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ヤギとヒツジで除草試験

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 国土交通省高田河川国道事務所(小山浩徳所長)は16日、上越市内を流れる関川の今池橋左岸で、ヤギやヒツジによる本年度の除草試験を開始した。この取り組みは県立高田農業高校の協力を得て昨年に続いて実施。今年は期間や対象面積を広げて行われる。
 除草試験は公共事業削減の中、河川整備のコスト削減に期待されている。また近くの高田農高で飼っているヤギとヒツジを利用することで、高校生は生態系などを調べる。
 昨年は夏と秋に実施。夏は口蹄疫問題のため実働1日で終了した。秋はヤギ3頭とヒツジ2頭で堤防の30メートル×15メートルの柵の中で10日間行われ、機械除草と同じぐらいの効果があったという。
 今年はヤギとヒツジ各3頭で実施。堤防のほか河川敷も加えて24メートル四方の電気柵を二つ設置。ヒツジとヤギを分けて1日6時間柵の中に入れ、草を食べた量などを調べる。試験期間は来月1日まで約2週間となっている。
 この日はヤギとヒツジを「臨時職員」として迎える入所式が行われた。小山所長は「公共事業のコスト削減だけでなく、高校生の学習や小学生の総合学習などにつながってほしい」とあいさつ。ヤギとヒツジは早速柵の中に放たれた。
 高田農高の生物資源科畜産科学コースの3年、佐藤汐美さん(18)は「育てたヤギやヒツジが有効利用されるのはうれしい。河川の環境や動物の生態系の勉強になればいい」と話した。
写真=関川の除草を目的に「臨時職員」に任命されたヤギとヒツジ