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元気な声で「火の用心」 幼稚園児が防火パレード 秋の火災予防運動始まる

20171109防火パレード.jpg写真=元気な声で「火の用心」と呼び掛ける園児たち

上越市西城町3の聖公会紅葉幼稚園(伊藤幸雄園長)の園児たちが9日、同市大町4、5の朝市「四・九の市」会場と本町5丁目商店街で防火パレードを行った。園児たちは拍子木を手に通りを巡り、道行く市民に「火の用心」などと元気な声で火災予防を呼び掛けた。

防火パレードは、この日始まった秋の火災予防運動(〜15日)に合わせて実施。防火意識を高めてもらうために、上越南消防署や上越南防火管理者協会、危険物安全協会南支部など関係機関とで毎年行っている。

この日は、同幼稚園の年中、年長児38人がそろいの法被に身を包み、拍子木を打ちながら「火の用心、マッチ一本火事の元」「つけようね、みんなを守る住警器」と元気な声を出して商店街を練り歩いた。

園児たちに続いて消防関係者や寺町3丁目婦人会のメンバーなどが、防火のちらしを添えたポケットテッシュを配って歩いた。このほかけ上越忠義隊「んけんず」や、上越地域消防住警器キャラクター「ジュウケイレンジャー」などのゆるキャラも応援に駆け付け、パレードを盛り上げた。

パレードに参加した加藤雪乃ちゃん(5)は「(拍子木を)カチカチ叩いて大きな声で火の用心が言えました。火事にならないように家でも言いたいです」と話していた。

上越南消防署の小林亨署長は「全ての住宅に火災警報器(住警器)が取り付けられることを目指している。暖房器具を使う季節になってきたので注意してほしい」と呼び掛けた。

地域の競技力向上へ 春日サッカーコミュニティと上越高 相互協力のため提携結ぶ

20171107上越高校.jpg写真=提携を結んだ上越高校と春日サッカーコミュニティ。左から若山校長、藤川監督、米田代表、春日の大野実智男副理事長

上越市春日山地区で小中学生のサッカークラブを運営するNPO法人春日サッカーコミュニティ(米田知弘代表)と、サッカー部の強化を進める私立上越高校(若山宏校長)は6日、上越地域での競技力向上などを目的に、相互協力の協定を結んだ。今後は人材を派遣し合ったり、練習場所を提供するなどして、小学生から高校生までの選手の連携強化を図る。

上越地域のサッカーを取り巻く現状は、地元で育った優秀な選手が中学卒業後に下越などの強豪校に進学することで人材が流出しているほか、芝生の練習場が少ない、指導者が不足しているなどの課題があり、同法人は以前から解決策を模索していた。

一方で、上越高校は2年前に人工芝のグラウンドと屋内練習場を整備。サッカー部の監督には元Jリーガーの藤川祐司さん(30)を招き、、チーム強化に努めている。今秋の全国高校選手権県大会では強豪校から勝利を挙げ、ベスト32に進出した。

同NPOは「上越高校は熱心にサッカーに取り組んでいる」として、今春から相互協力のための提携を打診。同校の練習場を共有したり、中学生が高校の練習に参加できるようにすることなどを申し入れ、快諾された。上越高校としては、優秀な選手を発掘し、同校への進学という選択肢を早めに提示することで、人材の流出を抑えてチーム強化につなげることができる。練習試合などの際には、互いの選手をスタッフとして派遣し合うことも提携の内容に盛り込まれている。

この日は米田代表と若山校長が同校で協定書を交わした。

米田代表は「下の世代から高校までの一体感が生まれるはず。地域のスポーツ振興を担いたい」。藤川監督は「指導方法やチームビルディングを共有し、同じ方向性で行けば大きなことができるはず。県内サッカーの中心は新潟市にあるが、上越に引っ張ってきたい」と話していた。

融合する「色」の世界 ギャラリー祥 森本さんと解良さん2人展

20171103ギャラリー祥二人展.jpg写真=2人展を開いている森本さん(右)と解良さん

上越市本町5のギャラリー祥(久保田祥子オーナー)で11日まで、同市滝寺の森本昇さん(60)と燕市国上の解良正敏さん(63)による2人展「色釉と色絵」が開かれている。それぞれ特徴の違う2人の作家が「色」をテーマに、普段使いの食器や花器、茶器など合わせて約150点を出展している。入場無料。

