13師団長として赴任 秋山好古が高田にゆかり
上越市の観光を盛り上げたNHK大河ドラマ「天地人」が11月末に終わり、ドラマ「坂の上の雲」が始まった。主人公の一人「日本騎兵の父」秋山好古は、現・上越市にあった大日本帝国陸軍高田第13師団の四代目師団長を務めていた。同市の南城3の陸上自衛隊高田駐屯地内の郷土記念館には、好古ゆかりの写真帳があるほか、大町2には旧師団長官舎もあり、注目を集めそうだ。
坂の上の雲は司馬遼太郎の原作を映像化した壮大なスケールのドラマで、好古の弟で日露戦争で日本海海戦を勝利に導いた海軍軍人、秋山真之、同郷の文人、正岡子規を軸に明治期を生きた人々の姿を出演者が熱演している。
好古は1856年、伊予松山城下(愛媛県松山市)に生まれ。大日本帝国陸軍の軍人で「日本騎兵の父」と呼ばれる。日露戦争(1904年)では、当時最強とうたわれたコサック騎兵と互角に戦った。
高田第13師団には1913年1月、三代目師団長・長岡外史の後任として着任した。同年1月27日付の高田日報2面には「新師団長の視察」の見出しがあり、「28日から高田に赴任する好古は高田屯在部隊をはじめ小千谷などの各隊を巡視する予定」などと掲載されている。翌28日付2面には「迎 秋山中将」「新師団長本日来任」「師団長歓迎会」「新師団長の初検閲」と、好古に関する数々の記事が掲載され、当時の人々の関心の高さをうかがわせる。
着任の2か月後、第13師団は2年間の満州守備の任につくことになり、好古が高田にいた期間は約2か月だったとみられる。
高田駐屯地の郷土記念館は、第13師団に赴任したころの好古の写真が載っている「第13師団満州駐剳記念写真帖」、好古の書の写真が載る「満州土産写真帖」を所有する。また、同館には長岡外史の直筆の手紙も展示。ゆかりの品々は、歴史ロマンの世界へといざなう。郷土記念館は平日に見学が可能。事前に電話で問い合わせる。電話は523・5117(内線206)。
また前任の長岡外史が1910年に建てた旧師団長官舎も当時に近い形で大町2に移築・復元され、一般公開されている。入館料無料。問い合わせは526・5903。
=写真=高田駐屯地内の郷土記念館に保存されている好古ゆかりの写真帳







1 COMMENT
明治当時、高田公園の野球場と陸上競技場のあたりは馬事訓練場だったようですが、当時の師団長宅の存在した場所からその馬場はどのような眺めだったのでしょうか。。
今の師団長宅の保管場所は奥まっていて馬場を眺めやることはかなわぬことですが、当時どうであったか、興味が尽きないところです。
コメントをどうぞ