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上越で被災地福島の相馬馬追

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 馬との交流イベント「ポニーカーニバルイン金谷山」が16日、上越市大貫の金谷山スキー場で開かれ、東日本大震災からの復興祈念などを目的に、福島県相馬地方に伝わる国の重要無形民俗文化財、相馬野馬追の実演が行われた。相馬市などから馬や関係者が訪れ、騎馬武者が一つの旗を奪い合う「神旗争奪戦」の模擬戦を披露。会場には多くの家族連れが詰めかけ、本場の実演に大きな拍手を送っていた。
 相馬野馬追は約1000年続く伝統行事とされ毎年7月に開催。相馬周辺から500騎余りの騎馬武者が集結し、隊列を組んで練り歩いたり、神旗争奪戦などを行う。
 ポニーカーニバルは、馬との触れ合うを通じて人の心の治療を行うNPO法人あにまるネットワーク・ポニーズが昨年に続いて開催。今年は震災を受けて、震災復興や被災者支援などを目的に交流のあった相馬野馬追の関係者を招いて実演を行うことになった。
 この日は相馬地方から馬5頭と馬所有者で騎馬武者役の人ら15人が訪れて実演。神旗争奪戦では上越市内の小学生や園児によって被災地への激励メッセージが書かれた旗が花火によって打ち上げられ、5騎の騎馬武者が落下してくる旗を目掛けて駆け回った。この日は強風が吹き荒れ、うまく旗をつかむことが出来なかったが、騎馬武者が地面に落ちた旗を拾い上げると、見物人から大きな拍手が起こった。またメッセージ付きの旗は会場に訪れた柏崎市で避難生活を送る福島県浪江町の子供たちに贈られた。
 会場を訪れた北城町4の小林正子さん(62)は「名前は聞いていたけど見るのは初めて。旗を追いかける所は思わず拍手が出るくらい楽しかった」と話した。
写真=空から落ちてくる神旗を奪い合う騎馬武者たち