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相馬野馬追を金谷山で披露

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 上越市の金谷山公園で16日に開催される「ポニーカーニバルin金谷山」で、東日本大震災の被災者を応援しようと、福島県相馬地域の伝統行事、相馬野馬追の実演が行われる。相馬市から来た騎馬武者役の関係者や馬が行事の一部を再現。主催のNPO法人あにまるネットワーク・ポニーズは「県内に多く避難している。地元の祭りを見てもらって元気になってほしい」としている。
 毎年7月に行われる相馬野馬追は、約1000年続く伝統行事で国の重要無形民俗文化財に指定されている。相馬周辺から500騎余りの騎馬武者が集結。隊列を組んで練り歩く「お行列」や神騎馬武者が旗を奪い合う「神旗争奪戦」などを行う。
 障害者や子供を対象に馬との触れ合い事業を行ってきたあにまるネットワーク・ポニーズは、2年前の相馬野馬追から馬引きなどを手伝っており行事の開催地、相馬中村神社などと交流があった。今回の震災で被災者や県内に避難している人を励ましたいとして相馬野馬追の実演を計画。相馬中村神社からも承諾を得て、同NPOが主催するポニーカーニバルの中で実施することになった。
 当日は相馬から馬5頭と騎馬武者役の関係者13人が訪れて金谷山で実演する。午前9時からの開会式に騎馬隊が登場。その後、午後0時30分から騎馬武者による「神旗争奪線」の模擬戦を披露する。また合間には、来場者を対象に引き馬による乗馬体験が1回500円で、一人で手綱を持って乗馬を行う「チャレンジ乗馬」が1回1000円でそれぞれ行われる。このほか記念撮影なども予定されている。イベントの収益金の一部は震災の義援金となる。
 同NPOの早津薫事務局長は「上越の人たちはもちろん、上越など県内に避難している相馬の人たちにも見てほしい。上越に来る相馬の人たちも張り切っていると聞いている。このイベントで元気になってもらえれば」と話している。
写真=2008年に行われた相馬野馬追(あにまるネットワーク・ポニーズ提供)