県伝統工芸展がきっかけで知り合った2人は、今までにグループ展での共演はあったが、2人展は初めて。森本さんは色絵を施して焼いたカラフルな器などを、解良さんは器に透明釉を塗り、その上から色釉を流すように重ねて、揺らめきや浮流する色彩が特徴の「三彩」を出展している。

作風の異なる2人だが「それによって融合し合う」と解説。「普段使いのものが多いので、手に取って触れてみて、実際に使ってもらいたい」と話している。

時間は午前10時30分から午後6時30分まで。日曜は午後6時まで。6日は休廊。

冬場の生活道路確保へ 消雪パイプの点検作業 降雪前までに完了予定

20171106消雪パイプ.jpg写真=消雪パイプの点検をする作業員

本格的な降雪期を前に、上越市内各地の県道などで消雪パイプの点検作業が行われている。6日には、市道での作業が始まり、作業員は南城町1地内の消雪パイプの水量を調節したり、砂利や泥などを取り除いていった。

消雪パイプの点検作業は、市内の建設業者が担当している。1日から県道で、6日からは市道で作業を開始。降雪期前に市内全ての県道と市道での作業を完了する予定。

6日には、興和(同市藤野新田)の作業員10人が、南城町1の市道、春尾橋線の約76㍍の区間で、ドライバーなどを使って消雪パイプの詰まりを取ったり、全てのパイプから均一の量の水が出るよう調整した。同日は南城町1地内の県道上越大通り線と青柳高田線の計1153㍍でも作業を実施し、行き交う車に注意しながら水の出を見て回っていた。

作業を担当した村松賢一さんは「点検作業中の事故に気を付けながら、雪が降るまでに作業を終わらせたい」と話していた。

新潟地方気象台の今月から来年1月までの3か月予報によると、北陸地方の気温と降水量はほぼ平年並みとなっている。

難病抱えた半生書籍に 中央3の長谷川清さん 会社経営や地域貢献など

【何もない日1面】20171103書籍.jpg写真=自身初の書籍「砂の上を歩く 難病とともに七九年を生きて」を手にする長谷川さん

難病の脊髄性筋萎縮症を抱える上越市中央3の長谷川清さん(79)がこのほど、自身の半生をまとめた書籍「砂の上を歩く 難病とともに七九年を生きて」を出版した。自身が創業した2つの会社を経営しつつ、地域貢献活動に励んできた自身の生き方をつづった。

長谷川さんは7歳の時に体幹や四肢の筋萎縮、筋力の低下などを引き起こす脊髄性筋萎縮症と診断された。以降はこの難病を抱えながらも、家電修理などのハセガワ電化(同市五智1)やプロパン販売などの長谷川商会(同市中央3)などを創業。症状は徐々に進行し、50歳の頃から車いすで生活している。事業のほか、考え方や生き方を学んでもらおうと、地元の小中学生の前で講演を行うなどしてきた。

書籍では、決断したことを思ったように行動に移せない、まさに「砂地を歩く」ような身体に対する歯がゆさ、悔しさなどをありのままにつづっている。「企業は人によって支えられて発展していく」という信念を貫き、人の心をつかみ、家庭的な温かみのある職場作りを心掛けた自身の経営論を取り上げ、書籍にまとめた。

また、66歳の頃に母校の直江津中学校で「努力して頑張ることの大切さ」について講演したことなど、地域での貢献活動についても紹介している。

現在は四肢を自由に動かすことができないため、書籍の出版にあたり、長谷川さんの元主治医の妻で、柏崎市在住の田中美緒さん(38)がボランティアで協力。約1年をかけて長谷川さんの言葉を聞き書きした。

