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避難者を対象に医師会が無料健康診断

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 上越市春日野1の上越医師会館で29日、東京電力福島原発の事故で避難している人を対象とした無料の健康診断が行われた。上越、妙高両市内の施設に避難している人が、血圧などの検査をしたり、医師による診察を受けた。今日30日も行われ、2日間合わせて125人が受診する。
 東日本巨大地震や原発事故で避難所生活が2週間以上に及び、避難者の健康を心配した上越、妙高両市から「医療相談のようなものを行ってほしい」との要請が上越医師会にあった。医師会は「データを取った方が客観的にアドバイスできる」として、希望した避難者を対象に無料で健康診断を行うことを決めた。
 初日は午前32人、午後20人の計52人が受診。上越、妙高両市内の避難所からマイクロバスで医師会館を訪れた。医師会職員の説明を受けた後、血圧を測定したり、尿や血液、眼底の検査などを行い、最後の内科医による診察を受けた。
 妙高市の国立妙高青少年自然の家に避難している福島県いわき市の自営業、松原幸美(ゆきよし)さん(51)は「腎臓と肝臓が悪く、月1回、診察を受けて薬をもらっていた。そのため避難所に来て体調が心配だった。健康診断を親切に手際良くやって頂きありがたい」と感謝していた。
 今日30日も健康診断は行われ、午前と午後合わせて73人が受診予定。健康診断の結果は4月中旬ごろに出る見込みで、医師会は結果を受けて受診者に説明会を行うという。
写真=医師会の看護師が見守る中、血圧を測る避難者