の収穫、ハウスの撤去作業などを行った。上越滞在最終日の17日はじょうえつ東京農大で、農場で収穫されたサツマイモの洗浄作業に取り組んだ。獣医学部のタパコーン・チェンチョイさん(23)は初来日。「上越の自然が好き。すごく楽しかった」と話した上で「各農家が自給自足で安定した生活をしている。タイでこの規模で生活するのは苦しいと思う」と印象を語った。
 藤本教授は学生に対し「上越は海あり山ありでいいところ。それでも問題はある。各地域の問題を見て将来はタイだけでなく日本にも貢献してほしい」と語った。
 この後上越を離れた一行は、25日まで都内の東農大などで実習を行う。
写真=サツマイモを洗うタイの大学生(じょうえつ東京農大)