3日には、上越市中央1のホテルセンチュリーイカヤで出版記念会も開かれ、長谷川さんの家族や友人らが祝福に駆け付けた。

長谷川さんは「この本を病気と闘っている人に読んでもらって、勇気を与えたい」と話している。

書籍はA5判変形100ページ。ハセガワ電化、長谷川商会、同市中央2のリアルエステイトゼストなどで取り扱っている。1冊1200円。

問い合わせはリアルエステイトゼスト保坂清美さん543・8358。

180点が華やかに 上越菊まつり 9日まで観光物産センターで開催

20171102菊まつり.jpg写真=180点の作品が並ぶ会場

「第13回上越菊まつり」が9日まで、上越市藤野新田の上越観光物産センターで開かれている。今年は「大菊の部」と「小菊・数咲の部」に約180点の力作が寄せられ、会場内に所狭しと並べられている。入場無料。

菊愛好者で構成されている「菊まつり実行委員会」(森山志津夫会長)が毎年実施している。森山会長が審査員を務めた。

今年は7点が金賞を受賞。このうち上越市長賞には関武夫さん、上越観光コンベンション協会会長賞には太田喜一さん、上越菊まつり実行委員会会長賞には山本静司さんの作品がそれぞれ選ばれた。

会場には「大菊の部」の三本立や福助や切花、「小菊・数咲の部」の盆栽菊などが並んでいる。会場を訪れた人たちは、作品一つずつ鑑賞しながら、写真を撮るなどしていた。

森山会長は「9、10月に雨が続いたが、比較的良い作品がそろっている。ぜひ多くの方に見に来てもらえたら」。

時間は午前9時〜午後5時まで。最終日の9日午前10時30分からは表彰式が開かれる。

日本酒で新潟をPR JR東日本新潟支社など 君の井酒造で仕込みに挑戦

20171101新潟しゅぽっぽ.jpg写真=材料をかき混ぜる「かい入れ」に挑戦した

JR東日本新潟支社などは、地元の市民団体や酒販店などと協力してオリジナルの日本酒を製造し、新潟の魅力を発信する事業に取り組んでいる。1日には、妙高市下町の君の井酒造で酒の仕込み作業を実施。プロジェクトのメンバー13人が参加し、酒米を蒸したり、材料をかき混ぜる作業に挑戦した。

新潟市は2014年、「大規模農業の改革拠点」として、農業の規制緩和の対象となる「国家戦略特区」に指定された。これを受けJR東日本は昨年、地元の農家と共に特別農業法人「JR新潟ファーム」(片野秀雄社長)を設立。オリジナルの純米吟醸酒「新潟しゅぽっぽ」を製造して新潟をピーアールしようと、日本酒の愛好団体や酒販店などと「地域連携プロジェクト」を立ち上げた。昨年は新潟市の2つの酒蔵から協力を得て日本酒を完成させた。

今年は、上越から下越までの4つの酒蔵で日本酒を製造することになった。上越地区では、創業175年の君の井酒造が選ばれた。

この日の作業には、プロジェクトのメンバー13人が参加。同ファームが5月から育ててきた酒米「五百万石」を機械で蒸し、こうじや酒母などと共に発酵用のタンクに入れて、棒を使ってかき混ぜる「かい入れ」を行った。メンバーらは「重くてかき混ぜづらい」などと話しながら、1人ずつ交代で作業に挑戦していた。

今後は11月下旬まで発酵させ、12月16日に今年の純米吟醸酒「新潟しゅぽっぽ」として発売する予定。県内4つの酒蔵で同じ酒米を使用しているが、君の井酒造は「妙高山の雪解け水などを含んだ井戸水を使用しているので、(君の井酒造で作ったものは)甘みが出るはず。それぞれの酒蔵の特徴が出るのではないか」と話す。アルコール度数は15・5〜16・5%を予定している。上越地区では、高田駅や上越妙高駅の「ニューデイズ」で販売される予定。価格は未定。

JR東日本新潟支社の中野博事業部長は「日本酒を作る工程の奥深さを感じることができた。(日本酒を通じて)首都圏で新潟の魅力を発信していきたい」と話していた。

郷土愛の熱い思い伝える 付属中3年の大野尚子さん 英語弁論で全国大会へ

20171028大野さん英語弁論大会で優秀賞.jpg写真=優秀賞を受賞し、全国大会に出場する大野さん

上越市本町4のステップワールド英語スクール春陽館高田教室(熊田僚己代表)に通う、上越教育大学付属中3年の大野尚子さん(15)が、11月22~24日に東京都で開かれる「高円宮杯全日本中学生英語弁論大会」に県代表として出場する。

