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上越市総合防災訓練

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 高田平野の東縁断層を起因とする強い地震を想定した上越市総合防災訓練が30日、高士小学校区と牧区の2か所で行われ、住民ら総勢1000人が参加した。3月の東日本大震災や長野県北部地震の教訓から、家屋の倒壊やライフラインの停止などを想定した中で訓練を実施。参加者は本番さながらに訓練に臨んでいた。
 訓練は午前8時に牧区を震源と推定する強い地震が起こり、上越市内で震度6強を観測、その後も震度4の余震が断続的に発生しているとの想定で行われた。
 高士小学校を会場に行われた訓練では、近隣の住民のほか、市や消防など関係機関から約600人が参加。今年は3月の震災を受けて、水道、電気、電話などライフラインが使用不能になったとの想定で実践的な訓練を実施した。衛星電話のみの使用や、自家発電機による発電など災害発生時の不自由さを再現。また自衛隊や消防による倒壊家屋の救出訓練などが行われた。
 このほか市消防団による初期消火訓練のほか、応急救護手当などが行われ、参加者は真剣な表情で訓練に臨んだ。
 下曽根の保坂善夫町内会長は「3月の震災で住民の防災に対する意識が高まっている。今回の訓練を踏まえてこれまで行なってなかった防災訓練などを実施していきたい」と話した。
 市総合防災訓練は例年、防災の日(9月1日)の前後に行われていたが、昨年の訓練で猛暑の中、体調不良を訴える参加者が相次いだため、今年は10月下旬に移った。
写真=倒壊家屋の救出訓練を行う消防署員と自衛隊員