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長野市と上越火力間で通電

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 中部電力上越火力発電所(上越市八千浦)と長野県側の変電所を結ぶ送電線が完成して長野側からの通電が始まったことを受けて、電気を受け入れる「受電式」が14日、同発電所で行われた。関係者が出席して今後の試運転や工事の安全などを祈願した。
 完成した送電線は長野市豊野の新北信変電所から同発電所まで62・7キロ。その間に建つ鉄塔は124基で電圧は27万5000ボルト。同発電所で発電した電力を長野県などの中部電力管内に送ることが目的だが、稼働までは長野県側から同発電所の事務所や工事現場などに電力が送られる。
 これまで同発電所の建設現場などでは東北電力から50ヘルツの電力を購入していたが、通電により中部電力の60ヘルツの電力を使用する。
 送電線が完成した8日から通電を開始しており、この日はあらためて受電式を実施。中部電力の社員や施工メーカーの担当者ら約90人が出席して神事などが執り行われた。「受電の儀」では中部電力の伴鋼造・火力部長らが長野から電気を受け入れる操作を行うと、出席者が拍手で祝った。
 上越火力発電所は中部電力にとって初めての供給エリア外の大規模電源。LNG(液化天然ガス)で発電し、来年7月には1号系列(出力119万キロワット)の一部が運転開始の予定。先立って今年10月上旬にはLNG船の初入港が予定されており、年内には試運転が予定されている。
 中部電力上越火力建設事務所の小島久幸所長は「60ヘルツの自社電源の受け入れを開始したことで今後は試運転が本格化する。引き続き無事故、無災害を継続して工程通り工事を進めたい」とコメントした。
写真=電気を受け入れる操作を行う中部電力の伴火力部長