新潟市で9月29日に開かれた新潟地区予選には県内の38人が出場。全国大会に出場できるのは上位3人で、大野さんは惜しくも最優秀賞には届かなかったが、優秀賞の一人に選ばれた。

大会は、5分の制限時間内に自由なテーマで英語のスピーチを行うもの。大野さんは「雁木がつくる繋がり」をテーマに、幼い頃に体験した雪を通しての人との繋がり、町家や雁木の歴史と伝統を守りたいという思いを、ジェスチャーや豊かな表情でスピーチした。

小学2年から同教室に通っている大野さん。中学1年の春休みには、アメリカのラスベガスで1週間ほどのホームステイを経験した。現地では教科書には載っていない話し方などを学び、より興味が深まった。

練習は今年の7月から取り組んできた。同教室の講師を務める柴山由貴子さんと共に、発音やジェスチャーなどの表現に注意し、スピーチの技術を高めてきた。自宅でも鏡の前での発声や、動画撮影などで表情を確認するなど、毎日30分以上の練習で大会に備えたという。

大野さんは「ファイナリストを目標に、雁木を残してほしいという思いが伝わるようにスピーチしたい」と意気込んでいる。練習を見守ってきた柴山さんは「郷土愛の熱い思いを楽しんでスピーチしてほしい」と話していた。

落慶法要で完成を祝う 三和区の延寿寺 全焼の本堂を再建

落慶法要.JPG写真=完成した本堂で行われた落慶法要

3年前の火災で全焼した上越市三和区島倉の真宗大谷派、延寿寺(鷲嶺紀文住職)の本堂が再建され29日、落慶法要と記念式典が執り行われた。関係者130人が参列した。

完成した本堂は渡り廊下を含め、約188平方㍍。伝統工法による純和風木造建築で、地元の杉材をふんだんに使っている。総工費は仏具などを含め、約1億4000万円。本尊も焼失したため、廃寺となった同市浦川原区の寺の本尊を譲り受けた。

2015年3月に本堂再建委員会を設置し、倉石辰一委員長を中心に、基本計画の策定や業者の選定を進めた。本契約の後、同年8月に起工式を行い、16年6月に上棟式、同12月までに建築工事を完了した。

落慶法要を前に本堂内で稚児行列が行われ、きらびやかな衣装をまとった稚児21人がねり歩き、本尊に小さな手を合わせた。厳かな落慶法要に続き、高岡教区大福寺の太田浩史住職が記念法話をした。

鷲嶺住職(77)は「再建できるか思案したことがあったが、門徒や地域の方の後押しでここまできた。ただ、感謝しかない」と話していた。

折り紙20万枚のモザイク画 上越市立城北中 ビッグアートで合唱祭盛り上げ

20171028ビッグアート.jpg写真=全校生徒が協力して、1.5㌢四方の折り紙20万枚を貼り付けて制作した、縦5㍍、横8㍍のビッグアート

上越市立城北中学校(小林晃彦校長・433人)で28日、合唱祭に合わせて制作したビッグアートがお披露目された。全校生徒や制作に協力した保護者らの前に、小さく切った折り紙約20万枚を使った縦5㍍、横8㍍の作品が姿を現すと、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

ビッグアート制作は、全校生徒が心を一つに協力し、最高の合唱にしようと5年前から行っている。今年は白井由美子教諭が原画を担当し、校内のイベントや活躍した部活動などを描いた。

作品は約1か月前から26人のビッグアート実行委員が中心となり準備を進め、保護者や卒業生、地域住民らも協力した。一人1枚ずつ配られたB4サイズの紙に、1・5㌢四方の折り紙を原画を参考にしながら貼り付けていった。その後全ての紙をつなぎ合わせて作品を完成させた。

この日の合唱祭には保護者や地域住民らを含めて約200人が訪れた。開会式でビッグアートがお披露目されると、驚きの声とともに大きな拍手が沸き起こった。生徒は思いの詰まった作品を背に奇麗な歌声を披露した。

ビッグアート実行委員の末武涼香さん(3年)は「折り紙を約20万枚切り出す作業が一番大変だった。生徒全員ですてきな作品ができて良かったし、皆さんから拍手をもらえて嬉しかった」と話していた。